2016年4月29日更新

ペットシッターが教える!興奮している犬猫を効果的に落ち着かせる方法

いつもは穏やかな表情を見せてくれている愛犬や愛猫が、豹変したように興奮してしまった時は、飼い主さんも動揺してしまうかもしれません。しかし、興奮には、なんらかの理由があるものです。その理由を探り、飼い主さん自身が冷静に対処することがとても大切になります。また、犬と猫によっても性質は異なりますので、普段から愛犬、愛猫の行動を観察しておくことがとても重要なのです。

犬が興奮している原因を探すこと


犬が興奮している場合、なんらかの原因があるはずです。興奮を落ち着かせることはとても大切なことですが、まずは、その原因を探ることも大切なことです。

愛犬にストレスがかかってしまう出来事やいつもと違ったことはなかったでしょうか?遊びや運動、散歩の時間を作ってあげているでしょうか?多頭飼いの場合、関係はうまくいっているでしょうか?まずは、愛犬が興奮に至るまでの原因を見つけて対処しておくことがとても大切なことになります。

スキンシップの大切さ

愛犬との日常生活で大切なことのひとつにリラックスすること、スキンシップを取ることがあります。普段からスキンシップをとって、体をリーダーに任せることができるようになると、興奮している時でも抱きしめてあげるだけで落ち着くようになります。

最初はごほうびをあげて、たくさん声をかけながら、体を触られるとよいことがあるというようにスキンシップのトレーニングをするようにしてみましょう。

たっぷり遊んで運動した後や散歩をした後などに、マッサージやスキンシップが習慣になると、愛犬はリラックスした時間を過ごせるようになります。

犬のハウスのトレーニング


犬にとってくつろげる空間やいざという時に逃げることができる安心できる場所、「ハウス」があるということはとても重要です。普段からクレートトレーニングを行うことで、愛犬が興奮状態になってしまった時も一旦落ち着かせることができるようになります。

トレーニングの開始

「ハウス」のトレーニングを行いたいからといって、無理にハウスに入れてしまうと、その場所があっというまに嫌な場所になってしまいます。ハウスとするケージにドッグフードやおやつをばらまいておいたり、ウェットやペーストであればケージの壁や隅に塗っておいてもよいでしょう。まずは、この中に入るということを習慣化していきます。

ハウスでクールダウン

「ハウス」のトレーニングがうまくいき、落ち着けるようになったのであれば、愛犬が興奮してしまった時も、「ハウス」と冷静にコマンドを出し、愛犬をハウスの中でクールダウンさせることができるようになります。本来は、狭くて薄暗い場所が安心できる犬にとっては、パーソナルスペースができることで、問題行動といわれるものが少なくなることもあるのです。

猫が突然攻撃的になる原因


猫は興奮してしまうと、突然噛んできたり、ネコパンチやネコキックの連続で、落ち着くまで大変なことになってしまうことがあります。猫の行動をよく観察して、興奮が高まってきた場合は、一度離れて冷静にさせることがとても大切です。

撫でている時の行動

猫がご機嫌で体をスリスリしながら来てくれるので、そのまま撫でていたら「ガブリ」と噛まれてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか?実は、猫の愛撫誘発性攻撃行動と、言われており、突然猫が攻撃してくるということは確かにあるのです。

理由は、最高に気持ちよくてもっとして欲しい場合や、もうやめてほしいなど、様々ですが、万が一、猫の耳がピンと立って、それまでうっとりしていた表情が変わった場合は、すぐに離れましょう。

遊んでいる時の行動

おもちゃで遊んでいる時に捕食行動で興奮が高まり、噛んでしまうということもあります。噛まれたからといって、叩くなどの体罰を与えてしまうと、さらに猫は興奮してしまいます。

子猫のうちは、手にじゃれて遊んで甘噛みをしていても、成長して本噛みになってしまうと危険です。撫でている時、遊んでいる時、いずれにしても、猫の興奮が過度にならないように、冷静に離れて、猫が落ち着くまで待つことが大切です。

まとめ

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犬と猫によって、興奮している時の対処法は異なるものですが、まずは、飼い主さんが落ち着くことが大切になります。犬や猫には、こちらの気持ちが伝わってしまうもので、緊張や興奮が伝わってさらにひどくなってしまうこともあるのです。

まずは、普段から犬や猫の行動を観察し、興奮が高まってきたと感じた時には、声がけやスキンシップなのか、その場から離れるのか、時と場合によって、一旦冷静にさせるような行動を取ることが大切なのです。

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

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