2016年4月28日更新

【獣医師監修】犬と一緒におやつ!パンを与えても大丈夫?

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朝食やおやつに食べているパンを犬にねだられて、つい…という飼い主さんは多いでしょう。でも人間用のパンは、果たして犬にとって良い食べ物となるのでしょうか。ここでは犬に食べさせても良いパンや、与えるときの注意点などについてご紹介していきます。

 

基本的には大丈夫 でも素材に注意


パンは日常的に食べる炭水化物源として、人では一般的な主食の一つといえるでしょう。今は手作り志向・天然素材にこだわったベーカリーが多いのも嬉しいですね。

パン自体は、犬に禁止するほど問題のある食品ではありません。ただ、菓子パンや調理パンの内容によっては、犬が食べることで健康を害することもあります。さまざまな味付けがされたパンの中には、ネギ類など犬に与えるべきではない野菜が入っているものもあるでしょう。また、甘い菓子パンは犬には糖分が多すぎたり、犬には悪影響のあるチョコレートを含むものもあります。

犬に食べさせて良いのは、シンプルな食パンなど。油脂の多いバターロールやペストリー系はさけましょう。フランスパンは素材的には害はありませんが、食べさせ過ぎるとおなかの中で水分を吸い、大きく膨張してしまいます。また、パンはご飯と比較してカロリー過多になりやすい食品。犬の体重を良く考慮して与えてください。

知っておきたいパンの原材料


ふっくら焼き上がったパンはとても美味しそうですが、原材料には何が使われているかご存知でしょうか。一般的にスーパーなどで販売されているパンの原料には、次のようなものが含まれています。

  • 精白小麦
  • 精白糖
  • ショートニング・マーガリン
  • 香料
  • 保存料

市販されているパンは、口当たりを良くし白い仕上がりにするため、精白した小麦が使われます。この場合、全粒小麦などと比較すると、ビタミンBなど有効な栄養素が取り除かれてしまっています。

また最近アレルギー、動脈硬化、心疾患、不妊の原因として問題となっている、トランス脂肪酸は主にマーガリンなどの加工油脂に多く含まれています。その他、香料や日持ちさせるための食品添加物も気になるところです。

これらはすぐに犬の健康に影響を与えるわけではありませんが、人間と比べて身体の小さな犬に対しては、やはり注意が必要かもしれません。

 

犬にパンを食べさせるときには

犬に食べさせるパンについては、できる限り自然素材を使ったものを選ぶといいでしょう。スーパーなどで量販されているパンよりも、お店で焼いて売っている、素材にこだわったものが安心です。

シンプルで糖分・油分・塩分の少ないパンが犬には適しています。パンは少量でも、おなかの中で水分を含んで大きくふくらみます。人間から見れば少しの量でも、主食にさしつかえることがあります。おやつで与えるのならば、ほんのひと口にしておいた方が良いでしょう。

主食として使うのであれば、犬用に売られているパンか、手作りするのが一番です。しかしながら犬用のパンは割高でなかなか手が出ない・・・という方も多いのではないでしょうか。。そのような場合は自分でパンを作れば、油や塩分の心配もいりませんし、添加物の不安もありません。犬のためのパンレシピの詳細は、「愛犬・愛猫のための手作りレシピ」で見られます。

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楽しいパンライフを

犬にとって栄養面から見れば、専用フードが一番というのは真実です。でも、毎日の食生活に変化をつけることは、犬にとっても喜びのはず。パンはおやつにも主食にもできる食品のひとつです。あげても良いパンをきちんと選ぶことで、愛犬との楽しいひとときを過ごすベストアイテムとなるでしょう。

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