2017年1月3日更新

獣医師が教える!あなたの愛犬は寒さに強い?弱い?

ペット生活 獣医師



獣医師

ペット生活編集部の獣医師アカウント。ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

 

本来、犬は寒さには強く、暑さには弱い体をしていますが、中には寒さがとても苦手な犬種もいます。特に、日本で人気の小型犬種や超小型犬種は寒さに弱いことが多いので、寒い冬の過ごし方には注意が必要です。その一方で、冬に雪の中で遊ぶことはもちろん、雪の中で寝てしまうことも平気なほどに寒さに強い犬種もいます。今回は、日本で人気の犬種の中から、寒さが苦手な犬種と寒さが得意な犬種を紹介します。

 

寒さが苦手な犬種

トイプードル


シングルコートのトイプードルは、被毛に熱を蓄えることがあまりできず、寒さが苦手な犬種といえるでしょう。

チワワ


チワワは温暖なメキシコを原産とする小型犬。スムースコートのチワワはもちろん、ロングコートのチワワであっても寒さへの耐性はあまりありません。

ヨークシャーテリア


ヨークシャーテリアは細く繊細な被毛のシングルコートの小型犬であり、非常に寒さに弱い犬種です。

ミニチュアピンシャー


シングルコートで被毛がとても短いミニチュアピンシャー。体脂肪も少ないため、保温が苦手です。寒さには弱い犬種といえるでしょう。

イタリアングレーハウンド


短毛でシングルコート、体脂肪の少ないイタリアングレーハウンドは、ミニチュアピンシャーと同様に寒さがとても苦手です。

一般的に、体が小さく、シングルコートの犬種、体脂肪の少ない犬種、温暖な地域を原産とする犬種は寒さを苦手とする傾向があります。もちろん、これ以外の犬種であっても、痩せて体脂肪が少なかったり、高齢であったりすると寒さに弱いことがあります。

愛犬が寒さに弱い場合には、適切な寒さ対策が必要です。まず、基本的には室内飼育をおすすめします。日当りのよい室内にブランケットなどを用意して、自由に暖をとれるようにしてください。暖房を使用することもあると思いますが、床暖房には特に注意が必要です。小型犬や超小型犬は人間より床に近い部分で生活をしているため、設定温度が高くなりすぎないよう気をつけてください。冬は乾燥しますので、加湿も忘れずにしてくださいね。外出するときは、洋服を着させてあげるなどするとよいでしょう。

寒さが得意な犬種

柴犬


古来より日本で暮らしてきた柴犬は、日本の寒さには適応しています。密な下毛のおかげで、寒い冬も耐えることができるのです。

バーニーズマウンテンドッグ


スイスを原産とする山岳犬として有名なバーニーズマウンテンドッグは寒さにとても強い犬種です。長くて厚い被毛に覆われていることで、厳しい寒さにも耐えられます。

シベリアンハスキー


シベリアンハスキーは、もともと寒さが非常に厳しいシベリア地方のそり犬であり、寒さにはとても強い犬種です。ダブルコートの厚い被毛は体温保持に役立っています。

日本スピッツ

原産地については諸説ありますが、北方の地からやってきた日本スピッツ。その豊富な被毛のおかげで、日本の冬でも平気でいられる耐寒性を持っています。

グレートピレネーズ

厳寒のピレネー山脈の作業犬をルーツとするため、寒さにとても強いグレートピレネーズ。密集した下毛と長い上毛のダブルコートも、厳しい寒さから体を守るのに役立っています。

寒い地方を起源としていて、豊富な被毛を持つ大型犬種が寒さに非常に強いことは、知っている人も多いでしょう。一方で、日本の土地に順応した柴犬も、日本の冬の寒さには十分対応できる耐寒性を持っています。

しかし、最近はこれらの犬種も室内飼育をされることが増えてきています。空調の効いた室内で飼育されることで、本来の耐寒性を失ってしまっていることがあるようです。そのほか、寒さが得意な犬種であっても、子犬や老犬、疾患を持つ犬の場合には、体温調節がうまくできないことがあります。愛犬が寒そうにしているようならば、ブランケットなどを用意しておきましょう。また、室内飼育をしている場合、暖房のかけすぎによる熱中症や、熱や湿気が被毛にこもることによる皮膚疾患には十分気をつけてください。

 

あなたの愛犬は寒がりですか?

犬は寒いと、布団の中にもぐりこんできたり、ブルブルと震えてしまったりします。寒い時期に愛犬がこのような行動をとっている場合には、寒さが苦手な犬かもしれません。防寒対策をしっかりして、冬を乗り切りましょうね。

 
 

関連カテゴリ