2016年3月24日更新

実は室内飼いの猫にも残っている。猫の強い『狩猟本能』

ペット生活

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編集部

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猫を見ていると滑らかで素早い動きに感心させられます。猫はもともと小動物を捕獲して食べる動物ですので、その狩猟本能は生まれてからずっと室内で過ごす猫にも残っています。いつもあなたが見ている何気ない仕草にも実は狩猟本能が隠れているかもしれません。今回は猫の狩猟本能と本能から来る習性についてご紹介しましょう。

 

動くものにじゃれる

狩猟本能を表す一番分かりやすい習性は、動くものにじゃれることでしょう。猫は自分の目の前で動くものには何でも飛びかかり、脚を使ってキャッチしようとします。これは動く小動物や虫、空を飛ぶ鳥などを捕まえてエサにしようとする本能の表れです。

低い姿勢で忍び足

猫が脚を曲げて地面にお腹をつけるようにし、ゆっくり忍び歩きするのも獲物を捕まえる姿勢のひとつ。体を低くして獲物から自分が見えないように隠れながら、ソロソロと近づいていきます。室内飼いの猫の場合は、同居する動物や床に落ちているボールなどに近づいていく時にこの姿勢を取ることが多いようです。

 

狙いを定めてお尻を振る


猫が顔を地面につくぐらい低く構え、お尻をちょっとあげて何かを見つめるのも狩猟のポーズのひとつです。獲物に飛び掛る直前にお尻を左右に「キュキュ」と振るところが何ともユニークですが、このポーズは動いていないものに狙いを定める時によく見られます。

爪とぎ


爪とぎにはさまざまな意味がありますが、そのひとつが獲物をしっかり捕まえるために新しいシャープな爪を出しておくということ。猫の爪は古くなると外側の層がはがれ、下から新しい尖った爪が出るようになっています。猫が爪をとぐのは削って尖らせるためではなく、古くなった外層の爪をはがすための行動なのです。爪が尖っていれば獲物をしっかりと掴むことができますので爪とぎも狩猟のためと言えるでしょう。

高いところに登るのが好き

猫は高いところに登って下を見ているのが好きです。多頭飼いの場合、より高い位置に陣取っている猫の方が優位な立場にあるとも言われています。高いところに登るのは、獲物や敵の姿をより早く見つけるため。高いところでのんびりしているように見えて猫は常に獲物を狙う準備をしているのです。

毛づくろい

猫は毛づくろいして体を清潔にしますが、これも自分のにおいを消して獲物に気づかれにくくするのが理由のひとつだと言われています。獲物にそっと近づいて、瞬発力で獲物を捕えるのがネコ科動物の狩りの方法ですが、獲物に自分のにおいを嗅ぎつけられると逃げられてしまいます。そのためにも丁寧に毛づくろいしてにおいを消しておく必要があるのです。

夜行性である

室内飼いしている猫は昼間もよく寝ていますが、猫はもともと夜行性です。暗くなると鳥は鳥目で目が見えなくなりますし、他の動物も動きが鈍くなります。その反面、猫は夜でも目が利きますので夜に起きて狩りをするのは理にかなっているのです。猫が夜に動き回るのは猫の狩猟本能によるものなのですね。

狩猟は猫のライフスタイル


よく考えてみると私達が知っている猫の習性や仕草の多くは猫の狩猟本能と大きく関係していることが分かります。何もしなくても1日2回~3回ごはんが出てくる室内飼いの環境でも、本能的に狩猟ポーズを取る猫。猫の欲求を満足させ、ストレスのない生活をさせてあげるためには、ネズミのおもちゃで遊んであげる、高いところに登れるようにしてあげるなどの工夫が必要です。