2016年12月1日更新

【獣医師監修】猫の筋ジストロフィー〜原因・症状と対策

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猫の筋ジストロフィーはジストロフィンと呼ばれるたんぱく質の不足などによって筋力が低下していく病気のことを指します。筋ジストロフィーは未だに解明されていない部分が多いですが、先天的な要因で発症する病気であると考えられており、そのほとんどが生後1年未満に発症すると言われています。猫の筋ジストロフィーはX連鎖型筋ジストロフィーや肥大型筋ジストロフィーと言われることもあります。猫の筋ジストロフィーは病気を完治させる方法が確立されておらず、命に関わる可能性が高い難病であると言われています。愛猫が筋ジストロフィーを発症してしまった場合、飼い猫の命を守るため、可能な限りできることをしてあげてください。猫の筋ジストロフィーの原因や症状、対策についてご紹介します。

 

猫の筋ジストロフィーの原因

猫の筋ジストロフィーは遺伝的な要因によって引き起こされる病気であると考えられています。筋ジストロフィーを発症する猫はほとんどがオスであると言われており、また短毛種における発症率が高めであるとも言われています。そのためそれらのような猫を飼っている方は要注意です。

猫の筋ジストロフィーの症状

猫の筋ジストロフィーの主な症状は以下の通りです。

  • 筋肉の振動
  • 筋肉の萎縮
  • 筋肉が硬くなっている
  • 四肢周辺の筋肉の肥大化
  • 舌の肥大化
  • 歩様の乱れ
  • 元気がなくなる
  • 食欲不振
  • 盛んによだれを垂らす
  • 成長の遅れ

筋ジストロフィーの症状は様々ですが、基本的な症状としては四肢周辺の筋肉や舌の肥大化、筋肉の振動や萎縮などが挙げられます。それらのような症状が見られたときは筋ジストロフィーを発症している可能性があるので、動物病院に連れていき、適切な検査を受けさせてあげてください。筋ジストロフィーは先天的な要因で発症すると考えられているので、生後半年ほどの猫で以上の様な症状が見られたときは特に要注意です。

 

猫の筋ジストロフィーの対策

猫の筋ジストロフィーの原因は遺伝であると考えられており、病気を予防することが難しいと言わざるを得ません。もしも飼い猫が筋ジストロフィーを発症してしまったときには獣医さんの診察を受けさせてあげてください。ただ筋ジストロフィーを発症してしまった猫は子猫の段階で命を落としてしまうことが多いと言われています。筋ジストロフィーから波及する形で発症しやすい基礎疾患は以下の通りです。

  • 心筋機能不全
  • 呼吸筋機能不全
  • 食道機能不全

猫が筋ジストロフィーを発症した場合、その猫は若くして命を落としてしまう可能性が高いと言わざるを得ません。ただ予後が悪いとはいっても、可能な限り献身的な対応を心掛けてあげてください。悲しいことですが、筋ジストロフィーを発症してしまったという事実は変えられません。飼い猫が生きている限り、幸せな日常を送らせてあげましょう。

猫の筋ジストロフィーの治療

猫の筋ジストロフィーを完治させるための有効な治療法は現状ではありません。

まとめ

猫の筋ジストロフィーの原因や症状、対策についてご紹介しました。猫の筋ジストロフィーは先天的な要因によって発症する病気であると考えられています。ただ治療法が確立されておらず、深刻な症状を引き起こす可能性が極めて高いと言わざるを得ません。そのため筋ジストロフィーを発症してしまったときは、愛猫と過ごす時間を大切にし、愛猫のためにできることを可能な限りしてあげてください。筋ジストロフィーを発症してしまった猫は多くの場合、若くして命を落としてしまいます。とはいえ確実に命を落とすと確定したとは言えません。最期のときまで可能性を追い、同時に猫にとっての幸福について考えてあげましょう。そしてそれは飼い主の方自身の幸福について考えることにもつながります。飼い主として飼い猫のためにできることをしてあげてください。

 
 

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