2016年11月29日更新

【獣医師監修】猫の骨粗しょう症〜原因・症状と対策

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猫で発症が見られる骨粗しょう症は骨密度が著しく低下した状態のことを指します。骨粗しょう症は人間の病気としても馴染みが深いと思われます。猫の骨粗しょう症のリスクは高齢になるほど高まると考えられていますが、原因はそれに限らず、他の病気が関係して引き起こされていることもあります。また、骨粗しょう症を放置することがその他の病気が進行してしまう原因になることも考えられるので、早めの対処を心掛けてください。猫の骨粗しょう症の原因や症状、対策についてご紹介します。

 

猫の骨粗しょう症の原因

猫の骨粗しょう症の主な原因は以下の通りです。

  • 加齢
  • 栄養不足
  • 運動不足
  • 基礎疾患

一般的には7歳を超えた猫で骨粗しょう症を発症する可能性が高まると言われています。骨粗しょう症に関わる栄養についてはカルシウムやたんぱく質、ビタミンDなどです。それらの栄養素が不足してしまわないように、栄養バランスの整った食事を与えてあげてください。運動不足については、猫が運動不足になっていると骨を形成するために必要な刺激が不足し、これが骨粗しょう症を招きます。基礎疾患については副甲状腺機能亢進症などが引き金となって骨粗しょう症を発症する可能性があると言われています。

猫の骨粗しょう症の症状

猫の骨粗しょう症の主な症状は以下の通りです。

  • 活動的な面がなくなる
  • 関節を痛がる
  • 動きが遅くなる

猫の骨粗しょう症の症状は目に見える形ではっきりと表れるものに乏しいと言えます。高齢になった猫では骨粗しょう症の発症リスクが高くなっていると考えられていますが、高齢になった猫は活発さが薄れることが多いと言われており、動きが遅くなるなどの症状が見られたとしても加齢によるものであると問題視せずに放置してしまうと思われます。そのような症状に対して何かしらのアクションを起こすようにしてあげてください。

 

猫の骨粗しょう症の対策

猫の骨粗しょう症は高齢になった猫に発症しやすい病気であると言われており、症状が表れているかどうかを問わずに高齢になった猫を飼っている方は注意したほうがいいと言えるでしょう。特に高齢になって運動量が著しく低下している猫やキャットフードではなく飼い主の方が調理したエサを与えられている猫は要注意です。骨粗しょう症を防ぐためには運動不足や栄養不足が主な危険因子になると考えられているので、そのような状態にならないための配慮をしてあげることが大事になります。飼い猫が高齢になって自主的に運動をしなくなってしまったときには、猫と戯れる機会を増やし、猫が身体を動かすようにもっていってあげましょう。またキャットフードの成分表を確認し、カルシウムやたんぱく質、ビタミンDなどが十分に含まれているかを確認することも大切です。また、ビタミンDは紫外線を浴びることによって機能的な活性型ビタミンDになるため、日光浴を適宜させてあげるといいでしょう。猫の骨粗しょう症のリスクを少しでも軽減するための工夫をしてあげてください。

猫の骨粗しょう症の治療

猫の骨粗しょう症を副甲状腺機能亢進症などの基礎疾患が原因で発症しているときはそれに対する治療を施します。猫は高齢になればなるほど老化によって身体の機能が低下していくため、運動や栄養摂取に気を配ることがより大事になります。心配な方はプレミアムフードなどのように栄養価の高いエサを与えることなどを獣医さんに相談する機会を設けてみてください。

まとめ

猫の骨粗しょう症の原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の骨粗しょう症は加齢や運動不足、栄養不足、基礎疾患などで発症すると考えられています。それらの状態が複合していると、骨粗しょう症のリスクがさらに高まってしまうと考えられるので、そうならないための配慮をしてあげてください。特に高齢になった猫はちょっとした運動不足や栄養不足などで骨が弱ってしまう可能性が高いと言えます。人間もそうですが、高齢になった猫ほど運動や栄養に気を使ってあげることが大事になるので、意識的にそれらの要因を取り除いてあげられるようにしましょう。

 
 

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