2016年1月15日更新

【獣医師監修】犬の小腸性下痢症〜原因・症状と対策

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犬の小腸性下痢症とは小腸の異常が原因で引き起こされている下痢のことを指します。

腸には腸管内の水分量を一定に保とうとするはたらきがあり、正常な状態であれば下痢を起こすことはほとんどありません。ただ腸管における水分の分泌機能と吸収機能のうちのどちらかがおかしくなっていると腸管内の水分量が多くなり、下痢が引き起こされます。小腸性下痢症は水分の分泌機能の異常で引き起こされることが多いです。

犬の小腸性下痢症の原因や症状、対策についてご紹介します。

 

犬の小腸性下痢症の原因

犬の小腸性下痢症の主な原因は感染症です。何らかの菌などの微生物に感染していると小腸性下痢症を発症する可能性があります。

小腸性下痢症を引き起こす主な細菌にはクロストリジウムやサルモネラ、真菌はヒストプラズマ、カビはピシウム、原虫はジアルジア、寄生虫では糞線虫や鉤虫などが挙げられます。また基礎疾患によって小腸性下痢症が引き起こされることもあります。その主な基礎疾患は慢性腸炎、リンパ拡張症、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、腫瘍、胆のう障害、尿毒症、アジソン病などです。犬の小腸性下痢症のその他の原因については以下にまとめます。

  • 食品アレルギー
  • 抗生物質などの薬剤
  • 腸内細菌の異常増殖

犬の小腸性下痢症の症状

犬の小腸性下痢症の主な症状は下痢、おなら、おなかが鳴る、おなかが膨れる、水をよく飲む、便の回数が増えるなどです。

以上のような症状が見られたときは小腸性下痢症の疑いがあるので注意してあげてください。特に下痢の症状が3週間以上に渡って続いている場合は下痢が慢性化してしまっている可能性があります。早急に治療を施して健康な状態に戻してあげましょう。

 

犬の小腸性下痢症の対策

犬の小腸性下痢症は感染症や基礎疾患によって引き起こされることが多いです。そのためそれらに対する予防を行い、もし発症してしまったときには治療を施してあげなければなりません。

感染症についてはリスクを軽減することはできますが、目に見えないものが関係しているので完全に予防することは難しいです。また基礎疾患についても完全に予防することは難しいと言わざるを得ません。小腸性下痢症の症状を犬の体の不調のサインと捉え、それが見られたときには動物病院に連れていき、獣医さんの診察を受けさせてあげるようにしましょう。

犬の小腸性下痢症の治療

感染症や基礎疾患が原因で小腸性下痢症を引き起こしているときにはそれに対する治療を施します。感染症については駆虫薬や抗生物質などを投与し、基礎疾患については様々なものが考えられるので病気に応じた適切な治療を施します。

また小腸性下痢症の症状を緩和するための対症療法を用いる場合もあります。体液を補うための輸液や、下痢止めの投与、絶食などです。小腸性下痢症が慢性化してしまわないように、早めに治療してあげるようにしてください。

まとめ

犬の小腸性下痢症の原因や症状、対策についてご紹介しました。

小腸性下痢症は感染症や基礎疾患などで引き起こされることが多いですが、その原因は様々で、食品アレルギーや抗生物質などの薬剤、腸内細菌の異常増殖などが原因で引き起こされることもあります。それらのリスクを完全に取り除くことは難しいですが、リスクを軽減できるものに関しては適切に予防していきましょう。

小腸性下痢症の症状は下痢を中心に、おなかの膨らみや鳴り、おなら、便の回数の増加などとして表れます。そのような症状が見られたときには小腸性下痢症の可能性があるので早急に対処してあげてください。

小腸性下痢症を引き起こす可能性がある基礎疾患の中には腫瘍や尿毒症、胆のう障害などのような重い病気が関係している場合があるので注意しましょう。

 
 

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