2016年12月29日更新

飼い主さん必見!毎日できる愛犬の健康チェック方法を獣医師が教えます!!

自宅での愛犬の健康チェックの習慣はありますか?愛犬は自由に体や口の中を触らせたり見せたりしてくれますか?言葉を話せない犬の体調の変化にいち早く気づくにはどのようにすればよいでしょうか?今回のテーマは、毎日できる愛犬の健康チェックです。たくさんの項目があるように見えますが、どれも普段の散歩や日常のケアの中でチェック可能なものばかりです。是非、実践してみてください。

いつもと違う様子はありませんか?

動くことを嫌がる

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大好きな散歩に行きたがらない、大好きな遊びをしたがらない、散歩に行ってもすぐに帰りたがる、遊んでいてもすぐに辞めてしまう、といったときは、何かしらの疾患が隠れている可能性があります。特に高齢犬の場合、年齢のせいなどと決めつけず、他にいつもと違った様子がないかもよく観察するようにしてください。

動き方がぎこちない

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なんとなく動きがぎこちなかったり、まっすぐ歩くことができていなかったり、一カ所でぐるぐるまわっていたり、首をかしげてしまっていたりといった時も、何らかの疾患を抱えている可能性があります。気になる動きは動画に記録して、動物病院を受診することをおすすめします。

食欲がない

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食欲の変化をいち早くとらえるために、必ず一日の食事量は決めておきましょう。食欲が極端に低下していたり、食欲不振が続いたりする時には、何かしらの健康上の問題があるかもしれません。特に、嘔吐や下痢などがある場合には至急動物病院を受診してください。

飲水量が異常に多い

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食事量と同様に、一日に与える水の量は決めておいた方がよいでしょう。また、新鮮な水を常に飲める状態にしておいてください。正常な飲水量の目安は体重1kgあたり20〜45mlです。体重1kgあたり100ml以上の水を飲むようならば、何らかの疾患により多飲となっている可能性があります。尿の量も増えていると思われますので、尿の様子もよく観察してください。できれば飲水量を記録し、尿を採取した上で動物病院を受診しましょう。

排泄の様子がいつもと違う

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排便回数や便の状態、排尿回数や尿量、色をチェックしてください。健康なときから排泄の様子をよく観察しておくことが大切です。

一度下痢や軟便が見られたからといって、すぐに病気と決めつけることはできません。しかし、子犬や高齢犬の場合や、食欲不振などの下痢や軟便以外の症状が見られる場合には、速やかに動物病院を受診してください。また、血便が出たり、便が出づらかったり、しぶりがあったりするような場合にも、できるだけ早く受診しましょう。
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尿の色が毎回異常に薄かったり、赤い尿や茶色っぽい尿をしたりしている時には、早急に動物病院を受診しましょう。また、排尿のしかたも観察してください。ちょこちょこと何度も排尿したり、ポタポタと少しずつしか尿が出なかったりする時も、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。いずれにしても可能であれば、尿を採取して動物病院へ持参してください。採取できなかった場合は、尿の色が確認できるペットシーツなどでも診断の際に参考になることがあります。

毎日愛犬の体を見て、触ってチェックしましょう

体全体

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体全体をやさしく触りながら、腫れ、しこり、痛みがないかチェックしてください。愛犬が体全体を触られることに慣れておくことはとても大切です。はじめは嫌がるかもしれませんが、毎日少しずつ練習しましょう。

毎日の散歩のあとにはブラッシングをしながら、ノミなどの外部寄生虫が付着していないかチェックしてください。このとき、ノミやマダニを見つけても決して指でつぶしたり引きはがしたりしてはいけません。すぐに動物病院を受診して適切な処置を受けてください。

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強いにおいや痒みがなく、少し耳垢が出ている程度ならば、清潔なガーゼなどでふきとってあげてください。耳垢が多かったり、黄色い膿が出ていたりするような場合、強いにおいがする場合は、動物病院で処置を受ける必要があります。耳をしきりにかいたり、頻繁に頭を振ったりといった痒みを訴える動作がないかも観察しましょう。

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たくさんの鼻水、特に色の濃い鼻水が出ていないか観察しましょう。くしゃみを繰り返す場合も、何らかの疾患の可能性がありますので動物病院を受診しましょう。

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目の周囲の清潔を保つために、汚れを清潔なガーゼなどでふきとりながら目の様子を観察します。黄色くネバネバした目やにがたくさん出ていないか、涙が多くなっていないか、充血したりショボショボしたりしないかをチェックしてください。左右の瞳孔の大きさに違いがないかも見ておきましょう。

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まずは毎日歯磨きをする習慣をつけましょう。難しければ、指に巻いたガーゼなどで歯のよごれを拭き取る練習からはじめるとよいでしょう。歯磨きをしながら、口の中のチェックを行ないます。強い口臭がしないか、歯石がついていないか、歯肉が腫れたり出血したりしていないか観察してください。また、よだれが多かったり、歯茎の色がいつもと異なっていたりしないかもチェックしてください。歯茎や舌の色が白っぽかったり、青白かったりする場合には至急動物病院を受診しましょう。異常を知るためには、健康な状態の粘膜の色をしっかり把握しておくことが大切です。

皮膚

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毎日、ブラッシングをしながら、毛艶、フケ、におい、脱毛、湿疹やかぶれ、出血がないか確認しましょう。かゆみを訴えている場合やフケがいつもより多い場合には、被毛をしっかりかきわけて皮膚の状態を観察します。また、皮膚の色が黄色っぽく感じたり、青あざのようなものがあちこちに見られたりする時は、至急動物病院を受診してください。

四肢

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散歩の時には、歩き方をよく観察してください。足をひきずったり、歩き方がいつもと違ったりする時は、どの足をかばっているかを観察しましょう。かばっている足がわかりづらいことや、動物病院では正常に歩くことがありますので、歩く様子を動画に記録しておくとよいでしょう。

肛門周囲

肛門の周囲に汚れがないかも毎日チェックしてください。このことは清潔の維持はもちろん、病気の発見にも役立ちます。また、お尻を床にこすりつけていたり、肛門周囲が腫れていたり、出血したりしている場合には、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

犬の体温の測り方

気になる症状があったり、愛犬の体を触った時に熱いかな?と感じたりした時には、体温を測ってみてもよいでしょう。愛犬用の体温計を決め、先端を水やオイルで濡らして肛門へゆっくりと入れ、体温を測定します。体温計は人間用の電子体温計でもよいでしょう。水銀体温計などのガラス製の体温計は、愛犬が暴れた時などに折れる恐れがあるので避けてください。犬では、38℃前後〜39℃前後が平熱です。40℃を超えているような時には、速やかに動物病院を受診してください。

毎日の健康チェックで病気の早期発見をしましょう

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愛犬の健康管理は飼い主の大切な役割です。愛犬との散歩の時間、ブラッシングや歯磨きの時間、スキンシップの時間などを利用して、毎日健康状態を観察しましょう。また、愛犬が体や口を自由に触られることに慣れておくと、動物病院を受診した時にも診断や治療がよりスムーズに行なえます。いつも一緒にいる飼い主だからこそできる健康チェックを、日々の習慣にすることをおすすめします。

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