2016年4月1日更新

【獣医師監修】犬の健康づくりにセロリがひと役 食べさせる時には繊維に注意

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独特の香味をもつセロリは、人間でも好き嫌いが分かれます。意外と犬はセロリ好きが多いよう。瑞々しさとあの歯ざわりが人気の秘密かもしれませんね。でも、犬にセロリを食べさせても大丈夫なのでしょうか。さっそくセロリの栄養と、犬に食べさせる際の注意などについて、見ていきましょう。

 

セロリと犬は意外と仲良し

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セロリの成分には、犬にとって有害な成分は含まれていません。あの独特の風味も、ほとんどの犬は気にしていないようです。

逆にセロリに多く含まれている、ミネラル分や胃腸改善成分によって、毛並が良くなったり体調が改善したという声もあります。長いままで与えてもバリバリと食べてしまう犬もいるようですが、この場合、繊維がしっかりしているので消化には良くありません。茎を与える場合は裏の固いスジを取り、細かくカットしてあげましょう

セロリは煮込んでも美味しいものです。小型犬や老犬にあげるときにはスープに入れて、柔らかいものを与えると安心です。

犬に良いセロリの成分って?

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セロリはカロリーも低く、健康野菜として知られています。セロリに含まれている栄養素には次のようなものがあります。

  • βカロテン
  • タンパク質
  • ビタミンB1・B2
  • ビタミンC
  • 食物繊維
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • カリウム

特に栄養価が高いのは、茎よりも葉の部分。茎の2倍もの健康成分が含まれています。細かく刻んで、フードのトッピングなどに使うと良いかもしれません。

また、ビタミン類、ミネラル成分がバランス良く含まれているため、体力の向上や体内環境を整える効果があります。豊富なカリウムは、犬の体内の余分な塩分を排出し、内臓への負担を軽減させます。セロリ特有の香りはセネリンやアピインといった成分によるもの。これらの成分には神経の高ぶりを鎮め、穏やかな気持ちにする働きがあります。飼い犬が精神的に敏感すぎるようであれば、試しに食べさせてみると良いかもしれませんね。

 

犬にセロリを食べさせるときの注意

セロリの約95%は水分です。カロリーは100gで15kcalとかなりの低カロリー。おやつやフードに加える食材としても、肥満の心配はありません。しかし、一方で食べ過ぎると下痢や食あたりを起こしてしまうことがあります。

また、セロリに豊富に含まれる食物繊維は適度であれば自然な便通を促しますが、多すぎると消化不良を引き起こします。犬の歯は、野菜をすりつぶすように噛み砕くには適していません。なるべく繊維が短くなるよう、細かくカットして与えると良いでしょう。茎部分を食べさせるときには、あらかじめスジを取り除きます

セロリは生で食べても大丈夫ですが、柔らかく煮こんでも犬に必要な栄養分に支障はありません。犬の体調や消化する力を良く観察して、犬に合った食べさせ方をしてください。セロリは香りにクセがあるので、苦手な犬もいます。無理に食べさせることのないようにしましょう。
セロリを使ったレシピの詳細は、「愛犬・愛猫のための手作りレシピ」で見られます。

犬に適した与え方を

セロリは犬にとっても体に良い食材ですが、性質豊富な野菜の消化は犬の消化器にとって負担となります。繊維質の多いセロリは、与えても未消化のまま排出されてしまうこともあります。栄養をしっかりと摂取させるのであれば、与え方を工夫しなければなりません。犬の体格や年齢に合わせて、調理法を変えてあげましょう。

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