2017年6月18日更新

猫にささみは食べさせて大丈夫?【動物看護師が解説!】

誕生日や、お正月、クリスマス。行事ごとに何か特別なご飯を猫に与えている飼い主も多いのではないでしょうか?ペットショップなどで売られている犬猫用のごはんでも十分ですが、たまには手間暇かけて猫に手作り食を与えてみませんか?ヘルシーで手に入りやすいささみは、猫に与えても良いとされる食材のひとつです。

猫にささみの美味しさを

手作り食といってもなにをあげていいのか、どんなものを作れば良いのか迷ってしまいますよね。全て手作りはなかなか難しいので、いつも食べているキャットフードにささみを茹でて、汁と一緒にパラパラとかけてあげるのも良いでしょう。
脂肪分が少なく、ヘルシーなささみはお湯で茹でるだけでもほんのり肉の甘みがあってとても美味しい食材です。きっと猫も気に入って食べてくれるでしょう。

ささみが食べられると得をするかも

ささみを美味しい、と覚えられるといくつかのメリットを得ることができます。まず、ご褒美をあげたいとき。

猫用のおやつは少なく、褒めてあげたいとき何もあげるものがないですよね。缶詰を開けるには量が少なすぎるし、いつものキャットフードでは猫もご褒美感がなく、あまり効果がありませんよね。猫の名前を呼んで、すぐに駆け寄って来るようにしたいなら、呼んでこちらに来たときにささみをひとつまみあげてみてください。ささみ欲しさに、次からは一目散に走ってくるでしょう。

ささみのメリットふたつめは、薬を飲まなくてはいけないときに便利です。猫はとても鼻がきくので、缶詰に錠剤や粉薬を混ぜてあげようとしても薬が入っていることがバレて全く食べてくれない、なんてこともあるでしょう。そんなときはささみの出番です。ささみに薬を混ぜて与えてみましょう。お皿からではなく、手からあげるのが良いです。たまにしか食べられないささみが出てくると、それだけで気分が上がってパクパク食べてくれることもありますから、是非試してみて下さいね。

ご褒美にするにしても、薬を忍ばせるにしても、”たまに”しか食べられない特別感が必要ですので、いつもいつもあげないようにしてくださいね。

味付けはしないこと

ささみを上げる際は、必ずきちんと火を通して、”お湯で”茹でて下さい。少し味がした方が…と思う気持ちもわかりますが、塩分や糖分をプラスしてしまうと猫にとって危険な食材になり兼ねませんので注意してください。

あげる量も、一回に大体10~15gくらいが良いでしょう。個体差がありますので、自分の家の猫の様子に合わせて調節してください。美味しくてどんどん食べてるうちに、胃の許容範囲を越して、吐いてしまうなんてことも起こりうるので注意しましょう。

特別な時に、美味しい手作り食を

安価で手に入れやすいささみは、手作り食にも使いやすい食材です。また、ヘルシーで塩分もないので猫の体に負担をかけることがありません。市販の缶詰も良いですが、たまにはドライフードに茹でたささみや、ささみのゆで汁でドライフードをふやかして特別なごはんにしてあげませんか?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

関連記事

【獣医師監修】猫の手作り食にいちごは使える?

冬の真っ赤で甘酸っぱい果物といえば、いちご。いちごを食べていたら家の猫が寄ってきた経験はありませんか?鮮やかな赤と、みずみずしいツヤとハリがあるいちごを美味しそう、と感じるのは人間だけではな……

猫に必要な栄養

猫にも手作りご飯を!猫の手作りごはんの作り方について

『ねこまんま』という言葉がありますが、お米にお味噌汁をかけただけの食事を猫に与えていればいいというわけではありません。 猫の体に必要な栄養素に気を遣い、しっかりとした栄養補給をさせてあ……

猫に必要な栄養

健康に良いだけでなく美味しい!長寿を目標に作られた「Simply」のキャットフード

猫は食べ物に関して非常にわがままな動物です。健康に良く素材にこだわっていても猫が食べてくれなければ意味がありません。プレミアムフードを食べてくれなくて食いつきの良いジャンクフードに戻ってしま……

犬や猫のために「グレインフリー」のドライフードが良いわけ

犬や猫のペットフード、特にドライフードにはさまざまな原材料が含まれていますが、その中でも最近、議論されているのがグレイン(穀物)の存在です。犬や猫はもともと肉食であるため、ペットフードに含ま……

猫に必要な栄養

イタリア発のハーブの力を活かしたドッグフード「グリーンフィッシュ」

食物アレルギーは多くのペットが体験している疾患です。被毛が抜けて剥げたり、皮膚炎になったり、下痢や血便になったりと、その症状は決して無視できません。アレルギーは化学物質が残留する肉類や人工添……

キャットフード

【獣医師監修】猫はお刺身を食べても大丈夫?食べ過ぎはマイナスになるので与える場合は少しだけに

新鮮で美味しいお刺身。人間が食べている時に愛猫にねだられて一切れ上げたり、猫の誕生日やご褒美にお刺身を買ってあげる飼い主さんもいるのではないでしょうか。ところが意外なことにお刺身は猫にとって……

キャットフード

猫にヨーグルト?意外なプラス効果が見込めるかも?【動物看護師が解説!】

突然ですが、みなさんの猫は便秘ですか?猫は元々水分をあまり欲しない為、便秘になりやすい生き物なのです。なんとか便秘を改善してあげたいと思っても、薬やサプリメントは高いし、副作用が心配。何か手……

猫に必要な栄養

【獣医師監修】実は水分補給に役立つ?猫に麦茶!

猫が麦茶を飲む?と疑問に思う方は多いと思います。しかし、ネットで検索してみると意外と麦茶と猫の関係を示す記事や動画がたくさん溢れていたのです。 気になるのは飲むか飲まないかではなく、身……

猫に必要な栄養

【獣医師監修】冬の味覚カニ!猫におすそ分けは危険か?

とっても寒い日に食べたくなるのが、あったかーい鍋ではないですか?冬の鍋といえば、贅沢にカニを入れたりするお宅もあると思います。グツグツ煮込むと美味しい匂いがしてきて、猫もつられて食卓に興味津……

猫に必要な栄養

【獣医師監修】猫に豆腐を与えるのは危険なのか?

筆者も猫の飼い主の1人ですが、ある日冷奴を切り分けていたら猫が寄ってきて、くれくれとせがみ始めました。食べものにはなんでも興味を示す猫なので、嗅がせてやろうと差し出したらそのままパクリ…。こ……

猫に必要な栄養

愛犬、愛猫が手術する時に飼い主さんができる準備とアフターケア。

ペットの手術や入院。飼い主さんにとっては辛い出来事ですが悲しんでばかりもいられません。ペットが無事に治療を終え元気になるためには飼い主さんの充分な準備やアフターケアが必要です。確かに治療する……

猫の幸せ

【獣医師が教える!】愛犬・愛猫のライフステージ別ペットフードの選び方

愛犬や愛猫の健やかな暮らしには、健康的な食習慣が欠かせません。最近では、各メーカーからとてもたくさんの種類のフードが販売されています。 ずらりと並んだたくさんの種類のフードの中から、ど……

猫に必要な栄養

【獣医師監修】猫用チーズ?人間用のチーズではだめなの?

最近ではスーパー等で猫用のおやつとして、チーズを見かけることがありますよね。人間が食べるチーズの方が値段的に安価で手に入りやすい為「わざわざ猫用を買わなくても・・・」と思ってはいませんか? ……

猫に必要な栄養

魚好きな猫が喜ぶ!イタリア発のプレミアムキャットフード「FORZA10」

ペットフードに厳しい規制を課しているヨーロッパブランドのキャットフードは、人間が食べられる食材にこだわっているブランドが多いため、愛猫家の中には指名買いしている人も多いと言います。しかしなが……

キャットフード

愛犬・愛猫のための手作りごはん!『ペット生活レシピ』がオープン♪

最近『犬猫の高齢化』というキーワードを耳にする機会が増えたと感じませんか?一般社団法人ペットフード協会の独自調査によると、犬猫の平均寿命は、30年前と比較して約2倍にまで伸びているそうです!……

【キャットフード】愛猫の水分補給にもおすすめキャットフード10選

愛猫が脱水症状を起こしやすい時期には、特に水をもっと飲んでほしいと思いますよね。また、下部尿路疾患など水分不足が悪影響を及ぼす病気もあるので、猫の水分補給はとても大切です。 愛猫が水分……

猫に必要な栄養

【獣医師監修】猫はぶどうを食べても大丈夫?猫にぶどうをあげると中毒になる可能性が!

秋の代表的果物のひとつ、ぶどう。抗酸化作用があるアントシアニンがたくさん含まれているので、猫の健康にも活かしたい・・・そう思う飼い主さんも多いかもしれません。果たして、猫にぶどうを食べさせて……

キャットフード

【猫の栄養】猫に野菜はゼンゼン必要ない?猫が肉食である意外な理由とは

猫のご飯を手作りしている人のレシピを見ると、結構野菜を使っていることがあります。しかしネコは完全肉食動物だと言われていますよね。 それでも時々ネコは「猫草」を食べますから、100%完全……

猫に必要な栄養

【獣医師監修】猫はニラを食べても大丈夫?猫にニラを与えるのはやめましょう

シュッと伸びたニラは猫草に似ているためか、そのまま置いておくと猫がかじってしまうことがあります。猫はお腹に溜まった毛玉を吐き出すために長く尖った草を食べることがありますが、ニラでその代用がで……

猫に必要な栄養

【猫と栄養】猫の肥満対策☆猫に必要なエネルギーは1日にどれくらい?

愛猫カイトも今年で6歳。そろそろ中高年真っ盛り。年を取ると分りますが、中年になると「水を飲んでも太る」と思う程、代謝が落ちて太りやすくなります。 これは人間も猫も同様でしょう。そしてネ……

猫に必要な栄養