2016年4月30日更新

ミニチュア・ピンシャーの寿命ってどのくらい?長く元気でいるための秘訣は?

ペット生活

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編集部

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小柄ながら勇猛で優美な姿形をしているミニチュア・ピンシャー。いつも面白い事を探してるようなエネルギッシュな犬です。近年は犬の健康への関心の高まりとともに犬の寿命は延び、高齢化が進んでいるといわれています。健康で長生きをするためにはどうしたらよいか?長寿の秘訣やシニアの注意点などを調べてみました。

 

ミニチュア・ピンシャーの平均的な寿命は?

ミニチュア・ピンシャーの平均的な寿命は12歳~14歳といわれています。人間の年齢に換算すると64歳~72歳くらいというところだそうです。

ミニチュア・ピンシャーはよくドーベルマン・ピンシャーを小型化したものだと思われがちですが、本当はジャーマン・ピンシャーとダックスフンド、イタリアン・グレーハウンドを掛け合わせて生まれた犬種です。そのためいわゆる純血種よりも遺伝的に安定しており、犬種固有の病気が少なく長寿な犬種だといわれています。

今は犬の医療も進歩してきており、平均寿命を超えても元気な犬が増えているようです。ミニチュア・ピンシャーとの生活で注意する点を理解して、長く楽しい時間を過ごせるようにしたいものですね。

元気で長生きのポイントは?

ではどのようなことに注意して生活していけばよいのでしょうか?健康寿命を延ばすポイントをいくつかご紹介します。

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関節の病気には要注意!

小型の犬のなかでも抜群の運動神経をしているミニチュア・ピンシャー。そのため運動量も多く疲れ知らずに走り回ります。そんなミニチュア・ピンシャーで気をつけたいのは関節の病気です。ミニチュア・ピンシャーがかかりやすいといわれている関節の病気は次のとおりです。

  1. レッグペルテス病
  2. レッグペルテス病は大腿骨頭にある血管に十分に血液が供給されず、骨頭が壊死を起こす病気です。多くの場合は1歳以下の成長期に発症することが多く、両足ではなく片足に発症することが多いようです。症状としては歩くと足を痛がる、後ろ足を引きずるなどが主なものになります。

    レッグペルテス病は発症原因が分かっていないため、予防することは難しい病気です。少しでも不安な症状が現れた場合は、早めに動物病院を受診することをおすすめします。

  3. 膝蓋骨脱臼
  4. 膝蓋骨脱臼は後ろ足の膝蓋骨が外れてしまう病気です。主な症状としては足を引きずるようになる、腰をふらつかせるように歩くなどです。

    膝蓋骨脱臼には先天性のものと後天的なものがあります。先天性のものの場合は、膝蓋骨の周りの筋肉や骨などが形成されていく過程で異常が進行し発症します。後天的なものの場合は打撲や高いところからの飛び降りなどによる骨の変形で発症します。

    先天性の場合は予防することは難しいのですが、後天的な膝蓋骨脱臼は足と腰に負担をかけないように生活することで予防することができます。子犬の頃から椅子やソファー、ベッドなどからの飛び降りをさせない習慣を付ける、フローリングなどの滑りやすい床の場合は犬の動線にあわせて貼り付け式のカーペットを敷いておくなどをしておくとよいでしょう。

寒さは大の苦手

ミニチュア・ピンシャーのような短毛種は冬の寒さに大変弱く、防寒をしないと胃腸障害などを起こしやすくなります。冬場の室温は20℃~26℃が適温だといわれています。エアコンやヒーターなどを利用して快適な温度を保ってあげましょう。ヒーターも最近ではペット用にやけどに注意した商品も販売されています。留守にすることが多い場合などはペット用のものを利用するのもよいでしょう。洋服を着せてあげるのもよい方法ですね。ペット用の防寒服も様々なタイプのものが販売されていますので、室内用の服と外出用のコートなどを用意しておくとよいでしょう。

夏の熱さには強いと思われがちですが、体高の低いミニチュア・ピンシャーの場合は照り返しによって熱中症になることもあります。夏場の外出は日差しの強い時間帯を避け、できるだけ日陰を選んで歩くなどの予防をしましょう。肌を直射日光から守るためにクールシャツやベストを利用するのもよい方法です。

耳のケアも大切

ミニチュア・ピンシャーというと少し前はドーベルマン・ピンシャーのようにピンと立った耳が特徴的でしたが、最近では断耳、断尾は犬に苦痛を与える行為で動物虐待にあたるとして行われないことも多くなってきています。ミニチュア・ピンシャーは元々垂れ耳の犬種なので断耳をしていないと、耳の病気になりやすくなかでも外耳炎にかかるケースが多いようです。

外耳炎はベタッとした匂いの強い耳垢がたまり、耳の外耳道といわれる部分に炎症を起こす病気です。かゆみと痛みがあるので、しきりに耳を引っ掻いたり頭を振ることが多くなったりします。原因としてはダニや真菌などの菌類の感染によるものがあります。どちらの場合も早い時期にしっかりと治療をすれば完治しますので、耳がくさいなどの気になる症状がある場合は動物病院で検査をしてもらいましょう。

また週に1回くらいのペースで耳の掃除をしてあげましょう。最近では専用のローションやウェットティッシュタイプのケア商品も販売されています。子犬の頃から耳のケアの癖をつけておくとよいですね。

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シニアになったら注意してあげたいこと

ミニチュア・ピンシャーのような小型犬の場合は7歳頃からシニア期に入り、10歳頃からは本格的な老化が始まるといわれています。

ではシニア期に入るとどのようなことが起こるのでしょうか。老化の主な兆候をいくつかご紹介します。

  • 鼻筋などに白髪が多くなっていく。
  • 口臭がきつくなる。
  • 動きが遅くなり、寝ていることが多くなる。
  • 目が濁って見える。
  • このような兆候が見られたらどんなに元気でも老化が始まったと考えて、少しずつシニアとしての生活へ切り替えてあげましょう。

    まず食事をローカロリーで適度な硬さのシニア食へ切り替えましょう。シニアに入るとエネルギー代謝が落ちて行きますので、今まで通りのフードでは肥満になってしまう可能性があります。また噛む力も弱っていきますので、硬いドライフードなどはふやかしてからあげるとよいでしょう。

    活発で元気なミニチュア・ピンシャーの場合は、シニア期に入っても今まで通りに動き回りたがるかもしれません。でも同じような運動量を続けていると、知らず知らずに心臓や足腰に負担が蓄積されてしまうこともあります。急に変えてしまうのはかえってストレスになってしまいますが、散歩のスピードを落としたり、ドッグランへ行く回数を減らすなど徐々に年齢にあった運動量にしてあげましょう。

    長く一緒にいるためには

    犬の健康寿命を延ばすためには、飼い主が犬の発する合図を敏感に感じ取ってあげることが大切です。犬はしゃべることができませんし、具合が悪くても隠してしまう傾向があります。いつもと少しでも違うなと感じたらよく観察してあげましょう。不安に思うような症状がある場合は、早め早めに動物病院を受診するとよいですね。

    犬の合図を見つけるためには、毎日時間をとってしっかりと犬とコミュニケーションをとることが大切です。飼い主との楽しい時間が犬の健康寿命を延ばす1番の秘訣かもしれません。

     
     

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