中国で生まれた謎の金魚。チョウテンガンの特徴、飼い方をご紹介

デメキンなど目が飛び出ている金魚は少なくありませんが、その中でもチョウテンガンは目が完全に真上を向いてしまっている変わった金魚。漢字では「頂点眼」と書きますが、その方がイメージが沸きやすいかもしれません。今回は中国で生まれた謎の多い金魚、チョウテンガンについて特徴や飼い方を調べてみました。

 

チョウテンガンはどんな金魚なのか?

チョウテンガンはスイホウガンと同様に中国で生まれた中国独自の金魚。アカデメキンの突然変異から生まれた品種ですが、その誕生には「光のないツボの中で何代も飼い続けたところ光を求めて目が上についた品種が生まれた」という逸話もあります。確かに魚のカレイやヒラメにも同様の目の移動が見られますので、環境により生まれた可能性はあるかもしれません。上を向いた目には視力がまったくなく、エサは嗅覚を頼りに探します。背びれがない点も品種の元となったデメキンから変異した点です。

中国の清王朝で限られた王族や富裕層にのみ飼育が許されていたため、門外不出だったのもスイホウガンと似ていて、日本には明治36年ごろに渡来したという説があります。

 

テンチョウガンを飼う時の注意点は?

テンチョウガンが品種としてあまり丈夫ではないと言われています。泳ぎもあまり上手ではありませんので、他の品種の金魚と同じ水槽内で飼うのは避けたほうが良いでしょう。その他は、水質汚染を防ぐために定期的に水の交換を行い濾過装置をつける、エサを与えすぎないように注意するなど基本的な飼い方で問題ありません。

 

テンチョウガンを飼う前に揃えたいグッズは?

水槽

テンチョウガンは上から覗き見ると目が合う感じで、その姿を楽しむことができます。普通の水槽でももちろん構いませんが、深さより底面積の広い水槽の方が姿を楽しめるかもしれません。習性的にも底の方で大人しくしている傾向がありますので、水槽は深さより底面積の広いタイプを優先して選んだ方が良いかもしれません。いずれにせよ、2匹で60ℓ程度の容量の水槽は用意した方が良いでしょう。

エアレーション

テンチョウガンも他の魚同様に水中でエラ呼吸して酸素を体内に取り込んでいますので、水中に充分な酸素を補給するために必ずエアレーションは必ず用意するようにしましょう。

濾過装置

テンチョウガンはあまり丈夫な金魚ではありませんので水質管理には特に注意が必要です。水槽内の水質をきれいな状態に維持するためには水を定期的に交換するほか、濾過装置の取り付けが必須です。

塩素除去剤

水槽に入れる水は水道水で充分ですが、水道水には塩素が入っているためそのまま使用することはできません。水槽に入れる水道の水は24時間程度汲み置きするか、市販の塩素除去剤を使います。塩素除去剤があれば汲み置きの時間が省略できますので便利でしょう。

 

チョウテンガンは何を食べるの?

チョウテンガンには人工の金魚エサ、冷凍赤虫、イトメ、水草などを与えましょう。目が見えなくても嗅覚でエサを探し上手にエサを食べます。エサを与え過ぎると水質を悪化させ病気に繋がりますので、与える量は5分以内で食べきれる量にし、1日1回~2回程度にしておきましょう。

上から見るとキュートな姿。中国王朝が生んだ珍しい金魚

上から見るときょろっとした目が覗いて愛嬌のあるチョウテンガン。日本では流通量、飼育量ともにそんなに多くないようですが、ちょっと珍しい金魚を飼ってみたいという方にはオススメなのではないでしょうか。

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