2016年2月27日更新

人間みたい・・・猫がスコ座りをする理由とは?

ペット生活

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編集部

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ある日道を歩いていたら、普通に人間みたく座ってる猫がいた・・・思わず二度見してしまいますよね?(笑)スコティシュフォールドという猫種に多いので通称「スコ座り」と言われています。座る様子がおじさんのようにも見える事から別名「おじさん座り」とも呼ばれていますが、なぜこのような座り方をするのでしょうか?今回はその理由をバッチリ解明して行きます!

 

「スコ座り」の空耳学

「スコ座り」と呼ばれるようになった由来とは?

「スコ座り」の「スコ」は実は猫の種類「スコティッシュフォールド」の頭2文字。スコティッシュフォールドがよくやることから名づけられました。

「スコ座り」はスコティシュフォールドだけの専売特許?

「スコ座り」という名前ではありますが、この座り方はスコティッシュフォールドだけの専売特許ではありません。個体差があり、すべての猫がやるわけではありませんが、特に種に縛られているわけでもないようです。お腹や後足の内側を舐めてグルーミングする姿勢から「スコ座り」になることも多いため、お腹側のグルーミングが好きな猫に多い傾向があります。

肥満気味の猫は「スコ座り」が苦手だという説もあり、「スコ座り」しても斜め座りになっていることが多いようです。もし、あなたの猫が肥満猫で「スコ座り」が苦手なようならダイエットを考えた方が良いかもしれませんね。

お腹などを舐めるため


猫が毛づくろいをする為にスコ座りになる場合があります。特にお腹や股を舐めるときに、この体勢になりやすいようです。スコティッシュフォールドに多いからスコ座りと呼ばれていますが、実は他の猫種も出来ます。

飼い猫をよく観察していると、お腹を舐めている時にスコ座りになっていること、ありますよ!脊柱が柔らかい猫だからこそ出来る姿勢と言っても良いでしょう。普通はスコ座りで長時間いる事は少ないですが、たまにお腹などを舐めてそのままスコ座りでリラックスしている猫もいるようです。人間が座っているのと同じような体勢なので、とても面白いですね。シャッターチャンスとも言えるかもしれません。どうぞお見逃しなく!!

 

「スコ座り」以外に呼び方はある?

猫好きには知られている「スコ座り」。ほかに言い方はあるのでしょうか。

おじさん座り

おじさんが座るような姿に見えることから「おじさん座り」「おっさん座り」とも呼ばれています。

英語では「スコ座り」を何と呼ぶ?

「スコ座り」は英語では「Buddha Position」「Buddha pose」などと呼びます。座っている姿が座禅を組んでいる仏様のように見えることからこの名がついたようです。日本語の「おっさん」に比べて、ずいぶん格の高いネーミングですね。

なぜスコ座りができるの?

体が柔らかいから

猫は狭い場所を通ったり、体をクネクネと曲げたりすることができますが、これは猫の骨と骨を繋いでいる靭帯やクッションの役割を果たす椎間板が非常に柔らかいからだと言われています。猫が信じられないような向きに体をねじってグルーミングできるのも、「スコ座り」できるのも体に柔軟性があるからなのです。

ちなみに犬の場合は「スコ座り」ができませんが、猫以外にはプレーリードッグなどが「スコ座り」が得意だと言われています。

スコティッシュフォールドの人工交配のため


スコティッシュフォールドは元々、耳の折れた猫種です。交配の仕方によっては立ち耳のスコティッシュフォールドも産まれます。ですので、折れ耳を維持していくためには常に折れ耳の猫と立ち耳の猫を交配させていかなければなりません。折れ耳は、耳の軟骨が曲がっている訳で、もし折れ耳と折れ耳の猫を掛け合わせるとその曲がる要素が濃くなりすぎて、耳だけではなく他の骨も曲がって遺伝される可能性があります。折れ耳と立ち耳の猫でもその可能性はありますが、折れ耳同士ですとよりその可能性が高くなってしまうのです。

実際に人間の都合での交配のために障害を持って産まれてくるスコティッシュフォールドは少なくないのです。体が大きくならない個体もいます。手首や足首に障害を抱えている場合は普通に座ると関節が痛むために、スコ座りをする方が痛みが抑えられるためにそのように座っている事が考えられます。

スコティッシュフォールドの場合は遺伝子による異常が原因のことも

スコティッシュフォールドは猫種の中でも「スコ座り」が多いことで知られていますが、これは最近の研究で遺伝子による病気の影響だと考えられています。

スコティッシュフォールドは耳が折れているのが特徴ですが、折れ耳を作る遺伝子は、耳以外の部分の関節や軟骨にも異常を発生させることが分かってきたのです。そのため、スコティッシュフォールドは普通の猫によく見られる香箱座りが苦手だという説もあります。スコティッシュフォールドが「スコ座り」するのは関節への負担を減らしたり、痛みを和らげたりするためでもあるようです。

このように決して笑ってばかりいられないのがスコ座りなのです。もし飼い猫がスコ座りを頻繁にしている場合は骨の異常を抱えている可能性がありますのでよく注意してみてあげてください。また、ただ可愛いから、という理由でスコティッシュフォールドをもてはやして人間の都合の交配を増やしてしまうのも考えものですね。障害を持って苦しむ猫を、これ以上増やさないよう考えていかなければなりません。