2017年6月18日更新

猫にヨーグルト?意外なプラス効果が見込めるかも?【動物看護師が解説!】

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

突然ですが、みなさんの猫は便秘ですか?猫は元々水分をあまり欲しない為、便秘になりやすい生き物なのです。なんとか便秘を改善してあげたいと思っても、薬やサプリメントは高いし、副作用が心配。何か手近なもので…と考えた時、ヨーグルトが浮かんだ人きっといますよね。そもそもヨーグルトって猫に与えて良いのでしょうか?

 

ヨーグルトは食べてもいい。が、条件付き。

ヨーグルトは食べても問題ありません。むしろ、健康に良い食品でもあります。しかし、条件があり、必ずプレーン(無糖)のもので、出来れば、低脂肪のものがよいでしょう。

ヨーグルトに含まれる脂肪分程度で下痢をすることはまずないと思いますが、個体差があり、更に食べる量により下す可能性があるので、低脂肪か無脂肪のものを選びましょう。

何故ヨーグルトはいいの?

そもそも、猫に人の食べ物を与えると良くない、と言うのに、何故ヨーグルトは良いの?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

たしかに、人の食べ物を食べて、ただ味が目新しくて良いだけで、健康に対して何のメリットも無ければ、あげない方が良いでしょう。しかしヨーグルトに関しては、猫に対しても健康維持に役立つ食べ物であり、メリットが豊富なので与えることをお勧めします。

冒頭でもお話したように、便秘の猫にヨーグルトを与えると、快便まではいかなくとも、多少の改善が見込めます。ヨーグルトを食べることにより、整腸作用で腸内環境が良くなり、悪玉菌が減り、腸の活動が上がり、結果的に便秘が解消されるのです。ただし、猫の便秘の場合水分不足の可能性もありますので、この点から、ヨーグルトを食べさせれば便秘が解消される、と断言することは出来ません。

また、乳酸菌の働きにより、口内環境も良くなり、口臭が少なくなるという報告もあります。年を重ねるごとに猫の口臭が気になってきていませんか?ぜひヨーグルトを試してみて下さいね。

 

食べられない猫もいる

人間で牛乳を飲んで下痢をする人がいるように、猫も牛乳を飲んで下痢をすることがあります。これは、乳糖不耐性といって、牛乳の中に含まれる乳糖を分解するラクターゼという酵素が不足していることにより、下痢を引き起こしています。

ヨーグルトは発酵する過程で、全体の乳糖のうち半分くらいは分解されますが、0ではありません。ですので、乳糖不耐性の猫はヨーグルトが食べられない可能性がありますので、食べさせる時は少量から始め、便が緩くなったり、下したりするようでしたら、与えるのは中止してください。

乳糖不耐性でない猫に関しても、体に良いとはいえ、あげすぎは良くありませんので、適量を心がけましょう。

愛猫の健康維持にどうぞ

ヨーグルトを食べることが出来るようであれば、副作用のないサプリメントのような、心強い食材ですから、是非おうちにヨーグルトがあれば少しおすそ分けしてみて下さいね。
体に良いとはいっても、病気を治したり、病気予防に役立つような医学的根拠はまだありませんので、過剰に期待しすぎないようにしましょう。