2017年7月1日更新

【獣医師監修】犬はトマトを食べても大丈夫?犬にトマトをあげる場合の注意点と簡単レシピ

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抗酸化作用があるリコピンがたくさん含まれていることで健康に良いと注目されるようになったトマト。生でも火を加えても美味しい野菜の代表格ですが、人間と同じように犬にも食べさせて良いのでしょうか?今回は犬にトマトを食べさせても良いかどうかについて調べてみました。

 

トマトは犬に与えても問題はない

赤く完熟したトマトにはビタミン、カリウム、モリブデン、リコピンなどが含まれていますが、これらの栄養素は犬にとって健康を維持するために必要な栄養素です。このことから犬にトマトを与えても問題はないと考えてよいでしょう。

特にリコピンは今、健康成分として注目され人間用にはサプリメントとしても登場しています。ドッグフードには配合されていない成分ですので自然の食材から摂取すると良いでしょう。

トマトを食べるとどんなメリットがあるの?

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リコピンが活性酸素を除去する

トマトに含まれるリコピンはカロテノイドの一種で脂溶性の赤い色素です。トマトのほかにスイカにも含まれています。カロテノイドは体の老化を早める活性酸素を除去する抗酸化作用で知られています。

カロテノイドの抗酸化作用はビタミンEの100倍とも言われていますので犬の老化防止効果も期待できるでしょう。

ビタミン、ミネラルが豊富

トマトにはビタミンC、E、A、葉酸などがバランスよく含まれています。またカリウム、モリブデン、銅などのミネラルも豊富です。

ビタミンやミネラルは犬の体の健康維持には欠かせない栄養分ですので犬が摂取するのは悪いことではありません。

 

トマトを食べさせる時の注意

飼い主さんが家庭菜園を趣味にでもしていない限りほとんど心配はありませんが、青いトマトにはトマチンと呼ばれる有毒な成分が含まれています。じゃがいもの芽に毒があることは知られていますが、トマチンはじゃがいもの芽の毒と同じアルカノイドという成分で、本来、植物が自らを守る天然の農薬のようなものだと言われています。

トマチンは青い実に含まれ、完熟して赤い実になると1/1000程度にまで減っていきます。毒の致死量は人間でもトマト20個と言われていますので現実的にはトマチンで亡くなることはないでしょうが、中毒になるケースはありますので注意が必要です。

トマトは手作りした方がリコピンの吸収は良い

トマトのリコピンは脂溶性ですので、生のまま食べるよりは熱を加えたり、油と一緒に摂取した方が吸収されやすいと言われています。犬にトマトを食べさせる場合は手作りメニューに取り入れると上手くリコピンを摂取できるでしょう。

肉と一緒に煮込んだり、スープにしたりすれば抗酸化成分リコピンを効率的に摂取することができますし、同時に水分を摂取することもできるでしょう。

関連するレシピ

 

トマトは適度に取り入れて

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もともと犬は野菜を食べて生きてきたわけではありませんので犬に野菜を与える必要はありません。しかしながら市販のドッグフードのみの食事ですと食事が単調になる可能性があります。トマトもたまには犬のメニューに取り入れて食事に彩を与えてあげると良いでしょう。

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