目の下に風船のような大きな水泡。スイホウガンの特徴、飼い方をご紹介

目の下に大きく膨らんだ水泡があるスイホウガン。漢字では「水泡眼」と表します。中国産の金魚で本国中国では非常にポピュラーな金魚。今回はスイホウガンの特徴や飼い方についてご紹介しましょう

 

スイホウガンはどんな金魚なのか?

スイホウガンは中国原産の金魚。中国では長く王族に愛され、1000年以上かけて掛け合わられて誕生したと言われています。支配階級に飼育が独占されて、門外不出になっていましたが、その後輸出が許されるようになり、日本にも1958年に初めて輸入されました。その後、1961年に三京水産の江原重利氏が中国から大量に輸入したことで日本でも一般的になりました。

特徴は何と言っても目の下についている水泡。この水泡は眼球の角膜部分が膨らんだもので中にはリンパ液が入っています。水疱は孵化後40日~45日ぐらいから膨らみ始め数年かけて大きくなりますが、スイホウガンとしての価値が高いのは水疱が左右対称の個体だと言われています。

背びれがないのも特徴で尾びれは三つ尾か四つ尾です。カラーは赤や赤と白の更紗模様のほか、数は少ないですが黒、青、キャリコなどもあります。

 

スイホウガンを飼う時の注意点は?

スイホウガンは動きが鈍く比較的スローな金魚です。そのため、他の品種と同じ水槽で混合飼いすると突つかれて水泡が壊れてしまうことがあります。また、固い人工水草や尖ったオブジェクトなどが水槽内にあると、これが原因で水泡が傷つくこともあります。水泡が萎んでもメチレンブルーなどで2日~3日薬浴させれば傷を直すことはできますが、破れてしまった水泡は元に戻りませんので注意が必要です。ちなみに水泡はストレスで萎んでしまうこともあると言われていますが、破れていない場合は数日で元どおりに膨らんできます。

 

スイホウガンを飼う前に揃えたいグッズは?

水槽

スイホウガンは大きく成長しても15cm程度ですので、そんなに大きな水槽に入れる必要はありませんが、複数飼育する場合は3匹程度でも60ℓ水槽は用意した方が良いでしょう。水疱が傷つくのを防ぐためにも、水槽内はすっきり広く泳げるようにしましょう。底砂はなるべく細かいタイプがオススメです。

エアレーション

スイホウガンは他の魚と同様に水中でエラ呼吸して酸素を体内に取り込んでいますので、水中に充分な酸素を補給するために必ずエアレーションを設置することをオススメします。

濾過装置

金魚を飼う場合はどんな品種であっても水質管理に注意が必要です。水槽内の水質をきれいな状態に維持するためには水を定期的に交換するほか、濾過装置を取り付けて糞やエサの残りによる水質汚染を防ぎましょう。

水温計&ヒーター

スイホウガンを飼う場合、水槽内の水温は約20℃~25℃程度に維持するようにしましょう。水温は感覚的に把握しにくいため水温計とヒーターによる数値で管理することが大切です。

塩素除去剤

水槽に入れる水は水道水で充分ですが、水道水には塩素が入っているためそのまま使用すると一晩で金魚が死んでしまうことがあります。水槽に入れる水道の水は24時間程度汲み置きするか、市販の塩素除去剤を使いますが、塩素除去剤があえば汲み置きの時間が省略できて便利です。

 

スイホウガンは何を食べるの?

スイホウガンには人工の金魚用エサ、冷凍赤虫、イトメ、水草などを与えましょう。エサを与え過ぎると水質を悪化させ病気に繋がりますので、与える量は5分以内で食べきれる量にし、1日1回~2回程度にするよう心がけましょう。

キュートな姿に女性ファンも多い

一見、ほっぺたを膨らませて怒っているかのようにも見えるスイホウガン。ちょっと不器用な泳ぎ方も愛嬌があって女性ファンが多い金魚です。ポイントは何と言っても自慢の水疱が傷つかないように配慮してあげること。水泡が傷つかないように水槽内を整え、単種で飼ってあげれば10年近く生きてくれますのでぜひ大切に育ててあげてください。

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