2016年1月25日更新

獣医師が教える!犬や猫はインフルエンザにかかるの?

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冬本番となり、今シーズンもインフルエンザの流行が本格化してきました。人がかかるととても辛いインフルエンザですが、犬や猫にもインフルエンザがあるのか気になった人はいませんか?今回は、犬や猫のインフルエンザにについてお話しします。

 

日本で犬や猫のインフルエンザの報告はありません

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日本国内においては、これまで犬や猫のインフルエンザの報告はありません。今のところ、犬や猫へのインフルエンザの感染について心配する必要はほとんどないと言っていいでしょう。

インフルエンザを起こす病原体、インフルエンザウイルスについて

インフルエンザは、ご存知の通りウイルス性の疾患です。人だけでなく、鳥や馬など様々な動物種でインフルエンザは発生します。「ヒトインフルエンザウイルス」、「鳥インフルエンザウイルス」、「馬インフルエンザウイルス」といったように、動物種ごとにウイルスの型が異なり、基本的に動物種の壁を超えることはないとされています。

 

「ヒトインフルエンザ」が犬にうつることはない

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基本的にインフルエンザウイルスが動物種の壁を超えて伝播することはありません。そのため、ヒトのインフルエンザが犬にうつることはありませんし、そのような事例も過去に報告されていません。しかし、鳥インフルエンザの人への感染が問題となったように、これまで種の壁を越えないと考えられてきたインフルエンザウイルスが、大量の暴露によって異なる動物種へと伝播してしまうケースがあることが知られてきています。ただ、これらは非常に稀なケースであり、感染した鳥の体液や排泄物に直接触れるなどしない限りは、心配しなくても大丈夫です。

アメリカでは「犬インフルエンザ」が発生。日本での発生の報告はない

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実は、2004年にアメリカではじめて犬インフルエンザが発生しました。その後も、数は多くないものの、アメリカでは犬インフルエンザが散発しています。今のところ、日本国内では犬インフルエンザの報告はありません。

犬インフルエンザとは?

日本での発生が報告されていない犬インフルエンザですが、海外から日本に犬インフルエンザが侵入する可能性がないとはいえません。犬インフルエンザにかかったらどうなるのか、また、その予防方法などについて簡単に解説します。

感染経路

犬インフルエンザは、ヒトインフルエンザと同様に、くしゃみや鼻水といった飛沫や、感染した犬と感染していない犬の間に入った人間を介して伝播します。

症状

軽症型と重症型があり、軽症型であれば、10〜30日程度咳が続きます。また、細菌の二次感染を起こすと膿性の鼻汁が見られます。一方、重症型であれば40〜41℃の高熱に加えて、呼吸が速くなるなどの肺炎の兆候が見られます。犬インフルエンザの致死率は5〜8%です。

予防方法

人で広く行なわれているようなワクチンはありません。適切な食生活と適度な運動、生活環境の清潔を保つなど、健康的な日常生活を心がけましょう。

猫のインフルエンザも日本国内での報告はありません

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猫についても、日本国内でインフルエンザの発生の報告はありません。海外では、鳥インフルエンザに感染した可能性のあるトラなどの猫科動物の報告があります。しかし日本国内では、きわめて厳重な防疫体制、そして食肉や鶏卵の流通における徹底した管理体制のおかげで、鳥インフルエンザが猫に感染する可能性はとても低いといっていいでしょう。

必要以上の心配はいりません。日々の健康管理を大切に

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人のインフルエンザが犬や猫に容易に感染することはありません。また、今の日本の防疫体制や食品流通における管理体制、また、家畜の飼育、管理体制から考えて、家畜のインフルエンザが犬や猫に伝播する可能性も極めて低いといっていいでしょう。インフルエンザについては必要以上の心配はいりませんが、規則正しく健康的な生活を心がけて、免疫力の維持には努めましょう。日々の健康管理を大切にして、愛犬や愛猫との日々を楽しんでくださいね。