2016年11月25日更新

【獣医師監修】猫のレッグパーセス病〜原因・症状と対策

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猫のレッグパーセス病は後ろ足の大腿骨の股関節との接続部分である大腿骨頭が壊死した状態のことを指し、レッグペルテス病ともいいます。猫においては発症率の高い病気ではないと考えられています。ただ大腿骨頭は猫が正常に歩くために非常に重要な部位なので、もしもレッグパーセス病を発症してしまったときには迅速に対処してあげなければなりません。猫のレッグパーセス病の原因や症状、対策についてご紹介します。

 

猫のレッグパーセス病の原因

猫のレッグパーセス病の主な原因は、大腿骨頭への血液供給が不足することであると考えられています。とはいえ血流不足が生じる原因については未だにわかっていない点が多く、その詳しい原因を明示することができません。現状では遺伝や外傷、炎症、循環異常、内分泌などの要因が複合してレッグパーセス病を発症しているのではないかと推測されています。

猫のレッグパーセス病の症状

猫のレッグパーセス病の主な症状は以下の通りです。

  • 歩様が乱れる(後ろ足を引きずる)
  • 患部を痛がる
  • 後ろ足の筋肉が萎縮する

レッグパーセス病は血流不足によって大腿骨頭に壊死が見られる病気です。そのため痛みがあると考えられ、その結果として後ろ足を引きずって歩くという症状が見られることが多くなります。猫のレッグパーセス病は発症率の高い病気とはいえませんが、もしもそのような症状が見られたときにはすぐに動物病院に連れていき、適切な検査を受けさせてあげてください。飼い猫に表れている症状は病気のサインです。場合によっては進行性の病気であることもあるので、少しでも早く対処をすることが大事になります。飼い猫の健康を守るために、病気のサインを軽視しないようにしてあげてください。

 

猫のレッグパーセス病の対策

猫のレッグパーセス病の原因については解明されていない点が多いので、レッグパーセス病を予防することは難しいと言わざるを得ません。そのためレッグパーセス病の症状を的確に察知し、適切な処置をしてあげることが大事になります。猫のレッグパーセス病の具体的な治療法については以下でお伝えします。

猫のレッグパーセス病の治療

猫のレッグパーセス病の治療法は症状の度合いによって異なります。レッグパーセス病の症状が軽度であり、自然治癒を期待できる場合は、体重の増加や過度な運動を防いで患部に負荷がかからないように気を付けるという安静療法を施します。その状態のまま様子を見て症状が緩和してきているときはそのまま治療が終わることも考えられますが、症状が改善しない場合は外科治療が必要になることがあります。ただ簡単な手術とはいえず、できることなら外科手術を避けたいところなので、そのあたりを含めて獣医さんに相談してみてください。具体的な外科手術の方法は大腿骨頭を切除し、替わりに人工関節を装着する手術になると考えられます。

まとめ

猫のレッグパーセス描の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫のレッグパーセス描は大腿骨頭への血流不足によって引き起こされると考えられていますが、その詳細な原因については解明されていません。とはいえ猫がレッグパーセス病を発症するというケースは稀なので、それほどリスクの高い病気ではないと考えられます。しかし大腿骨頭は股関節と後ろ足をつなぐ部位であり、猫の歩行やジャンプのためのカギを握っている大変重要な部位です。もしもレッグパーセス病を発症してしまったときには適切な対処をしてあげてください。

 
 

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