2016年7月7日更新

【獣医師監修】犬の眼瞼炎〜原因・症状と対策

眼瞼とはまぶたという意味で、犬の眼瞼炎はまぶたに炎症が起きている状態のことを指します。眼瞼炎は肉眼で確認しても明らかに異常が見受けれるので見落とす可能性は低いといえるでしょう。眼の病気や感染症が原因で眼瞼炎を引き起こしていることがあるので、症状を放置してしまうことのないようにしてください。眼瞼に異常が見られたときには検査をして適切な治療を施してあげてください。犬の眼瞼炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

犬の眼瞼炎の原因

犬の眼瞼炎の原因は様々です。主な原因としては直接的な外傷や感染症などが挙げられますが、その中身は多岐に渡っているので具体的にお伝えします。

外傷

眼瞼に外傷を負うと眼瞼炎を引き起こす可能性があります。主な原因としては虫刺され、やけどなどが挙げられます。また角膜炎やドライアイ、結膜炎などを発症していると犬が目を擦ってしまうことがあり、その際に目に外傷を負うことで眼瞼炎を発症することもあります。

感染症

ダニや毛包虫などの寄生虫や細菌、真菌などが感染することによって眼瞼炎を引き起こすことがあります。感染症が原因の場合は眼瞼炎以外の症状の引き金になることもあるので早急に治療を施してあげましょう。

眼瞼の異常

逆さまつげや兎眼、眼瞼外反症、眼瞼内反症などの瞼の異常が見られると眼瞼炎を発症する可能性があります。

犬の眼瞼炎の症状

犬の眼瞼炎の主な症状は目の周囲が赤く腫れ、脱毛するというものです。瞼が赤く腫れあがり容易に確認できるのでそのような症状が見られたときには早めに獣医さんの診察を受けさせてあげてください。犬の眼瞼炎は患部が化膿することもあります。眼瞼に表れている症状を放置してしまうことのないようにしてあげましょう。

犬の眼瞼炎の対策

犬の眼瞼炎の十分な対策を取ることは難しいです。寄生虫や細菌、真菌などに感染しないように配慮してあげることは可能ですが、それに関しても目に見えないものを相手にしなければならないので難しいです。ただ犬の眼瞼炎は目に見えて明らかな異常が瞼に表れるので早期発見しやすく、すぐに獣医さんの診察を受けさせてあげることができるので比較的簡単に治療することができます。もし飼い犬が眼瞼炎を発症したら早急に適切な治療を受けさせてあげてください。

犬の眼瞼炎の治療

犬の眼瞼炎の治療は症状を引き起こしている原因に応じて変わりますが、基本的には点眼などの方法で炎症を抑えます。感染症を引き起こしているときにはそれに対する治療を並行して行う必要があるので検査をして感染症になっているか否かを獣医さんに調べてもらってください。また眼瞼炎では目にかゆみが生じることがあり、それを気にして犬が目を擦ってしまう可能性があります。それを予防するためにエリザベスカラーを装着して目を擦れないようにすることもあります。

まとめ

犬の眼瞼炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。犬の眼瞼炎は外傷や感染症、瞼の異常によって引き起こされる可能性があります。犬が眼瞼炎になっていると瞼が赤く腫れあがるので症状を肉眼で確認しやすいです。もし眼瞼炎の症状が見られたときには動物病院に連れていき、適切な治療を受けさせてあげてください。外傷が原因で眼瞼炎を発症しているときは点眼などの治療で患部の治療をすればたいていの場合はすぐに完治しますが、感染症を引き起こしているときにはその治療をしなければ完治したことにはなりません。犬の眼瞼炎において特に大事なことは眼瞼炎を発症した原因を特定し、それに応じた適切な治療を施してあげることです。そのためには獣医さんの診察を受けさせてあげることが必要なので、自分で判断せずに動物病院に連れて行ってあげるようにしてください。

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