2017年6月20日更新

足先を過剰に舐めていたら注意! 獣医師に聞く、犬が見せるストレスフルのサイン

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ひとり暮らしの人に、自宅で留守番中のペットをチェックするスマホアプリが人気と聞きます。「屋内での終日の留守番のストレスが原因で脱毛や体調不良、自傷行為などを起こし病院に来るケースがあります」と話すのは、獣医師で動物病院Rire(リール。東京都渋谷区)の橋本理沙院長。詳しい話を聞きました。

 

犬が過剰に足先をなめ続けるのは、ストレスフルのサイン

ストレスはどのような形で現れるのでしょうか。橋本医師は、こう説明します。
「犬は、人と遊ぶのが大好きな動物です。そのため、人の気を引くためにわざといたずらをするケースが目立ちます。飼い主がひとり暮らしの場合、日中にかまってあげられないことも多いと思います。

これまでしていなかったようないたずら、例えば、飼い主がいないときに限って、ティッシュを箱から全部出してしまう、トイレ以外の場所でおしっこをしてしまうといった、一見困った行動をすることがあります。これは、『分離不安症』という心の病気の可能性があり、飼い主の注意を引こうとするサインであることが多いのです」

悪さをしているのではなく、かまって欲しいサインなのですね。
「犬は、『強迫神経症』といって、ストレスがたまると自傷行為をすることもあります。毛を抜く、皮ふが赤くただれるまで足先や指の股をなめ続ける行動は、ストレスが原因の場合が多いです。また、自分の尻尾をかじる『尾かじり』と呼ぶ行為は、退屈の現れと考えられます。血が出るほど尻尾をかじった小型犬が来院したこともあります」(橋本医師)

下痢や肥満はストレスが原因となる場合も

ヒトはストレスが原因でおなかをこわすということもありますが、犬はどうなのでしょうか。
「犬もヒトと同じく、ストレスで下痢を起こす、嘔吐(おうと)することがあります。また、もともと食べることが大好きな犬ですが、退屈から必要以上に過食となって、肥満はもちろん、誤食といった事故も増えます」(橋本医師)

犬のストレス対策について、橋本医師は具体例を挙げて説明します。
「犬が遊べる場所に、噛(か)み続けることができるもの、例えば馬のアキレス腱(けん)でできた犬用おやつや、硬くねじったスポーツタオルなどを用意します。退屈を防ぎ、ストレスの解消に役立ちます。

このとき、必ず飲み込めない大きさのものを用意してください。飼い主の留守中の誤食は、犬に特に多いトラブルの一つです。以前、靴下をおもちゃにした犬が、飲み込んで開腹手術をしたという例があります。同様に、肉や惣菜のプラスチックのトレーやお菓子の袋などを食べることも多いので、ゴミ箱にはフタ付きのタイプを使うなど注意しましょう。

また、ストレスでイライラして攻撃性が高くなっているときには、獣医師に相談してください。不安を取り除く薬やサプリメントを処方するなどの対応ができます。いずれにしても、ほかの病気の可能性もあるので、まずは病院での検診を勧めます」(橋本医師)

橋本医師は、犬とヒトとのコミュニケーションの点についてもアドバイスをします。
「犬のストレス発散のために、1日30分以上は、散歩以外にスキンシップの時間を持ちましょう。また、特に大型犬の場合は、運動不足がストレスとなり、『むだ吠え』の原因にもなります。できれば週に1回はドッグランへ行き、思いっきり走る機会を作りたいものです。ひとり暮らしで時間が取れないなどの場合は、ペット用の保育園やペットシッターなどを利用するのも一つの方法でしょう」

ひとり暮らしだと、帰宅時に出迎えてくれる犬の存在はうれしいものですが、犬にも癒しが必要とのことです。犬のストレスのサインを見逃さず、触れ合う時間を持ちたいものです。

記事提供:足先を過剰に舐めていたら注意! 獣医師に聞く、犬が見せるストレスフルのサイン

 
 

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