ずんぐりした体が可愛い。ランチュウの特徴、飼い方をご紹介

背びれがないコロッとした体に大きな肉瘤。肉瘤がライオンの頭を連想させることから英名ではライオンヘッドゴールドフィッシュと呼ばれています。愛好家が多く品評会が全国で行われているのもランチュウの特徴でしょう。今回はランチュウについて特徴や飼い方をご紹介しましょう。

 

ランシュウはどんな金魚なのか?

ランチュウは江戸時代から明治初期にかけて日本で生み出された品種。オランダ人が長崎に持ち込んだマルコと呼ばれる肉瘤のない金魚(当時は卵虫と呼ばれていました)を元に東京の初代石川亀吉氏が改良を加えたのが最初です。その後、さまざまな愛好家や養魚場の手により改良が加えられ、現在の肉瘤のある姿になったのです。

ランチュウの特徴は丸くて短く背びれのない体、短い尾ひれ、大きく成長した肉瘤で、カラーは赤、白、もしくは赤と白の更紗模様です。ランチュウは幼魚の頃は黒っぽい色をしていて成長するに従い色が赤や白に変わってきます。

ランチュウは愛好家が品評会を実施する過程でいくつかの系統に分けられました。

大阪ランチュウ

江戸時代の浮世絵にも登場するタイプで、現在のランチュウのような大きな肉瘤はなく、丸い粒のような小さな肉瘤をもっています。第二次世界大戦で絶滅しましたが、その後復元されました。

協会系ランチュウ

現在のランチュウの基礎になっている系統。初代石川亀吉氏が作出したランチュウに連なる系統で、「日本らんちゅう協会」がランチュウの基準と定めています。

宇野系

京都で陶芸家の宇野仁松氏によって確立された系統で、肉瘤が発達していて色が美しく、体があまり大きく発達していないタイプをランチュウの傑作と定義しています。赤と白の色分けがはっきりしているのも特徴です。

 

ランチュウを飼う時の注意点は?

品評会に出すようなランチュウを育てるのでなければ、比較的普通に飼育すれば問題ありません。金魚を育てるのに必要な設備を整え、水質管理をしっかり行い週に一度は水槽の1/2~1/3の水を交換すること、エサは多くやり過ぎないようにすることなどに気をつけるようにしましょう。

 

ランチュウを飼う前に揃えたいグッズは?

水槽

背びれのないランチュウは上から見て楽しむ金魚で、品評される際も上からの姿が判定される金魚です。普通の水槽でももちろん構いませんが、深さより底面積の広い水槽の方がランチュウの姿を楽しめて良いかもしれません。いずれにせよ、2匹で60ℓ程度の容量の水槽は用意した方が良いでしょう。

品評会に出展するような愛好家は水槽ではなく、池やFRPの容器を使って屋外で飼育することも多いようですが、屋外飼育をする場合は温度管理、水質管理、エサやりの管理が異なりますので、別途調べてみてください。

エアレーション

ランチュウも他の魚同様に水中でエラ呼吸して酸素を体内に取り込んでいます。水中に溶け込んでいる酸素量が少なくなると呼吸困難になり死んでしまうこともあります。水中に充分な酸素を補給するために必ずエアレーションを用意するようにしましょう。

濾過装置

ランチュウのような金魚を水槽で飼う場合は、水質管理が大切なポイントです。水槽内の水質をきれいな状態に維持するためには水を定期的に交換するだけでなく、濾過装置の取り付けも必須です。

塩素除去剤

水槽に入れる水は水道水を使いますが、水道水には塩素が含まれているため、そのまま水槽に入れて使用することはできません。水槽に入れる前に24時間程度汲み置きするか、市販の塩素除去剤を使いましょう。

 

ランチュウは何を食べるの?

ランチュウにはランチュウ専用の人工飼料がありますので、それをメインに冷凍赤虫、イトメ、水草などを与えましょう。エサを与え過ぎると水質を悪化させ、病気に繋がりますので、与える量はランチュウが5分以内で食べきれる量に制限します。エサを与える回数も1日1回~2回程度にしておきましょう。

マニアも多い高級魚だが、初心者でも飼える

品評会の実施が多く、マニアックな愛好家が多いランチュウ。上級者になるほど飼育のノウハウも複雑になるようですが、初心者でも飼うことはできます。その魅力に嵌ってランチュウを飼いたいと思ったらぜひ専門店を訪ねて飼育方法について相談してみてください。

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