2016年2月23日更新

中国から琉球を経て日本に来たリュウキンの特徴、飼い方をご紹介

金魚の代表格のひとつであるリュウキン。赤と白の更紗の模様、正三角形に近い寸詰まりな体型、そして長く優雅な尾など、典型的な金魚らしい姿が金魚愛好家を惹きつけてきました。しかしながら一般の人にはリュウキンの特徴は意外に知られていないようです。今回はリュウキンについてご紹介しましょう。

リュウキンとはどんな金魚なのか?

リュウキンは、フナの突然変異から生まれた和金のさらに突然変異から生まれた品種。中国でかなり古い時代に誕生し、日本には江戸時代中期に琉球王国を経て、当時の薩摩藩に輸入されました。リュウキンは漢字では琉金と表現され、これは琉球(沖縄)の金魚を意味しています。

配色はもっともポピュラーな赤と白の更紗模様のほかに、赤、青、紫、黄色、白などが混じるタイプがあり、尾びれも三つ尾、四つ尾があります。一般的に幅広く流通し、どこでも購入できる品種である一方、「江戸川リュウキン」「堀口リュウキン」などその美しさでブランド化し高値で販売されている系統もあります。

リュウキンを飼う時の注意点は?

リュウキン

適切な飼育空間を用意しよう

リュウキンは大きくなっても15㎝程度ですが、狭い水槽に飼うと立派なひれが傷ついてしまうことがありますので、60ℓ程度の水槽なら3匹程度に限定した方が良いでしょう。本来、金魚は異なる品種をひとつの水槽で飼うのは避けた方が無難なのですが、もし一緒に飼育するとしても、動きの速い金魚や口の尖ったタイプの金魚、リュウキンとサイズの違う金魚を一緒にするのは止めましょう。

与えるエサの量に注意

どの金魚にも共通することですが、リュウキンに与えるエサの量が多すぎると、食べ過ぎで消化不良を起こしたり、余ったエサで水質を悪化させたりする可能性があります。エサは5分以内で食べられる量を1日1回~2回程度に与える程度に抑えましょう。

リュウキンを飼う前に揃えたいグッズは?

水槽

前項でも触れましたが、リュウキン用の水槽は飼育数にあったサイズを用意する必要があります。金魚を昔からある金魚鉢で飼うのは、風流ではありますが金魚の生育にはあまり良い影響はありません。できれば通常の四角い水槽で1匹につき最低10ℓ~20ℓの水槽を用意しましょう。底砂を敷く場合は比較的、細かいタイプが良いでしょう。

エアレーション

金魚は水中でエラ呼吸して酸素を体内に取り込んでいます。金魚を酸欠状態にしないためにも水槽にはエアレーションがあった方が良いでしょう。エアレーションを設置すると泡によって水中に多くの酸素を取り込めるだけでなく、泡が起こす水面のさざ波が空気との接触面積を増やすため、水中溶解酸素量を増やすことができます。

濾過装置

水質管理はリュウキンの健康にとって大切なファクターです。水槽内の水質をきれいな状態に維持するためには水の交換が一番ですが、同時に濾過装置の取り付けも必須です。水槽内の水は糞やエサの残りで汚れがちですので、水槽のサイズにあった濾過装置を取り付けましょう。

水温計&ヒーター

リュウキンは水温が10℃以下になる日が続くと冬眠状態に入ります。冬眠させるためには秋から周到な準備が必要ですので、冬眠の準備をしてないのであれば水槽の水温を上げてあげる必要があります。温度が下がってきたらヒーターなどで水温を約15℃~25℃程度に維持するようにしましょう。

塩素除去剤

水槽に入れる水は水道水で充分ですが、水道水には塩素が入っているためそのまま使用することはできません。水槽に入れる水道の水は24時間程度汲み置きするか、市販の塩素除去剤を使って塩素を除去する必要があります。塩素除去剤はそんなに高価なものではありませんので常備しておくと便利です。

リュウキンは何を食べるの?

リュウキンは雑食性で動物性の小さな虫の類から植物性の藻まで何でも食べますが、家庭で飼育する場合は金魚用の顆粒状のエサを中心にし、イトミミズ、冷凍赤虫、ドライシュリンプなどをバランスよく与えると良いでしょう。いずれも与え過ぎに注意が必要です。

金魚の中でもトップクラスの人気者

多くの人がイメージする金魚らしい姿で常に人気トップ3に入るリュウキン。比較的リーズナブルな価格の普及クラスから、愛好家垂涎のブランド品種まで種類が多い点も幅広く飼育されている理由なのかもしれません。エサのやり過ぎでせっかくのシルエットを崩すことのないよう注意しながら飼育してください。

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