2016年11月2日更新

【獣医師監修】猫の包皮炎〜原因・症状と対策

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猫の包皮炎はオスの生殖器を包み込んでいる皮の部分に炎症が起きている状態のことを指します。猫の包皮には基本的に細菌が生息しているので、包皮に膿が出ているということは決して珍しいことではありません。ただ病原性の強い細菌が原因で炎症がでている場合には激しい痛みを生じることがあるので注意してあげてください。包皮炎は重症化してしまうリスクがないわけではないので、包皮の部分に膿がでることがよくあることだと思って軽視してしまうことは禁物です。目に見えて明らかな症状が出ているにもかかわらず放置してしまうことのないようにしましょう。猫の包皮炎の原因や症状、対策についてご紹介します。

 

猫の包皮炎の原因

猫の包皮炎の主な原因は細菌感染です。オスの生殖器を包み込む皮には多くの細菌が生息しているものですが、場合によっては細菌感染を引き起こして強い炎症が表れることがあります。特にオスの生殖器の付近に体毛がある猫種は、毛についた汚れから包皮の炎症につながるリスクが高まります。できるだけ清潔な状態を保ってあげることが包皮炎を防ぐために有効なので、意識的にきれいにしてあげましょう。猫のオスの生殖器は皮に包まれていることが一般的なので、包皮の内部に汚れが溜まってしまいやすく、同時に細菌が繁殖しやすい環境が整いやすくなっています。包皮炎のリスクを少しでも軽減してあげてください。

猫の包皮炎の症状

猫の包皮炎の主な症状はオスの生殖器から膿がでることや患部の痛みなどが挙げられます。オスの生殖器から膿がでること自体は珍しいことではありません。多くの場合は自然に治癒しますが、包皮炎が重症の場合にはなかなか治らず、ときには激しい痛みを伴うこともあります。猫の包皮炎が痛みを引き起こしていることを察知するためには猫が排尿しているときに確認することが有効です。猫が包皮に痛みを感じていると排尿する際に痛みを感じて一気に尿をださずに数回に分けて尿をだすといった症状が見られる可能性が高いです。特に包皮炎が痛みを伴っている場合には重症化していると考えられるので、動物病院に連れて行き、獣医さんの診察を受けさせてあげましょう。

 

猫の包皮炎の対策

猫の包皮炎は細菌感染が引き金となって引き起こされることがほとんどです。オスの生殖器の付近を清潔な状態に保つように配慮してあげることが有効なので実践してあげてください。

猫の包皮炎の治療

猫の包皮炎の治療はいくつか考えられます。包皮炎が軽度な状態であれば自然治癒を期待できますが、炎症が激しいときなどは重症化する可能性があります。そのような場合には細菌感染に対する治療をするために抗生物質を投与します。また包皮の内部に溜まった膿を取り除くために消毒液や生理食塩水などを使用して患部を洗浄することもあります。

まとめ

猫の包皮炎の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の包皮炎はオスの生殖器に生じている炎症のことです。包皮の内部に膿がでているということは珍しくはありませんが、だからといって軽く扱ってしまうことのないようにしてください。生殖器は動物にとって非常に大事な部位です。膿や痛みがでているということは猫から発せられている病気のサインであることを忘れずに、適切に対処してあげましょう。包皮炎を発症してしまわないようにするためには、オスの生殖器の付近を清潔な状態に保ってあげることが大事になります。ただ猫は幼少期の頃から入浴させることに慣れさせていないと入浴を嫌がることが多いので、できれば幼少期の頃から入浴することを習慣化させておいてください。もし入浴を極端に嫌がるという場合には濡れタオルなどで包皮の周辺の毛などについた汚れを拭き取ってあげましょう。

 
 

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