2016年4月30日更新

犬の老齢化問題。痴呆になってしまった時の対処方法

ペット生活

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編集部

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犬の寿命が延びて一緒にいられる時間が増えていることは喜ばしいことですが、寿命が短かったころは無かった介護をすることも増えてきました。ペットを飼っていれば必ず老齢になったペットを支える必要が出てくるはずです。今回は犬が痴呆になってしまった飼い主さんに体験談を聞いてきました。

 

【ケース1】痴呆を遅らせるために刺激を心がけました

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症状

犬を飼っていましたが、とても頭が良い子でしたので毎日当たり前のようにトイレで用を足していたのですが、痴呆になってからはトイレを我慢できなくなったようで室内の色々なところで粗相をするようになってしまいました。

対処方法

ケージの中にトイレシート置く

買い物や用事などで家を開けるときは必ずケージにいれて出かけるようにしました。ケージの中なら粗相をしてもトイレシーツを敷いておけば安心だからです。高齢になったのもあってかケージも嫌がらずおとなしく寝ていました。

刺激を増やして運動をする

一緒にいるときは外にお散歩に連れて行く時間を増やしました。リハビリではないけど、外で色々な人に会ったり動物に会ったり刺激を与えてあげて少しでも痴呆を遅らせてあげることができるんじゃないかなと思ったからです。いつも散歩であう仲の良いワンチャンには覚えているのかいつも喜んで近づいていって尻尾をふっていました。それと多くの運動をしてあげることで夜にぐっすり眠ってくれるので夜泣き対策にもなりました。(30代/女性)

ペット生活獣医師からのコメント
小さいころにできなかったことが大きくなってからできるようになるのと同じで、歳をとれば以前は出来ていたことが出来なくなってしまうのは当然のことです。飼い主さんのように、トイレシーツやケージを利用したりなど、ペットの変化に合わせて飼い方を適宜変えていくのは必要なことだと思います。
また、歳をとってしまっても、適切な量の運動をさせるのは健康の維持に大切です。犬がよっぽど嫌がらない限りは遊んであげたり、散歩に連れて行ってあげたりなど、たくさん外から刺激を与えてあげるとよいと思います。

【ケース2】ペットも歳をとれば介護が必要と思うことが大事

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症状

昔は、おトイレの失敗は殆どなく、お話がよく分かる子で、無駄吠えどころか、「ワン!」っていう鳴き声すら聞いたことの無い子でした。それが、ジュータンや玄関などにトイレの失敗をするようになり、わけも無いのに鳴くようになっていきました。

対処方法

粗相しやすい場所にトイレシートを引く

トイレの失敗は、オムツなどを使ってみましたが、オムツをしている間は用を足さず、脱がすとする…という繰り返しで半分諦めていましたが、家の中でも、頻繁に失敗する場所がある程度決まってくるので、そこにトイレシートを敷きました。部屋や玄関にトイレシートは見栄えは良くありませんが、汚れてイライラしたり、ペットを叱ったりする位なら、全然いいと思います。

一緒にいて安心させてあげる

吠える対策としては、家の子は夜一緒に寝ていて、夜鳴きのように鳴く事が多かったので、布団の中でさすってあげたり、声をかけてあげたり、対策になっていたかはわかりませんが、安心するのか、少し落ち着いて鳴き止むことも多かったです。ペットも歳をとれば介護が必要になるのは当たり前という気持ちで接するのが一番です。(30代/女性)

ペット生活獣医師からのコメント
飼い主さんの仰る通り、人と同じでペットも年を取れば介護は必要です。
トイレの失敗や夜泣きなど、飼い主さんも対応に苦労されることもあるかと思いますが、ペットには飼い主さんしかいません。あまり悩みすぎずに、それまで沢山の楽しい思い出をくれたお返しをする気分で、歳をとったペットのお世話を根気強くしてあげましょう。
また、夜泣きはお薬を飲むことで軽減するするケースもあります。ひどい場合には獣医師に相談するといいでしょう。

 

【ケース3】犬のペースに合わせて生活をかえました

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症状

もともと、気の優しい犬で、ヒトのペースに合わせて行動するこでした。年老いて痴呆症状がでてきてからは、お腹が空いたら吠える、散歩に行きたいと思えば吠える、ご飯を食べたあとに家族を見るとご飯をもらおうと吠える、人が恋しくなるとなく、といった症状がでてきました。ただ、ひどくはなかったと思います。一昨年、17歳で亡くなりました。

対処方法

量は増やさず食事の回数を増やす

ごはんやおやつといったものに関しては、やはり動物でもらえない意味がわからなければかわいそうなので、1日の量を複数回に分けて与えるように心がけました。少しでも口にする回数をふやすこと、吠えたタイミングで食べることができることで気がまぎれるといいなと思いました。合わせて体重も気にかけてました。

家族の誰かが一緒にいられるような調整

お散歩にいきたい、人が恋しいと泣くことに関しても、老犬だったので、できるだけさみしくないように家族一人ひとりの生活時間(仕事から帰るタイミングなど)を考慮して、いつもだれかしら対応できるよう分担しました。ただ、みんなが疲れたときには、ある程度放っておくこともしていました。夜中に泣くこともありましたが、そのときは、様子を見に行って落ち着かなければ、せめて近所迷惑にならないよう家の中に入れる、近くで誰かが寝て撫でてあげることをしていました。(30代/女性)

ペット生活獣医師からのコメント
痴呆によって吠える回数が増えてしまうと、近所迷惑なども気になって、飼い主さんもストレスがたまりますよね。原因が分かっている(おなかが減っている、など)吠えであれば、飼い主さんがしたようにその原因を減らしてあげることが効果的な場合があります。また、寂しさから無駄吠えをしている場合はなるべく誰かがそばにいてあげると良いです。どうしても誰も一緒にいられない場合には、ペットシッターなどを利用するのも一つの手かもしれません。

【ケース4】家族でアイディアを出し合って快適なシニアライフ

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症状

痴呆になる前は、機敏に動きハツラツとした毎日を過ごしていたのですが、加齢(17歳)に伴う痴呆を患ってからはドアの前に立って1時間以上立ちっぱなしでじっとしていたり、夜中の徘徊がひどくなってきました。また、家族が見えなくなると不安になるようで探してすり寄ってくるようになりました。シートの上で排便後、うんちを後ろ脚で踏んでしまうようになったのも痴呆を患ってからのような気がします。

対処方法

犬がしたいようにできるよう受け入れる心が大切

痴呆を患うペットに対しての心構えとして飼い主の側の受容する気持ちが一番大切だと感じています。我が家ではうんちを踏むという粗相をしても夜中に徘徊しても決して叱らないようにしています。

寒い真冬に冷える脱衣所のお風呂のドアの前でぼ~っと立ちすくす時には、その行動を止めさせたりせず風邪をひかないように温かい毛布を敷きます。徘徊しはじめたなら寒い時は暖房を、暑い時は冷房をかけるようにしています。転んでも脚を傷めないように、脚の踏ん張りがきくようにコルクマットを家の中に敷きつめたり。嚥下も悪くなりますから手作りミキサー食にして無理なく栄養補給ができるようにしました。

犬も家族の一員として快適なシニアライフを!

何につけ家族でアイディァを出し合い快適なシニアライフを送れるようにしてあげたいと思っています。小さい時に母親から離され、私たち家族の一員となって喜びも悲しみも共にしてきました。歳をとって痴呆になったならその事実も含めて愛情を注ぐことが私たち家族の務めだと確信しています。

元気いっぱい走り回っていた時の思い出はもちろん宝物ですが痴呆を患った後の毎日も愛おしく感じています。(50代/女性)

ペット生活獣医師からのコメント
痴呆を発症してしまったペットをそのまま受け入れる飼い主さんご家族の姿勢は素晴らしいですね。
今までにたくさんの思い出をともにしてきた家族が、少しずつ変わっていってしまうのは飼い主さんにとってつらいかもしれません。それでも事態を悲観せずに、飼い主さん一家のように前向きにお互いにアイディアを出し合って、ペットの生活をよりよくしようとすることは大切です。
ペットのことを一番よくわかっているのは、やはりずっと一緒に過ごしてきた飼い主さんです。最後までペットと楽しく過ごせるように、自分のペットにあわせて生活スタイルを工夫してあげるといいでしょう。

まとめ

今回の体験談は今既に介護が始まっている方の体験談を掲載致しました。ペットを飼い始めたばかりの方でも是非ご覧頂き、いつかくる介護生活に備えにしていただければと思っています。

 
 

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