2016年3月11日更新

【獣医師監修】犬に豆乳は大丈夫?与えるときの注意点とは

身体に良いことで知られる大豆。牛乳の代わりに豆乳をフードに混ぜている飼い主さんも多いようです。とりあえずの危険性はないようですが、そもそも犬にとって豆乳は身体に良いのでしょうか?与えるときに気をつけたいことは?ここでは犬と豆乳についての基礎的な知識についてご紹介します。

豆乳は犬にとってどんな食べ物?


雑食性の犬にとって、豆乳は基本的に身体に悪い食品ではありません。消化に不安のある大豆そのものと比較し、液体である豆乳は消化吸収のしやすい食材です。

大豆を加熱して絞っているため、良質のたんぱく質を始めとする栄養素を、効率良く摂取できます。犬は脂質やたんぱく質の香りを好むので、豆乳好きが多いようです。食欲が落ちているときに、フードにかけてあげるとよく食べてくれる犬もいます。

豆乳を犬に与える場合には、無調整豆乳を選ぶようにしましょう。人間にとって飲みやすい調整豆乳には、糖分・油分・塩分などが添加されています。できるだけ大豆のみのピュアな製品を与えてください。

豆乳にはどんな効果があるの?

豆乳には次のような栄養が含まれています。

  • たんぱく質
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 鉄分
  • イソフラボン

たんぱく質は分解されて、からだを構成する基本成分であるアミノ酸となります。鉄分を始めとするミネラル分は、全身のバランスを整え、骨や筋肉を強化します。若返り成分として知られるイソフラボンは、活性酸素を除去し毛細血管のすみずみまで血流を促します。

これらの健康効果は、犬にとっても人間と同じく大切なものです。体の抵抗力を上げることによって、皮膚病や眼病にかかりにくくなり、身体の内側から元気になります。年齢に負けない体づくりのためには、犬の食生活に豆乳を適度に取り入れると良いでしょう。

犬に豆乳を与えるときの注意点


身体に良い食品でも、与え方によっては逆効果となる場合があります。豆乳はあくまでも補助的なものですので、一度に与える量には十分に注意しましょう。どんな食品でも同じことがいえますが、食べ過ぎると下痢や吐き戻しの原因になります。

特に冷たい豆乳はおなかを冷やします。必ず常温か、少し温めてあげてください

また、豆乳には利尿作用のあるカリウムが含まれています。与えすぎると腎臓に負担がかかったり、頻尿になる可能性もあります。豆乳のカロリーは100mlあたり45.9kcalです。人間にはダイエットに最適でも、犬にはカロリー過多となる場合があるため、注意が必要です。

最も気をつけなければならないのは、大豆に対するアレルギーです。これも人間と同じく、個体差があります。一般的には問題がないと言われている豆乳ですが、豆乳を与えたあとに目の周りに赤みが出たり、身体をかゆがる、また急に元気がなくなったりなどの異変が見られたら、必ず獣医師に相談してください。

犬も大好き豆乳レシピ

豆乳はそのまま飲ませたり、食欲増進のためフードにかけるのが一般的ですが、ちょっとした工夫で安全なおやつにもなります。

夏場、食欲不振で何も食べないときには、豆乳を氷にして与えてみてください。ご飯を食べるきっかけになるかもしれません。また、豆乳ときなこを練って小さなお団子をつくり、オーブンで軽く焼くと携帯用のおやつになります。糖分・塩分の心配がなく、市販のものより割安です。

さらにひと手間かけるのであれば、小麦粉やベーキングパウダーを混ぜてカップケーキにしても。ハチミツなどをかければ、人間も食べられるので、愛犬と一緒のおやつタイムを楽しむことができます。詳しい豆乳レシピは「愛犬・愛猫のための手作りレシピ」を参考にしてみてください。

関連するレシピ

 

豆乳を賢く使って犬の健康増進にお役立ち

畑のお肉と言われる大豆の汁が、豆乳です。様々な栄養素を豊富に含んでいるので、上手に使えば犬にとっても有益な食品です。ただし、決して犬の主食ではありません。与える量を守り、犬の様子を見ながら健康生活に楽しく豆乳を役立ててくださいね。

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