2016年2月29日更新

襟が黄色いので「黄襟」。キエリクロボタンインコの特徴、性格、飼い方をご紹介

ボタンインコにはさまざまな品種があり、どれもよく似ています。ボタンインコを見て、その種類を見分けられる人は相当ボタンインコに詳しい人でしょう。キエリクロボタンインコは日本で一番流通しているボタンインコだと言われていますが、実際には純粋種は少ないようです。今回はキエリクロボタンインコの特徴や飼い方についてご紹介しましょう。

〈画像引用元:Drew Avery

キエリクロボタンインコってどんな鳥なの?

ボタンインコと名のつくインコは非常にたくさん存在しますが、原種はボタンインコ、キエリクロボタンインコ、クロボタンインコ、ボタンインコ、ルリコシボタンインコの4種のみ。ヤマブキボタンインコ、ブルーボタンインコ、モーブボタンインコ、シロボタンインコなど他のボタンインコはすべて4つの原種から派生した亜種もしくは色変わり種なのです。

原種の中でもボタンインコやクロボタンインコは現在ではほとんど絶滅していると言われていますし、キエリクロボタンインコやルリコシボタンインコも他の品種との自然交配により純粋種の数はかなり減ってきています。つまり、キエリクロボタンインコがどんな鳥か定義すると、「今では数を減らしているボタンインコの原種のひとつで他の色変わり種の元になっているインコ」ということになります。ちなみにコバルトブルーボタンインコやヤマブキボタンインコはキエリクロボタンインコから作られた品種だと言われています。

体長は14㎝~15㎝、体重は40g~50g程度で原産地はアフリカ。キエリクロボタンインコと名付けられて売られているインコの中にはルシコシボタンインコと交配しているものも多いのですが、原種は頭が黒、首から胸にかけてはレモン色に近い黄色、羽根や下腹の部分は明るいグリーンです。頭が茶色っぽかったり、襟元の黄色にオレンジが混ざっているタイプは混血種だと思った方が良いでしょう。

キエリクロボタンインコを飼う時の注意点は?

鳴き声が大きいため近所迷惑に注意

ボタンインコ全般にいえることですが、鳴き声が結構大きく騒がしいですので、集合住宅などで飼育する場合は、少なくとも朝や夜は防音カーテンなどで音が外に漏れないように工夫しましょう。初めて飼う場合は一度、ペットショップで鳴き声を聞いてみることをオススメします。

寒さにあまり強くない

キエリクロボタンインコはアフリカ出身の原種ですので寒さに弱い傾向があります。ヒナでお迎えする場合にはケージではなくプラスチックの飼育ケースに入れてヒーターなどで下から温めるようにし、ケース内を26℃~27℃程度に保つようにしましょう。

成鳥の場合は室温が23℃~24℃程度になるよう、ヒーターやエアコンで調整してあげた方が良いでしょう。

噛む力が強い

キエリクロボタンインコはくちばしの力が強く、噛まれると流血になることもあります。縄張り意識があるので、不用意にケージに手を入れるといきなり噛まれることもあります。たまに何も原因がなさそうなのにいきなり噛んでくることもあるようですので注意が必要です。

キエリクロボタンインコを飼う前に揃えたいグッズは?

キエリクロボタンインコは15㎝位の小柄なインコですので、40㎝四方程度のケージを用意すれば充分でしょう。くちばしの力が強いのでケージは丈夫なタイプを選び、勝手に外にでないようナスカンなどで扉を留めておくと良いでしょう。ケージの中にはエサ入れ、水入れ、止まり木などを用意しますが、齧って遊べる木の枝やオモチャも用意すると喜びます。ケージの下にペットシートなどを敷いておくと糞の掃除が楽になります。

キエリクロボタンインコは何を食べるの?

キエリクロボタンインコはもともとアフリカの林や草原で木の実や粟、ひえなどの種、果物、草、昆虫などを食べる鳥ですが、家庭内で飼育する場合は栄養バランスの取れたインコ用のペレットを食べさせるのが良いでしょう。

だたし、それだけでは嗜好の面で物足りない可能性がありますので、副食として混合シードや果実、木の実、細かくしたゆで卵などを与えるようにしてください。

首の黄色い純粋種に会えたら幸運

キエリクロボタンインコは広い意味で言えば日本で一番流通しているボタンインコですが、原種もしくは原種に限りなく近い個体にはなかなか出会えないのが現状です。もし、頭が黒い襟元にオレンジ色が入っていない原種に出会えたらかなり幸運かもしれません。一生懸命お世話してストレスのない暮らしをさせてあげてください。

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