2016年3月23日更新

【獣医師監修】猫の白内障〜原因・症状と対策

白内障とは水晶体が白く濁ってしまう病気です。白内障は進行する病気であり、進行度合いに伴って目の中の白く濁った部分が広がっていきます。白内障が進行してしまう前に早期発見できるようにしてあげてください。猫の白内障は基本的に外傷や先天的な原因によって発症することが多いですが、緑内障などの重い病気が原因で発症することもあります。目の病気が原因で白内障を発症しているときには失明のリスクが高まっている可能性があるので特に注意してください。猫の白内障の原因や症状、対策についてご紹介します。

猫の白内障の原因

猫は他の動物に比べて稀な病気と言われていますが、中には白内障を先天的に発症しやすい描種が確認されています。主な描種はペルシャ、ヒマラヤン、バーマンなどです。それらの描種の猫を飼っているという方は特に注意してください。その他の原因として主なものは糖尿病やブドウ膜炎、低カルシウム血症、緑内障などの基礎疾患、ナフタレンやジニトロフェノールなどの毒物、放射線、直接的な外傷などが挙げられます。外傷が原因で白内障を発症する場合は片目だけに発症することが多いことが特徴となります。

猫の白内障の症状

猫の白内障の症状は肉眼で確認できます。白内障を引き起こしていると目の中央部分が白く濁るので一目でわかりますが、白内障は進行性の病気なので初期段階のうちは白く濁っている範囲が狭いので気付きにくくなっています。猫の目を定期的に観察し、目に生じている異変にいち早く気付いてあげられるようにしてください。また白内障が発症している猫は目が見えづらくなっていることがあり、歩行がふらついていたり、壁にぶかったりといった症状が見られることもあります。

猫の白内障の対策

先天的な白内障やその他の目の病気などの疾患が原因で引き起こされる白内障を予防することは難しいです。そのような形で白内障を発症してしまったときには早期発見できるように心掛けてください。ただ白内障は目に外傷を負うことが原因で引き起こされることがあります。特に子猫は社会性に乏しく活発的なので目に外傷を負ってしまうリスクが高いので注意しなければなりません。

猫の白内障の治療

猫の白内障の治療は進行度合いによって異なります。白内障が初期段階であれば、白内障の進行を遅らせるための内服薬や点眼薬を投与します。ただ白内障の症状が進行してしまっており、日常生活に支障が出ると思われるときには白濁した水晶体を除去する外科手術を施さなければならない可能性があります。白内障の手術をするかどうかの判断は、それをすることによって視力が回復するかどうかが基準になります。すでに目の中の炎症が激しかったり網膜が機能していないという場合には手術をしても視力が回復する可能性が低く、手術をしても満足な効果を得られない可能性が高いです。そのような場合には手術をせずに見送ることがあります。

まとめ

猫の白内障の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の白内障は先天的な原因や外傷などの後天的は原因で引き起こされる可能性がある目の病気です。白内障になっていると目の中が白く濁って見えるようになるので、肉眼で目の異常を発見することが可能です。少しでも早く白内障の症状を見抜くことができるよう、定期的に猫の目の状態を確認するようにしてください。特にペルシャやヒマラヤン、バーマンなどは先天的な白内障を発症するリスクが高いので注意してください。白内障の予防は目に外傷を負わないように気を付けることが最も適切な方法になります。猫の目を守れるよう、猫の生活環境の中に危険なものがないようにしてあげてください。もし白内障を発症してしまったときには症状が進行してしまう前に病院に連れていってあげましょう。

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