2016年3月14日更新

【獣医師が教える!】毎日できる愛猫の健康チェック法

言葉を話せない猫には、飼い主による日々の健康チェックが欠かせません。今回のテーマは、『毎日できる猫の健康チェック法』です。たくさんの項目がありますが、日々の世話やスキンシップを楽しみながらできることばかりです。是非実践してみてください。

毎日の世話をしながら健康チェック

元気は?機嫌は?

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大好きな遊びをしたがらない、体を触られることを嫌がる、隅っこにうずくまっている、などの様子がある時は、何か健康上の問題があるかもしれません。猫の様子を観察して、このような症状が数日続くならば動物病院で診察を受けましょう。

食欲は?

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猫はその日の運動量などにより食事量が変わりやすい動物ではありますが、食欲がない日が数日続く時には何か問題があるかもしれません。食べにくそうにしていないか、食べたいけれど食べられないのか、本当に食欲がないのか、よく観察してください。

食事量の変化を把握するには、1日に与えるフードの量を決めておいたほうが良いでしょう。ただし、肥満の猫が全く食事をとらない場合には、早急に動物病院を受診してください。

飲水量は?

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猫はもともとあまりたくさん水を飲むことはありません。1日に体重1kgあたり40mlを大きく超える場合や、何度も何度も水を飲んでいる場合は要注意です。尿の量とあわせてチェックし、早めに動物病院を受診しましょう。

尿の状態は?

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犬と異なり、猫の尿の量は把握しにくいため、ペットシーツや猫砂の様子から判断してください。同時に尿の色もよく見ましょう。血尿をしていたり、ポタポタと排尿したりしている時は、動物病院を受診してください。

また、極端に尿の量が少ない時は至急受診しましょう。そのほか、排尿しづらそうにしていないかなど、排尿時の様子も観察しておきましょう。

便の状態は?

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一度の下痢で直ちに病気とは判断できません。他に症状がなく、翌日は通常通りの便をするようならば、しばらく様子を見てください。下痢が数日続いたりや血便をしたりしているならすぐ動物病院へ行きましょう。また、便秘が続く時も受診が必要です。

嘔吐は?

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猫は空腹時に胃液を吐いたり、毛玉を吐いたりすることがあります。一度胃液や毛玉を吐いただけで、食欲があり、他の症状が見られないようならば様子を見てください。嘔吐が続く、食欲がない、未消化物を吐く、水を飲んだだけで吐く、下痢もしている、といった場合は早急に動物病院を受診してください。

スキンシップやお手入れをしながら健康チェック

しこりや腫れはないか?

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体全体をやさしく触って、しこりや腫れ、痛がる場所がないか確認しましょう。猫が体中を触られることに慣れていることで、病気の時の診察や治療が進めやすくなります。はじめは嫌がるかもしれませんが、少しずつ練習してみてください。

被毛や皮膚の状態

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ブラッシングは毛並みの美しさを保つだけでなく、血行促進や皮膚の異常発見にも役立ちます。特に長毛種は毎日念入りにブラッシングをしましょう。この時、かゆがっている場所はないか、異常な脱毛はないか、フケが多くなっていないか、湿疹や傷、出血はないかを確認します。

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少しの汚れならば、コットンをぬるま湯で湿らせてやさしくふきとってください。ひどい汚れ、強い臭い、かゆみがある時は、早めに動物病院を受診してください。

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少しの目ヤニは脱脂綿やコットンを湿らせて目頭から目尻にかけてやさしくふきとってください。目ヤニや涙が多かったり、目をかゆがっていたり、瞬膜が出ていたりするようならば、動物病院で診察を受けてください。

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鼻水が多くないか、鼻血が出ていないかを確認します。また、鼻の周囲に腫れがないかも見ておきましょう。特に、鼻血が出ていたり、鼻の周囲が腫れていたりする場合には早急に動物病院を受診してください。また、鼻水やくしゃみが多い場合も受診が必要です。

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猫は歯周病を起こしやすいため、日頃のケアが大切です。毎日ガーゼできれいに拭くなどしましょう。猫用の歯磨きもあります。歯のケアをしながら、ひどい口臭はしないか、よだれは多くないか、歯肉に腫れはないかを確認し、異常が見られる時は診察を受けてください。また、歯茎の色が薄かったり、青紫色になっていたりする場合には大至急動物病院を受診しましょう。

四肢

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猫が歩いている時や猫と遊んでいる時などに、歩き方に異常がないかを観察してください。歩き方に異常が見られる場合には、歩き方を動画に撮っておくなどして動物病院を受診するとよいでしょう。

肛門周囲

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肛門の周囲に汚れがないか確認してください。これは、清潔を維持するだけでなく、病気の早期発見にもつながります。出血があったり、膿が出ていたりするならば早めに動物病院を受診してください。

腹部

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異常に硬くしこりになっているところがないか、触って確認してください。しこりがある場合は早めに動物病院を受診しましょう。

体重測定

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ベビースケーラーなどで猫の体重測定をすることは、健康管理に役立ちます。体重が急激に増えたり、減ったりしている場合は、何らかの健康上の問題がある可能性があります。動物病院を受診してください。

体温測定

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気になる症状があったり、猫の体を触った時に熱いかな?と感じたりした時には、体温を測ってもよいでしょう。猫用の体温計を決め、先端を水で濡らして肛門へゆっくりと入れ、体温を測定します。猫が嫌がる時は無理に測らないでください。
体温計は人間用の電子体温計でよいでしょう。ガラス製の体温計は、猫が暴れた時に折れる恐れがあるので使用しないでください。猫では、38℃前後〜39℃前後が平熱です。40℃を超えている時には速やかに動物病院を受診してください。

毎日の健康チェックで病気の早期発見を

いつも見ている飼い主だからこそ気づくことのできる、愛猫のちょっとした変化が病気の発見に繋がることも少なくありません。毎日のケアやスキンシップの間にできる健康チェックを日々の習慣にしてみてください。

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