2015年12月10日更新

【獣医師監修】犬は枝豆を食べても大丈夫?犬に枝豆をあげる場合の注意点と簡単レシピ

ビールのおつまみとして不動の地位に君臨する枝豆。枝豆をおつまみに飲んでいたら、犬が来て枝豆をおねだり。こんな時、犬に枝豆をあげてもよいのでしょうか。今回は犬に枝豆を与えても良いのかどうかについて調べてみました。

犬に枝豆をあげても大丈夫

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枝豆は実は大豆の未熟な状態。完熟していない緑の状態で取る大豆を枝豆と呼んでいます。豆と野菜の中間に位置するため非常に栄養が豊富。タンパク質、脂質を中心に、ビタミンK、B1、葉酸、ビタミンCなどのビタミンがたくさん含まれていますし、カリウム、鉄、銅、マグネシウム、モリブデンなどのミネラルの量も食材の中でもトップクラスです。

タンパク質は犬が本来必要としている栄養素ですし、ビタミンやミネラルも犬にとって大切な栄養素ですので犬に与えても問題はありません。

枝豆を食べるとどんな効用があるの?

ビタミンKで丈夫な骨を目指す

枝豆にはビタミンKが豊富です。ビタミンKは骨粗しょう症の治療にも処方されるビタミンで骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きがあります。また、出血時に血を凝固させる働きにも関与していると言われています。地味な存在ではありますが外を走り回る犬にとっては必要な栄養分と言えるでしょう。

ビタミンCの抗酸化パワーで老化防止に

枝豆にはビタミンCがたくさん含まれています。犬は体内でビタミンCを生成することができますが、ストレス下にあったり病気で薬を長期間服用していたりする場合は、より多くのビタミンCが必要となり食べ物からも摂取する必要があります。また、ビタミンCには抗酸化作用がありますので老化防止に役立ちます。

カリウムが脱水から犬を救う

枝豆にはカリウムがたくさん含まれています。カリウムは細胞内に多く存在していて細胞内外の浸透圧を調節する働きをしています。脱水時にはこのカリウムも一緒に体から失われてしまうため、水分と一緒に摂取する必要があると言われています。

鉄分が貧血を防ぎ筋肉をサポート

鉄分は赤血球のヘモグロビンを構成する元素として血液中にその多くが存在しています。ヘモグロビンは肺で酸素を受け取り体中の組織に酸素を送る役割をしています。そのため、鉄分は生きていく上で欠かせない栄養素です。

また鉄分は肝臓で行われている解毒反応を仲介する酵素をサポートする役割も担っていますので一定量を常に摂る必要があるのです。枝豆には鉄分が豊富に含まれていますので鉄分摂取に適した食材といえるでしょう

枝豆を犬にあげる時に注意したいこと

枝豆はタンパク質なので犬は問題なく消化できると思われがちですが、食物繊維が多く肉のように楽に消化できるわけではありません。食べさせる場合は殻から出し、茹でてからあげると良いでしょう。できれば潰して与えると胃腸に負担がかかりません。茹でる時には塩などは一切使用しないこと。ビールのおつまみの枝豆は塩茹でしてあるはずですので、おつまみの枝豆は与えないようにしましょう。

また、枝豆は大豆ですから大豆アレルギーには気をつける必要があります。枝豆を与える際には最初は少しずつ与えるようにし、食べた後の犬の様子に変化が起きないかどうかを観察することが大切です。

枝豆を使ったオススメ手作りメニュー

枝豆はタンパク質豊富ですので犬の健康のためには良く思えますが、植物性のタンパク質は肉と違って消化吸収にしくいのが難点です。

与える場合は手作りメニューのトッピング程度にしましょう。茹でて殻から出し、潰してごはんに混ぜる程度なら食べさせ過ぎることもなく、枝豆の栄養分が犬の健康にプラスに働くでしょう。

関連するレシピ

犬に枝豆をあげる場合は工夫と知恵が必要

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枝豆は栄養豊富ですが、そのままだと消化されづらく、そのまま排出されてしまうこともあります。ひと手間加えて手作りメニューに加えてあげるのがオススメです。犬用に枝豆を茹でる時は塩を使わずに…という鉄則も覚えておきましょう。

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