2016年3月11日更新

【獣医師監修】猫のトリコモナス症〜原因・症状と対策

猫のトリコモナス症はトリコモナスという原虫が猫の身体に寄生することで発症する寄生虫症です。主に1歳以下の子猫に見られます。猫のトリコモナスは大腸に寄生するので腸に関わるものに症状が表れることが多いです。猫のトリコモナス症の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫のトリコモナス症の原因

猫のトリコモナス症は猫がトリコモナスに感染することによって発症します。トリコモナスに感染する主な原因は経口感染です。トリコモナスはどこにでもいる原虫なので感染するリスクは高いです。トリコモナスは大腸に寄生するので、トリコモナスが寄生している猫の糞便に含まれているトリコモナスが何らかの形で口の中に入ってしまうと感染します。トリコモナスが寄生していたとしても症状が表れないことがあるので、症状が表れていないからといって安心しないようにしてください。

猫のトリコモナス症の症状

猫のトリコモナス症の症状は血便や粘液便、下痢、脱水症状、直腸脱、肛門の腫れなどです。成猫であればトリコモナスに感染していたとしても症状がでないことが多いですが、1歳以下の子猫は免疫力が弱いのでトリコモナス症を発症するリスクが高くなります。もしトリコモナス症を発症してしまったときは早急に動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。またトリコモナスに感染していても、発症していないからといって治療をせずにいると免疫力が低下した際に発症してしまったり、トリコモナスを他の動物に感染させてしまう怖れがあります。飼い猫がトリコモナスに感染しているときは発症しているかどうかに関わらず適切な治療をして寄生虫を駆除するようにしてください。

猫のトリコモナス症の対策

猫のトリコモナス症は経口感染します。そのためトリコモナス症に感染しないための対策としてはトリコモナスが付着したものに口をつけさせないことが大事になります。特にトリコモナスが感染している動物の糞便に気を付けるようにしてください。

猫のトリコモナス症の治療

猫のトリコモナス症の主な治療は対症療法になります。トリコモナス症を発症して症状が見られるときにはそれに応じて症状を緩和する措置が取られます。脱水症状を起こしているときには輸液をしたり、腸内の細菌のバランスが崩れているときにはプロバイオティクスを用います。また場合によってはチニダゾール、フェンベンダゾール、ロニダゾール、メトロニダゾールなどを投与して治療を行うこともあります

まとめ

猫のトリコモナス症の原因や症状、対策についてご紹介しました。トリコモナス症が発症する原因はトリコモナスという原虫です。トリコモナスは経口感染するのでトリコモナスに感染した動物の糞便には特に注意する必要があります。とはいえトリコモナス症の発症がみられるのは1歳以下の子猫がほとんどになるので、トリコモナスに感染していても症状が出ないということもあります。猫がトリコモナス症を発症したときには動物病院に連れていき、適切な治療を受けさせてあげてください。トリコモナス症を治療する際には、猫に表れている症状をしっかりと獣医さんに伝えてください。トリコモナス症に限らず、症状を獣医さんに伝えることは大事になります。適切な治療をして元気な状態に戻してあげましょう。

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