2016年5月13日更新

【獣医師監修】猫はお刺身を食べても大丈夫?食べ過ぎはマイナスになるので与える場合は少しだけに

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新鮮で美味しいお刺身。人間が食べている時に愛猫にねだられて一切れ上げたり、猫の誕生日やご褒美にお刺身を買ってあげる飼い主さんもいるのではないでしょうか。ところが意外なことにお刺身は猫にとって100%オススメできる食材ではありません。お刺身を猫のごはんのメインにしてしまうと健康を害する可能性もあるのです。今回は猫にお刺身がどう影響するのかを調べてみました。

 

猫にお刺身をあげるなら、ほんの少しに

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お刺身の種類にもよりますが、実はお刺身を与え過ぎると猫の健康を害することがあります。

生の魚が好きな猫も多く、海辺の猫は生魚を食べて元気に過ごしているように見えるので、にわかには信じられないかもしれませんがそれにはいくつか理由があります。

青魚は食べ過ぎるとイエローファットになる恐れがある

アジやイワシなど背の青い魚にはDHA、EPAなどの不飽和脂肪酸がたくさん含まれています。不飽和脂肪酸は適量であれば血中コレステロールを減らしたり認知症の予防にもなると言われていますが、大量に食べてしまうと脂肪を酸化し炎症を引き起こす、イエローファットという病気になることもあります。

生の魚を食べ過ぎるとビタミンB1不足になる可能性がある

生の魚、特に淡水魚にはチアミナーゼと呼ばれる酵素が含まれています。この酵素にはビタミンB1を壊す働きがあり、食べ過ぎるとビタミンB1欠乏症になることがあります。猫は大量のビタミンB1を必要とする動物ですのでビタミンB1欠乏症は深刻な症状を引き起こします。チアミナーゼは魚以外にもイカ、タコ、貝、甲殻類に多く含まれています。

お刺身は少しであれば食べても体調を崩すまでには至りませんが、お刺身を主食にしたり日常的に与えたりするのは良くありません。お刺身を与えるならおやつ程度にしておきましょう。

お刺身を食べ過ぎるとどんな症状を起こすの?

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青魚を食べ過ぎるとビタミンE不足になり、イエローファットを誘発します。イエローファットとは酸化された皮下脂肪が原因で炎症が起きる病気で、下腹部などにしこりができたり、発熱などの症状が表れます。

また、チアミナーゼによりビタミンB1不足になると運動障害や知覚過敏などの症状が表れると言われています。いずれも、病状が進行すると深刻な事態になりますので、お刺身のあげ過ぎには注意が必要です

 

お刺身を猫にあげる時に注意したいこと

お刺身は食べ過ぎると良くないだけでなく、お刺身に味をしめて他のごはんを食べなくなることが心配です。どうしてもお刺身をあげたい場合は、たまにあげるおやつ程度に留めておきましょう。また、青魚の中でもサバはイエローファットを引き起こしやすい魚ですので、避けた方が良いでしょう。与えるならば、青魚よりは白身の魚の方が良いかもしれません。

刺身は猫の好物という思い込みは危険

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多くの飼い主さんは、お刺身が猫の健康を害する可能性があることを知らないのではないでしょうか。少しであればお刺身を食べても症状が出ることはありませんが、積み重なれば重篤な病気を引き起こすこともあります。良かれと思ってあげていたお刺身が愛猫を病気にしていたとしたら悲しいこと。猫の飼い主さんはしっかりした知識をもって猫の食事をコントロールすることが大切です。

 
 

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