2015年11月28日更新

【獣医師監修】犬はスイカを食べても大丈夫?犬にスイカをあげる場合の注意点と簡単レシピ

夏の果物の代表格と言ったらスイカでしょう。冷やしたスイカにかぶりつくと暑さも吹っ飛んでしまいそうです。犬にもスイカ好きは結構多いようですが、犬はスイカを食べても良いのでしょうか?今回は犬とスイカについてご紹介しましょう。

犬はスイカを食べても健康上は問題ない

スイカには炭水化物のほか、ビタミンA、C、カリウム、マグネシウム、モリブデンなどが含まれていますが、いずれも犬に悪い影響のある栄養分ではありませんので食べさせても健康上の問題ありません。

スイカはその95%が水分ですので散歩の後などの水分補給にはちょうど良いでしょう。また、体を冷やす作用もありますので夏バテ防止にも効果があると思われます。甘みがあるため好んで食べる犬も多いようです。

スイカを食べるとどんな効用があるの?

Cute puppy of pomeranian standing with two legs on white backgro

ビタミンが犬を元気に

犬は体内でビタミンCを生成することができます。そのため、犬に食事などからビタミンCを摂取させる必要はないと言われてきました。しかしながら、高齢犬や病気になった犬は通常よりも多くのビタミンCを必要としますので、食事で与えることは必ずしも無駄とは言えません。

さらにビタミンAは特に皮膚を健康に保つのに役立ち、抗酸化作用もありますので老化防止にも良いでしょう。ビタミンAには公害や化学物質によるダメージから体を守る効果もあると報告されていますので車の多い道を散歩する犬にとっては健康維持に大切な栄養素です。

リコピンが活性酸素から体を守る

リコピンというとトマトのイメージですが、実はスイカにも含まれています。スイカの赤い色はリコピンが作り出す色なのです。リコピンには抗酸化作用がありますので老化防止の効果があります。

カリウムで脱水の解消や疲労回復を

脱水とは体が水分不足に陥ってしまっている状態で、体から水分が多く失われる夏に多く発生します。脱水のときには、実は水分と一緒にカリウムも失われています。脱水を解消するには水分補給のみならずカリウムなどの電解質の補給が必須です。スイカにはカリウムが含まれていますので夏の散歩後のおやつとしてはぴったりでしょう。

シトルリンが血流を改善する

スイカにはシトルリンというアミノ酸が含まれています。シトルリンには血管を若返らせて血流を良くすると言われています。シトルリンは果実の赤い部分より白い部分に多く含まれていますので、こちらも合わせて食べさせてあげると良いでしょう。

スイカを犬にあげる時に注意したいこと

どんな食材でも同じですが、食べさせ過ぎには注意が必要です。
暑いと犬はスイカをあっという間にたくさん食べてしまいますが、あまり大量にあげるとお腹を壊す可能性もありますので注意が必要です。
特に冷やしたスイカは与えないようにしましょう

またスイカの皮や種は消化が良くないので、胃腸に負担になる場合があります。種は消化されずに便と一緒に体外に排出されますが、できればあらかじめ取り除いておきましょう。

スイカを使った手作りメニュー

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スイカには調理バリエーションはあまり多くありませんので、そのまま食べさせる人が多いのではないでしょうか。ただ、シトルリンが含まれるスイカの白い部分は甘みが少なく犬にあまり好まれないかもしれません。そのような場合は、白い部分は捨てずには手作りメニューの材料に使ってみても良いかもしれません。

スイカのもつ力を犬の健康に活かそう

果物のパワーは産地や季節と密接に関係しています。暑い地域、暑い季節にできる果物には体を冷やす働きがあることが多いのです。夏に実るスイカには体を冷やし、カリウムを補給する効果があるなど夏バテに最適な食べ物です。スイカを上手に取り入れれば犬の夏バテを防ぐことができるでしょう。

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