犬も人間と同じようにあくびをする事があります。そう、大きな口をあけて。人間は眠い時はもちろん、退屈した時や人から移されてあくびをしてしまう事がありますが、犬はなぜあくびをするのでしょうか?犬を叱っている時にもし、あくびをされたら?ちょっとイラっときてしまうかもしれませんね。
犬のあくびの様々な理由
犬にだって諸事情があるんですっっ!!
眠いんだもん
犬も人間と同じで、眠かったり疲れていたりすると脳の働きが低下するので、脳に酸素を取り入れようとしてあくびが出る事があります。どこかへ外出した帰りとか、お散歩で散々歩き回ったとかした時にはあくびをしているかもしれませんね。あくびをしてすぐに夢の世界へ入っていってしまうこともあるかもしれません。
人間のが移ったから
人間から人間へ、あくびが移るのは科学的に証明がされていますが、飼い主と密接な関係にある犬も飼い主のあくびを貰う事があります。人間→犬があるという事は、犬→人間もあるのでしょうか?観察してみてください!!
気持ちを落ち着かせるため
良く言う「カーミングシグナル」の時もあります。あくびをする事で、動揺している気持ちを落ち着かせているのです。セラピードッグが何かしらの理由で緊張している人間や犬のそばでわざとあくびをして、緊張感をゆるめる事もありますね。
例えば、あまり良く知らない人に頭を撫でられたり、犬にとって不愉快な事をされたりした場合もあくびをする事があります。これは相手に不快感を示しているので、もし初対面の犬を撫でていたり、犬と遊んでいる時にあくびをされたら、そのままそっとしておいてあげた方が良いでしょう。
服従の気持ちを表している
飼い主が叱っている時に、犬があくびをする事があります。これを見て飼い主は「ちゃんと聞いてるの?反省してるの??」とよけいイライラしてしまいそうですが、犬にとってはこれは「分かったから、あなたに従うからそんなに怒らないで」という服従の気持ちを示しているのです。
ですから叱っている時にあくびをしたからと言って、それ以上怒らないようにしてあげてください。
注意が必要な場合
該当する場面は少ないのですが、まれにあくびが病気のために出ている事もあります。口内の異常、低血糖、脳梗塞などです。口内に何か異常を感じている場合にあくびをする事があります。低血糖や脳梗塞の場合は、あくびの他にもぐったりしていたりふらついていたりなど、元気がない症状が出ますので、この場合は速やかに病院に連れていくようにしてあげてください。
早めの対処が最善ですね。あくび一つとっても、犬の状態を把握する大切なバロメーターとなりますので、一つ一つのサインを見逃さないようにしたいものです。