2016年1月5日更新

実はキタリス。ペットショップで売られている“エゾリス”の特徴、性格、飼い方をご紹介

エゾリスは日本では北海道で生息していますが、日本特有種であるエゾリスは現在、野生種保護の観点から飼育が禁止されています。ペットショップなどでエゾリスと名づけられて売られていたエゾリスは実はキタリスですが、キタリスの方は現在、特定外来種に。今回はエゾリスの名で売られていたキタリスについてご紹介しましょう。

エゾリスやキタリスってどんな動物?

エゾリス3
本当のエゾリスは北海道に生息する野生動物です。そのため法律により捕獲も飼育もすることはできません。ペットショップでエゾリスとして販売されていたキタリスはヨーロッパからアジアにかけて幅広く生息している品種ですが、こちらは2005年6月に特定外来生物に指定されたため、日本での販売、繁殖が禁止されました。そのため現在ではエゾリスとは別の意味で入手が困難です。

キタリスは体長30cm程度で尻尾の長さは約20cm、耳の先と尻尾にもふさふさした毛が生えているため体が大きく見えるのも特徴です。北海道に生息している本物のエゾリスもキタリスの一種ですので外見は似ています。

キタリスを飼う時の注意点は?

飼育には許可が必要

キタリスは特定外来種に指定されていますので、飼育する場合は指定以前に入手していたケースでも環境省への申請が必要です。許可が下りたらリスにマイクロチップを入れなければなりません。また、申請許可は5年有効ですので5年ごとに改めて申請する必要がありますし、死亡した場合も30日以内に届け出なければなりません。キタリスを飼育しようとするなら、相応の手間と覚悟が必要です。

飼育環境も環境省の基準に合わせる必要がある

キタリスを飼う場合にはケージを用意しなければなりませんが、それだけでなく環境省が指定した飼育環境を整える必要があります。逃がさないことが前提ですので

  • 地面に固定して動かないこと
  • 振動しても転倒しないこと
  • 金網の目が通り抜けできない程度に細かいこと
  • 出入り口や排水設備から逃げられない構造であること
  • 申請者自身が飼育・管理すること

などが必要となります。

マイクロチップを入れる

特定外来種に指定されているキタリスを買うためには体内にマイクロチップを入れる必要があります。マイクロチップは生後2ヶ月、もしくは入手から1年間は猶予が与えられていますが、その期間はケージに猶予期間中であることを示す標識をつけなければなりません。

キタリスを飼う時に揃えたいグッズは?

ケージ

特定外来種に指定されているキタリスはケージに入れて飼わなければなりません。リスは運動量の多い動物ですのである程度の広さと高さがあるケージを用意しましょう。ケージの仕様は前項でご紹介したように環境省の定める条件を満たさなければなりません。

エサ用のグッズ

固形のエサを入れるエサ入れや水入れを用意します。キタリスがケージの中で暴れてもひっくり返したりこぼれたりしないようにケージの網に固定するタイプがオススメです。

キタリスは何を食べるの?

野生のキタリスはどんぐりや木の実、果実などを食べていますので、飼育下でも同様のものを与えましょう。リス用のペレットも売られていますが、できれば入手できる木の実や果実をバラエティ豊かに与えると良いでしょう。

飼う場合は特定外来種だということを理解して

エゾリス4
本来のエゾリスは日本の固有種であるため、そしてエゾリスとして売られていたキタリスは日本特定の品種を守るために飼育には申請が必要です。現在、ペットショップで「エゾリス」という名前で売られているリスがいるとしたら、それはエゾリスともキタリスとも違う別のリスである可能性が高いでしょう。いずれにせよ、リスを飼う場合は自分が飼おうとするリスがどんなリスであるかを理解しておく必要があるでしょう。

(写真はすべて野生のエゾリス)

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