2016年3月24日更新

【獣医師監修】ブリーダーも推奨する?馬肉はなぜ犬に良いの?

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馬肉はよく犬にとって理想的な食肉と言われます。高品質なドッグフードにも、馬肉100%を謳い文句にしているものがあります。牛や豚や他の動物と比較して、馬の肉の何がそれほど犬に向いているのでしょうか?ここでは犬に馬肉を食べさせるメリットや注意点についてとりあげます。

 

ヘルシーな馬肉は理想的な食べ物?


馬刺しを見てわかるように、馬肉は赤みの強い肉です。豚のような白い脂肪がほとんどみられません。馬肉はタンパク質が豊富な割に、低カロリーです。鉄分やカルシウムといったミネラル成分は、他の動物の肉に比べて3~4倍含まれています。また、寄生虫の危険性も低いと言われます。

ブリーダーによっては、生の馬肉を主食にしている人もいます。体調の悪い犬に馬肉を与えたところ、身体が引き締まり、被毛も美しくなったという声が聞かれます。皮膚炎やアレルギーなどが改善した例があるようです。犬が本来もっている身体の力を、底上げしてくれる食べ物と言えそうです。

馬肉の優れた栄養効果とは?

犬に良いと言われる馬肉には次のような栄養素が含まれています。

  • グリコーゲン
  • ビタミンA
  • ビタミンE
  • 鉄分
  • カルシウム

グリコーゲンは身体のエネルギーの元となる成分です。馬肉に含まれるグリコーゲンの量は、牛や豚、鶏の3倍以上です。疲労回復や滋養強壮に働くため、体力の落ちた老犬などにも適しています。

ビタミンAは、皮膚や目など、身体中の粘膜機能を正常化します。パサついた毛の改善に期待できます。ビタミンEは血行を良くし、体温維持、抵抗力を向上させます。鉄分・カルシウムといったミネラル類は、犬にとっても欠かせない成分。貧血予防や骨・歯の強化につながります。

 

犬に馬肉を与えるときの注意点


馬肉ではアレルギーの発生が低いと言われていますが、まったく無いとは言い切れません。個体によっては馬肉アレルギーを起こす場合があるので、良く注意してあげてください

馬肉は生肉の状態でも食べられる食材です。飼い主さんによっては生肉しか与えないという人もいますが、馬肉だけでは栄養の偏りが起こります。適度にドライフードと混合するのが好ましいようです。

馬肉の栄養を無駄なく摂るためには、生の方が良いと言われています。しかし、生肉の消化は、犬にとっても内臓に負担がかかります。適当な頻度で与えると、良いでしょう。また、生肉を食べさせていると、歯に汚れがつきやすくなるため定期的なお手入れが必要になります。

極端な過信は禁物

馬肉は犬にとって栄養的には理想とも言える食肉です。しかし、一般的に言われていることが、すべての個体に当てはまるわけではありません。なかには消化しきれずにおなかを壊す犬もいます。与える際には細かくカットし、様子をみながら食べさせるようにしてください

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