2016年3月1日更新

望まない妊娠を防ぐため。発情期の雌犬について獣医師が詳しく教えます!!

避妊をしていない雌犬の多くは、年に2回の発情期を迎えます。避妊をしていない雌犬が避けては通れない、発情期のケアについて一度見直してみませんか?発情期を迎えた雌犬には、発情出血が見られたり、神経質になったりと普段と違った様子が見られます。そのため、発情期の雌犬にはいつもと違ったケアが必要となるのです。また、望まない妊娠を防ぐ為にも、適切なケアは大切です。今回は、発情期の雌犬に起こる変化や、発情期の雌犬に必要なケアについて解説します。

発情期とは

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性成熟を迎えた動物が繁殖可能な状態にあることを発情といい、この時期を発情期といいます。雄犬は発情した雌犬に出会うことで、フェロモンやにおいに反応して発情し、いつでも繁殖行動が可能です。言い換えると、「雄犬の発情期」というものはありません。一方、性成熟を迎えた雌犬は、発情前期、発情期、発情休止期、無発情期を6〜10ヶ月ごとに繰り返し、この発情の間隔は加齢に伴い長くなります。犬の発情期は季節の影響を受けません。しかし、犬には本来、群れの中で雌犬の発情が同時に起こるという習性があるため、近隣に住む雌犬で同時に発情が始まることがあります。

発情前期

発情出血が見られてから、雄犬を許容するまでの期間を発情前期と呼びます。平均的には8日前後とされていますが、個体差が大きく、時には20日以上続くこともあります。

発情期

雌犬が雄犬との交尾を許容する時期を発情期と呼びます。個体差がありますが、発情期は10日前後続きます。発情期3日目には排卵が起こり、その後約1週間発情期が持続します。

発情休止期

再び雄犬を許容しなくなると、発情休止期に入ります。発情休止期は約2ヶ月間あり、妊娠をしている場合は、この期間が妊娠期間にあたります。

無発情期

卵巣が休止している期間を無発情期と呼び、4〜8ヶ月間続きます。

発情前期から発情期の雌犬に起こる変化

Dog at home
発情前期に入った雌犬では、外陰部が腫大し、赤みが増すほか、発情出血と言われる血様の分泌物が見られます。ただ、発情出血がはっきりしない場合や、発情出血があっても雌犬自身が舐めてしまう場合があるため、発情出血のみを目安にしていると、いつから発情前期に入ったのかがよくわからないということも少なくありません。やがて雄犬を許容する発情期に入り、発情期3日目の排卵後、数日のうちに腫大していた外陰部は縮小してくるほか、発情出血も発情期の中頃から減少してきます。

発情がはじまった雌犬はそわそわとして落ち着きがなくなります。また、チョコチョコと色々な場所に排尿するといった行動も見られます。さらに、性フェロモンを分泌するようになるため、雄犬を引きつけやすくなります。雌犬が自ら雄犬の近くに寄って行こうとする場合もあります。そのほか、食欲が落ちたり、神経質になったりする雌犬もいます。

発情中の雌犬のケア

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発情前期〜発情期には、外陰部から血様の分泌物(発情出血)が見られます。そのため、発情出血によって周辺や飼い主の衣服を汚してしまうことがよくあります。発情出血が見られる間は、おむつなどを使用するとよいでしょう。散歩にでかける場合も、おむつやサニタリーパンツ、マナーベルトなどを装着するといった配慮が必要です。また、発情期の雌犬は、神経質になりがちです。できるだけストレスなく、ゆったりと過ごせるようにしてあげましょう。

★サニタリーパンツについてはコチラ【おすすめの犬用マナーパンツ10選

繁殖を希望しない場合の注意

望まない妊娠はあってはなりません。おむつなどを装着している場合であっても、雄犬と出会うような場所には近づかないようにしましょう。ドッグランや犬の集まる公園に行かないことはもちろん、無理に長時間の散歩へ出かける必要もないでしょう。

繁殖を希望する場合の注意

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繁殖を希望する場合、よりしっかりと性周期を把握しておく必要があります。発情出血の有無や外陰部の状態、雌犬の行動をよく観察し、交配に適切な時期を見極めなくてはなりません。より確実な妊娠のためには、事前に動物病院で相談の上、交配適期を判断してもらうとよいでしょう。交配を希望する雄犬以外との交尾を防ぐことも大切です。普段はおむつなどを装着しておき、長時間の散歩は避け、不用意に雄犬と出会う場所へは行かないようにしてください。

望まない妊娠に気をつけ、できるだけ快適に発情期を過ごしましょう

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発情期には、望まない妊娠をしないように細心の注意を払うようにしてください。また、散歩にでかける場合には、周囲の人や雄犬への配慮を忘れないようにしてください。飼い主にとっても、愛犬にとってもストレスのかかりがちな発情期。飼い主と愛犬ができるだけ負担を感じないように過ごす方法を見つけてくださいね。繁殖を考えていないのであれば、発情出血や発情期のストレスを避けるためにも、あらかじめ避妊手術を行っておくこともひとつの選択肢です。

★犬の発情期について詳しくはコチラ【犬種ごとに『発情期』に違いはある?獣医師が解説します!!

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