2016年2月8日更新

犬や猫も花粉症になるの…?そんな疑問に獣医師がお答えします!!

くしゃみが止まらない。鼻水が止まらない。目がかゆい。毎年春になると、花粉症の症状に悩まされる人も多いでしょう。今年も、辛い花粉症の季節が近づいてきました。ところで、犬や猫に花粉症があるのか、気になったことはありませんか。今回は、犬や猫の花粉症についてお話します。

そもそも、花粉症とは?

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花粉症とは、花粉が鼻などの気道や結膜などの粘膜に接触することで、アレルギー反応による炎症が起こり、様々な症状が出る疾患のことをさします。人の花粉症の原因としては、スギやヒノキ、イネ科植物が有名で、毎年春や秋など決まった季節になるとくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみといった症状に悩まされる人が多くいます。

犬や猫も花粉症になるの?

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実は、犬や猫も「花粉症」になることが知られはじめています。もともとアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を持っていた犬や猫が、決まった季節になると症状が悪化するというケースや、アレルギー性疾患とは診断されていなかった犬や猫が特定の季節にアレルギー症状を発症するケースがあります。こういった季節性のアレルギー症状は、人間でいう花粉症と似た状態だと言えるでしょう。

原因

アレルギー反応とは、本来病原性を持たないはずの物質に対して、体が過剰な免疫反応を起こしてしまうことを指します。つまり、花粉に対するアレルギー反応である花粉症の場合には、花粉に対して起こる異常な免疫反応が原因です。一方、ほこりをはじめとした環境中の物質(アレルゲン)に対してアレルギー反応を起こしてしまう体質をアトピー体質と呼びます。アトピー性皮膚炎の犬や猫のアレルゲンとなっている物質の中に花粉が含まれていると、特定の季節にアレルギー性皮膚炎の症状が悪化します。
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実際にアレルゲンとなる花粉の種類として特定されているものの例としては、スギやヒノキ、イネ科植物などが挙げられます。原因となっている植物の種類によって、発症する時期が決まっています。

症状

犬の場合、花粉によるアレルギーの症状としては皮膚炎が多く見られます。アトピー性皮膚炎の症状と同様で、痒みを伴って皮膚が赤く腫れたり、脱毛したりします。猫も同様ですが、アトピー性皮膚炎の症状に加えて、くしゃみや鼻水といった鼻炎の症状や、咳といった喘息の症状が見られることがあります。

治療方法と対策

アトピー性皮膚炎などのアレルギー性皮膚炎と同様に、症状が強い場合には薬による治療が必要になることもあります。アレルギー体質そのものを根治することは、まだまだ難しいのが現状です。ただ、そういったアレルギーを起こしにくい体質へと変えていく治療を実施している動物病院もありますので、ひどいアレルギー症状で悩んでいる場合には、一度かかりつけの獣医師に相談してみてもよいでしょう。

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基本的には、花粉によるアレルギーの症状が出てしまったら、薬を使ったり、生活環境を改善したりしながら、病気とつきあっていかなくてはなりません。毎年発症してしまう愛犬や愛猫のためには、アレルギーを発症する季節が近づいたら、できるだけアレルギーを起こさせないような対策をとっておくことも大切です。

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自宅でできる対策としては、とにかく可能な限り花粉を室内などの生活スペースに持ち込まないようにすることです。これは、人間の花粉症対策と同じです。散歩などで外出したあとは、ブラシやタオルなどを使って、花粉をしっかりと落としてから室内に入りましょう。室内では、空気清浄機を使用し、こまめに掃除機をかけるなどして環境中の花粉の量を減らすようにしましょう。また、戸外に出ることのない猫であっても油断はできません。外出をした人間が花粉を室内に持ち込むことで、花粉症を発症してしまうことがありますので、しっかりと花粉を落としてから室内に入るようにしてください。さらに、洗濯物や布団、特に愛犬や愛猫が使用しているタオル類やクッションなどにも注意が必要です。外に干したあとは、しっかりと花粉を払うなどしてから取り込むようにしてください。

春に悪化する皮膚炎は花粉が原因かもしれません。花粉症対策をしっかりと!

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特に春先、花粉に悩まされるのは人だけではありません。犬や猫も花粉に悩まされるケースが増えてきています。ただ、特に犬では鼻水やくしゃみといった、人で見られるような典型的な花粉症の症状が少ないため、気づいていない人もいるでしょう。あなたの愛犬や愛猫が、毎年特定の時期に体をかゆがったりするようならば、それは花粉が原因のアレルギーかもしれません。一度、動物病院を受診してみることをおすすめします。花粉に対するアレルギーであれば、自宅でしっかりとした花粉症対策をすることで、症状を楽にしてあげることができるかもしれませんよ。

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