2016年12月1日更新

【獣医師監修】猫の耳への異物混入〜原因・症状と対策

ペット生活

ペット生活

編集部

ペットとの暮らしを豊かにするお役立ち情報をお届けします。

 

猫の耳への異物混入とは耳の内部に異物が侵入してしまった状態のことを指します。猫の耳は大きく露出しており、その内部は外側から順に垂直耳道、水平耳道からなる外耳、鼓膜の先の中耳、更にその先の内耳によって構成されます。耳への異物混入が見られると耳の奥にまで異物が到達してしまうことがあります。耳の内部構造は異物が侵入しにくいようになっていますが、その反面、異物が侵入してしまったときにはそれを取り除きにくくなっています。異物に気付いてそれを取り除こうとした際には、異物を更に奥に押し込んでしまわないよう注意しなければなりません。猫の耳への異物混入の原因や症状、対策についてご紹介します。

 

猫の耳への異物混入の原因

猫の耳に混入する異物は以下の通りです。

  • 体毛
  • 耳垢
  • 植物

以上のような異物が耳の内部に侵入してしまわないように気を付けてください。特にシャンプーをしているときの水や体毛、耳垢などは耳の中に侵入してしまう危険性が高いと言えます。また猫が大好きな植物であるネコジャラシの種や虫なども耳の中に侵入する危険性が高いです。

猫の耳への異物混入の症状

猫の耳の中に異物が混入した際の主な症状は以下の通りです。

  • 頭を傾ける仕草が見られる
  • 頭を振る仕草が見られる

猫の耳への異物混入があると耳に違和感を抱くようになると考えられ、それを気にする仕草が見られます。猫がしきりに頭を傾けたり振るといった仕草が見られたときには耳の内部に異物が侵入してしまった可能性があるので、心配な方は動物病院に連れて行ってあげてください。耳の中に侵入した異物が外耳の奥のほうまで達してしまうと鼓膜が破れてしまうことも十分に考えられます。猫の行動や仕草を日頃から注意深く観察し、異常を感じ取ったときには適切に対処してあげてください。

 

猫の耳への異物混入の対策

猫の耳は露出しており、耳への異物混入のリスクは常にあると思っておいたほうがいいでしょう。特に定期的に飼い猫のシャンプーをしているという方は、耳の中に水が入ってしまわないように気を付けてあげることが大事になります。また植物や虫などが猫の生活環境の中にあると何かの拍子に耳の中に異物が侵入してしまうかもしれないので、そのようなものに猫が近づかないようにしてあげることも大切です。それでも猫の耳への異物混入が起こってしまったときには動物病院に連れていき、適切な治療を施してあげなければなりません。むやみにいじってしまうと異物がさらに奥に入り込んでしまう可能性があるので気を付けてください。猫の耳への異物混入の治療については以下でお伝えします。

猫の耳への異物混入の治療

猫の耳への異物混入の治療については、耳の内部に侵入してしまった異物を取り除くための治療になるので、入り込んでしまった異物によって治療法が異なります。耳の内部に侵入している異物が水であれば脱脂綿や綿棒などのように吸水性の高いもので吸い取ります。固形の異物が耳の内部に侵入してしまっているときはビデオオートスコープや耳鏡を利用して耳の内部をチェックし、その後にそれを取り除く方法について検討されます。いずれにしても飼い主の方の判断で行うよりも獣医さんに診てもらったほうが確実だと考えられるので、獣医さんの診察を受けさせてあげてください。

まとめ

猫の耳への異物混入の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の耳への異物混入の主な原因は体毛や耳垢、植物、虫、水などです。異物が耳の中に侵入してしまうと鼓膜が破れてしまう怖れがあるので、早めの対処を心掛けてください。猫の耳の中に異物が侵入していると、耳を気にする仕草が症状として表れる可能性が高いです。そのような症状が見られたときには耳への異物混入の可能性を考えましょう。

 
 

関連カテゴリ