2015年12月9日更新

【獣医師監修】犬はとうもろこしを食べても大丈夫?犬にとうもろこしをあげる場合の注意点と簡単レシピ

甘みがあって焼いても茹でても美味しいとうもろこし。両端を持ってかぶりつくと一層味わい深い気がします。かぶりつくと言えば、犬もとうもろこしが好きです。しかしながら、犬はそもそもとうもろこしを食べても良いのでしょうか?今回は犬にとうもろこしを与えてよいのかどうかについて調べてみました。

犬はとうもろこしを食べても大丈夫

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生のとうもろこしとドッグフードに入っているとうもろこしは違う

私たちがよく食べる黄色いとうもろこしはスイートコーンと呼ばれる品種。スイートコーンの黄色い実はまだ完熟していない状態で、日本標準商品分類によれば、この状態で食べるとうもろこしは野菜に分類されています。これに対して完熟してから粉として使われるデントコーン、フリントコーンなどのとうもろこしは穀物に分類されています。

ドライタイプのドッグフードにはとうもろこし(グレイン・穀類)の入ったタイプがありますが、ドッグフードに入っているのは完熟し穀類として扱われるとうもろこし。最近ではこのとうもろこしが犬本来の食べ物と違って消化に悪いと言われるようになっていますが、今回栄養についてご紹介するスイートコーンは野菜の方です。ドッグフードに入っているとうもろこしとは違うことをあらかじめ知っておいてください。

野菜のとうもろこしは少しであれば犬に◎

野菜のとうもろこしの主成分は炭水化物。ビタミンではビタミンB1、B6 、ナイアシン、葉酸、パントテン酸が多く含まれ、ビタミンC、Eなどもバランス良く含まれています。ミネラルではモリブデンが豊富で、カリウム、マグネシウム、銅、リンなどが含まれています。いずれも犬の健康を害する栄養分ではありませんので、摂取すること自体に問題ありません。

ただし、どんな食品でも同じですが食べさせ過ぎには注意が必要です。とうもろこしは食物繊維も豊富ですが消化が良いわけではありませんので、食べさせ方に工夫が必要でしょう。

とうもろこしを食べるとどんな効用があるの?

葉酸たっぷりで若い犬、妊娠している犬には嬉しい

とうもろこしの栄養特徴のひとつは葉酸がたくさん含まれていることでしょう。葉酸はもともとビタミンB10、ビタミンB11と呼ばれていましたが後に葉酸と名付けられました。

葉酸には細胞の分裂や成長、DNAの形成を助ける働きがありますので赤ちゃんが体の中で育っている妊婦さんが摂るべき栄養分と言われています。犬の場合も成長期の若い犬や妊娠している犬にとっては特に大切といえるでしょう。

カリウムが豊富で脱水時には特にオススメ

とうもろこしにはカリウムが多く含まれています。カリウムは細胞内を満たす液の中に多く存在していて、細胞と細胞の間の水分(細胞外液)にあるナトリウムとバランスをとりながら代謝活動や神経活動などさまざまな生体機能を支えています。

カリウムが不足すると脱力、神経過敏、不整脈などを発症する可能性がありますので必要量を正しく摂取しておきたい栄養です。特に脱水時は水分と一緒にカリウムも不足しがちなのでとうもろこしを適量食べさせると良いでしょう。

ナイアシンは元気を作る影武者

ナイアシンはあまり知られていないビタミンですが、細胞のエネルギー生成に必要なだけでなく、さまざまな酵素が働く際に必ず必要とされる栄養素です。地味な存在ですがビタミンB群の10倍~20倍の量が必要だと言われています。

ナイアシンは肉や魚に多く含まれていますので、とうもろこしから摂る必要はありませんが、とうもろこしは野菜の中ではナイアシンが多いと覚えておきましょう。

食物繊維が豊富で便秘予防に

とうもろこしの皮には食物繊維のセルロースがたくさん含まれています。セルロースは腸の中を掃除し、便秘を防いでくれるありがたい栄養分。工夫して摂取すれば犬の整腸に役立ちます。

とうもろこしを犬にあげる時に注意したいこと

とうもろこしの黄色い部分は種ですので皮が硬めです。犬にとってはそんなに消化が良いとは言えませんので、食べさせる際には工夫が必要でしょう。量をコントロールするのはもちろんのこと、擦って食べさせた方が消化には良いでしょう。

また、とうもろこしの芯はうっかり飲み込んでしまうと喉や腸に詰まってしまう危険性があります。とうもろこしをあげる場合は丸ごと与えることは絶対にしないで、コーンの部分だけを与えるようにした方が良いでしょう。

とうもろこしを食べさせるなら手作りメニューがオススメ

とうもろこしはそのままでは硬いので、芯からコーンの部分だけをはずして茹でるか擦り潰して与えるのが鉄則です。せっかくであれば、手作りメニューにトッピングしたり、肉に混ぜたりして与えるといいでしょう。

手づくりメニューにすれば与え過ぎを防ぐこともできますし、彩りがきれいなので何より手作り食を作る飼い主さんも楽しい気分になれそうです。

とうもろこしは適量をうまく取り入れて

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栄養もあり甘くて美味しいとうもろこし。消化に良くなるようにひと手間加え、量をコントロースすれば犬に与えても問題はありません。犬がとうもろこしを好んで食べるなら上手に犬の食に取り入れてよろこばせてあげましょう。

ペット生活 獣医師



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