2016年4月29日更新

愛犬の老後に新たな選択肢。老犬ホームが増えている!

高齢化が進み介護問題が深刻になっているのは人間だけではありません。最近ではドッグフードの質の向上や飼い主さんの飼育意識の変化、獣医療の進歩によって犬の平均寿命が伸びています。

犬の寿命が伸びたこと自体は喜ばしいことですが、介護という新たな現実に直面するのも事実。飼い主さんが高齢になれば老老介護という厳しい現実に直面することもあるでしょう。そんな中で登場したのが老犬ホーム(老犬介護施設)です。今回は、老犬ホームの現状や選び方についてご紹介しましょう。

愛犬が高齢化すると何か起こるの?


愛犬がまだ若いうちは想像しにくいことですが、愛犬は人間の何倍もの早さで年を取っていき、10歳を過ぎると立派な老年期になります。いつまでも可愛い我が子のように思えますが、いつの間にか犬の年齢は飼い主さんの年齢を追い越していきます。

年を取れば徐々に歩けなくなる犬もいるでしょうし、失禁したり、認知症の症状が出たりする犬もいるでしょう。そうなると犬を移動させるのも一苦労ですし、オムツの交換や床ずれの防止など、若い頃とはまったく違うお世話もしなければなりません。

飼い主さんが仕事などで家を空けることが多い場合や飼い主さん自身が高齢の場合は、こうした介護は負担になることも多いでしょう。さらに一人暮らしの飼い主さんが病気で入院してしまったら愛犬の面倒をみる人はいなくなります。そんな飼い主さんや愛犬にとって新たな選択肢となりえるのが老犬ホームなのです。

老犬ホームとはどんなところ?

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老犬ホームはもともとペットホテルの延長として始められた事業ですが、施設によって設備や料金はさまざまです。

利用パターン

老犬ホームを預けるパターンはいくつかあります。数か月、数年単位で期間を区切って預けることもできますし、終身契約することもできます。施設によってはデイケア、1泊のお泊りなどのコースを用意し、短期の受け入れを行っているところもあります。

愛犬が過ごす施設

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施設では昼間は共有スペースで他の犬と一緒に過ごし、寝る時間になるとケージに移動するパターンがもっとも多いようです。施設によってはケージのほかに自由に動き回れる個室が用意され、広くて贅沢なスイートルームなどが用意されています。寝る部屋には監視カメラなどが設備され、犬の様子を定期的にチェックしてくれるところもあります。

部屋以外の施設については、郊外型か都市型かによってかなり差があります。郊外型の広いホームでは屋外にドッグランやトレーニングルームなどが併設されている場合もあります。

お世話の内容

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基本的なお世話には対応してくれます。犬の体調にあったプランで散歩に連れて行ってくれますし、グルーミングも定期的に行ってくれます。

食事は定時に提供してくれ、体質や好みに応じて個別なメニューに対応してくれる施設もあるようです。中には手作りのごはんを作ってくれる施設もあります。病気になれば提携している病院で治療を受けることができます。

利用料金

利用料金は施設の内容や犬種によってさまざまですが、終身契約の場合は初期費用として10万円~30万円、月額で3万円~6万円が相場のようです。犬が病気になった場合の医療費やグルーミング代などは別途支払う必要があります。

老犬ホームを選ぶ時のチェックポイント

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人間の場合ですらさまざまな問題が発生している介護施設。新しいサービスだけに犬の場合はさらに注意して選ぶ必要があります。老犬ホームを選ぶ場合は…

  • 施設がどの程度充実しているか?また清潔にしているか?
  • スタッフの対応はしっかりしているか?
  • 動物の老犬介護の資格をもったスタッフがいるか?
  • 犬の状態に応じて臨機応変な対応をしてくれるか?

などについて、実際に飼い主さんが足を運び施設を見てから決めるようにしましょう。内部の案内を渋るような老犬ホームは避けたほうが良いかもしれません。

また、飼い主さんが愛犬に会いに行ける状況であるなら、施設の立地も視野に入れましょう。なるべく自宅に近く、愛犬と頻繁に顔を合わせることができる場所に預ければ愛犬も喜んでくれるのではないでしょうか。

愛犬を生涯、幸せにするために


動物愛護法では現在、飼い主さんが一度飼い始めたペットを終身飼養することを義務付けています。しかし、現実的には飼い主さんの事情で年取った愛犬を手放す事例も少なくありません。

老犬ホームはお金もかかりますし、一部の飼い主さんに許された贅沢な選択肢かもしれません。しかしながら、こういった施設の存在を知ることは、飼い主さんに「犬を生涯飼い続けること」について真剣に考えるきっかけになることでしょう。誰もが先を予測することはできませんが、もしもの時に愛犬を不幸にしないための方法をしっかり考えておくことが大切です。

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