2016年10月3日更新

【獣医師監修】猫の感染性関節炎〜原因・症状と対策

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猫の感染性関節炎は何らかの原因によって関節の中で炎症が起きている状態のことを指します。また炎症により膿もでている場合には化膿性関節炎といいます。猫の感染性関節炎は病原体が関節内部に侵入するなどの原因で引き起こされ、激しい痛みを伴うことがあります。また場合によっては深刻な症状へと発展することも考えられます。感染性関節炎を発症してしまったときには早急に対処してあげてください。猫の感染性関節炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

 

猫の感染性関節炎の原因

猫の感染性関節炎の主な原因は傷口や他の組織から関節内部に病原体が侵入することです。ただそのすべてが感染性関節炎に至るというわけではなく、場合によっては発症せずに終わることがあるといわれています。ただ免疫力が低下していると感染性関節炎を発症するリスクが高まるので注意してください。猫の感染性関節炎を引き起こす可能性のある主な病原体については下記にまとめておきます。

  • ブドウ球菌
  • 大腸菌
  • マイコプラズマ
  • クリプトコッカス
  • コシシジオイデス
  • スピロヘータ
  • レンサ球菌
  • ブラストミセス
  • カリシウイルス

猫の感染性関節炎の症状

猫の感染性関節炎の主な症状は関節の腫れや関節の痛みなどです。またそれに伴い、足を引きずって歩いていたり、運動を嫌がったり、元気がなくなるといった症状が見られるようになります。それらのような症状が出ていることを察知したときにはすぐに動物病院に連れて行ってあげてください。猫に表れている病気の症状は飼い主であるあなたに向けられているサインです。それに早く気付いてあげることが大事になるので、猫のサインを察知できるようにしてあげましょう。そのためには日頃から猫の仕草や行動、身体を観察する習慣を身に着けておくことが必要です。それらを習慣化してください。

 

猫の感染性関節炎の対策

猫の感染性関節炎は傷口や他の組織から関節の中に病原体が侵入することによって発症する可能性が高いといわれています。そのため有効な対策としては身体に怪我をさせないように配慮することが大事になります。猫が怪我をする主な要因は交通事故や他の動物との喧嘩、衝突、転倒などです。猫の身体に傷がつかないように注意してあげましょう。

猫の感染性関節炎の治療

猫の感染性関節炎の主な治療方法は投薬治療や外科治療などです。適切な治療を施すためには関節の内部に起こっている炎症の原因を特定する必要があります。そのために関節液を採取し、原因が特定できればそれに応じた薬を投与します。痛みを伴う炎症が見られる場合には鎮痛剤や抗炎症剤を併せて投与することもあります。また関節に炎症が発生しているだけではなく水が溜まっている場合には注射器で水を抜き、その後生理食塩水を使用して関節内を洗浄します。

まとめ

猫の感染性関節炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の感染性関節炎は病原体が傷口や他の部位から関節の中に侵入することによって引き起こされることが多いです。感染性関節炎を発症していると関節に腫れや痛みが表れ、足を引きずって歩くような症状が見られることもあります。それらのような症状が見られたときには感染性関節炎を発症している可能性があるので、早急に対処してあげましょう。猫の感染性関節炎を未然に防ぐためには、猫の身体に傷口を作らないように気を付けることや病原体の侵入を防ぐことが必要になります。ただ病原体は目に見えないのでそのすべてを完全に防ぐことは難しいと言わざるを得ません。まずは猫の身体に外傷を負わせないための配慮をして、もしも感染性関節炎を発症してしまったときには適切な治療を施してあげてください。

 
 

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