2016年3月18日更新

【獣医師監修】猫の副鼻腔炎〜原因・症状と対策

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猫の副鼻腔炎とは猫の鼻の奥にある空洞の部分(副鼻腔)が炎症を起こしている状態のことを指します。副鼻腔炎が重症化してしまうと呼吸困難などに発展してしまうことがあるので軽視してはいけません。副鼻腔炎は明らかな症状が出ることが多いのでしっかりと飼い猫を観察していれば十分に副鼻腔炎を見抜けます。猫の副鼻腔炎の原因や症状、対策についてご紹介していきます。

 

猫の副鼻腔炎の原因

猫の副鼻腔炎を引き起こす主な原因は鼻炎です。鼻炎の症状が出ていると副鼻腔に炎症が波及する形で副鼻腔炎を発症する可能性があります。また歯周病などで上顎に炎症が出ている場合に副鼻腔に炎症が波及してしまうこともあります。猫が鼻炎や歯周病などの疾患を抱えているときには副鼻腔炎にも気を付けてあげるようにしてください。

猫の副鼻腔炎の症状

猫の副鼻腔炎の症状は様々です。主なものとしては鼻水やくしゃみ、結膜炎、鼻炎、呼吸困難などが挙げられます。また猫が鼻や顔を気にしている素振りを見せていても副鼻腔炎を発症している可能性があります。猫の副鼻腔に炎症が起きていると結果として副鼻腔内に膿が溜まって蓄膿症を発症するリスクがあり、呼吸困難に陥ることもあるので十分に注意してあげなければなりません。猫の身体に表れている異常を症状から見抜き、動物病院に連れて行って獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

 

猫の副鼻腔炎の対策

猫の副鼻腔炎の主な原因となる鼻炎はウイルスや細菌への感染が原因となって発症する可能性が高い疾患です。ウイルスや細菌は抗生物質などを投与することで治療を行えるだけではなく、予防するためのワクチンを接種することで未然に防ぐことができるものもあるので鼻炎の対策をしてあげることは十分に可能です。また歯周病を防ぐために猫の歯を健康な状態に保ってあげるように心掛けることも大切です。もし猫が鼻炎や歯周病になってしまったときには症状が進行してしまう前に適切な治療を施し、副鼻腔炎に発展してしまうことのないようにしてあげてください。

猫の副鼻腔炎の治療

副鼻腔炎の基本的な治療は炎症を抑えるための内科治療となります。具体的には抗生物質の投与などです。ただ副鼻腔内に膿が溜まって蓄膿症を発症しているときは副鼻腔にチューブを通して外科治療によって副鼻腔の中を洗浄する治療を行う場合があります。また副鼻腔炎の症状が深刻化していて呼吸困難などを起こしているときにはネブライザー(呼吸器)を利用して薬剤を噴霧し、早急に炎症を抑えるための治療を行うこともあります。猫の鼻炎や歯周病を放置してしまうと副鼻腔炎の症状が起こり、それが悪化してしまう可能性があるので気を付けてあげてください。

まとめ

猫の副鼻腔炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の副鼻腔炎は鼻炎や歯周病による上顎の炎症が副鼻腔に波及する形で発症することが多いです。副鼻腔炎を放置してしまうと副鼻腔の中に膿が溜まり、蓄膿症を発症するリスクが高まります。猫を動物病院に連れていき、適切な治療を施してあげれば炎症を抑えられる可能性が高いのでくしゃみや鼻水、呼吸困難などの症状が出ているときには早急に獣医さんの診察を受けさせてあげましょう。猫の副鼻腔炎の直接的な原因になりやすい鼻炎はウイルスや細菌による感染症によって引き起こされることが多いです。それらの感染症は抗生物質などで治療することができ、また予防ワクチンを接種することで発症するリスクを抑えることもできます。猫が副鼻腔炎を発症してしまわないための対策をしてあげてください。猫の副鼻腔炎は蓄膿症の原因となる可能性があるので軽く扱ってはいけません。鼻炎や歯周病の症状が軽度なうちに治療をして発症リスクを軽減してあげましょう。

 
 

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