2016年4月27日更新

ペットシッターが教える!人見知りの犬猫と打ち解ける方法

犬や猫にも個性はちゃんとあるもので、人見知りの性格を持っている場合もあります。保護された場合やなんらかのトラウマなどによって、人間に不信感を抱いている場合はなおさらです。人見知りの犬や猫との距離を縮めるためには、根気が必要になります。無理に近づこうとはせずに、心を許してくれるまで焦らないようにしましょう。

強引に近づくことをやめる


人見知りの犬や猫と接する場合、まずは、強引に距離を縮めることはしないということが大切です。犬や猫との関係は、焦らず相手の様子を見ながら作ることで不安やストレスを軽減できます。

犬のストレスサインに注意

犬の場合、特に攻撃をしてくるような様子がなければ、じっと犬の方が興味を持ってくれるまで待つことが大切です。犬の目線にしゃがんであげることもよいでしょう。犬が自らにおいを嗅ぎに来てくれれば、人見知りの犬とも打ち解ける第一歩です。

逆にその場からさらに逃げようとしてしまったり、攻撃性が出て吠えたりうなる、恐怖で震えたり呼吸が荒くなってしまうなど、明らかに犬のストレス行動が見えたときは、無理には近づかず場合によってはこちらが離れる必要もあります。

猫を見守る姿勢

猫の場合も同じく、猫の様子を見ながら無理に近づかないようにしましょう。特に猫をじっと見て目を合わせてしまうと、猫は恐怖を感じて逃げてしまうことがあります。

距離を保ちながら、そっと見守るほうが猫にとっては不安がやわらぎます。もし、部屋の隅に隠れてしまっても、無理に追いかけるようなことはしないようにしましょう。

気持ちいいところを触る


人見知りの犬や猫が自ら近づいてきたり、においを嗅ぐようになってきたら、優しく声をかけながら触ってあげましょう。その時に、犬や猫が気持ちいいと感じるところを触ってあげることもお互いが打ち解ける為には大切なことです。

頭の上から突然手がくると、びっくりして恐怖心を与えてしまいます。まずは、下あごの方から撫でてあげるようにするとよいでしょう。

犬が触れて喜ぶところ

犬は、下あごから胸にかけて撫でてあげると安心します。また首から肩、腰から尻尾のつけ根あたりも撫でてあげると喜ぶことが多いものです。逆に、鼻先や口元、足先やしっぽの先など体の先端部分は嫌がることが多いものです。手の出し方には十分注意して、犬の表情が安らぐところを探してみるとよいでしょう。

猫が触られて喜ぶところ

猫の場合、頭や首の周りを撫でてあげると安心することが多いものです。のどをゴロゴロと鳴らしてくれたり、目を細めてうっとりした表情を見せてくれれば、猫自身も気持ちよくなっている合図です。また、背中をゆっくり撫でられたり、ブラッシングが大好きな猫もいます。尻尾の付け根、お尻のあたりは猫の性感帯ともいわれており、ポンポンと優しく叩かれることも猫は大好きです。

大好きな物を与える


犬と猫が近づいてきてくれるようになったら、やはり大好きなものやおやつを与えるとさらに仲良くなるきっかけになります。

距離を保ちながら与える

大好きなおやつであっても、最初は警戒してなかなか食べてくれないかもしれません。なかなか食べてくれない時は、床などの近くに置いてみるだけでも構いません。最初は遠くから見ているだけだった犬や猫も興味を示して来てくれるようになればよいのです。

ご褒美に与える

危害を与える人ではないと犬や猫がわかってくれるようになると、そのままおやつを与えて距離を縮めていきます。撫でることができたらご褒美にあげてみる、アイコンタクトが取れるようになったらご褒美にあげてみる、おやつを与えるタイミングを少しずつ人間優先にしていくことで、お互いに打ち解けることができるようになるのです。

与える量やアレルギーに注意

おやつを与える際は、少量から与えるということには十分注意しておきましょう。また、万が一、アレルギーを持っているなど、おやつを与えて体調変化が起こる場合は普段から食べているフードにとどめておきましょう。

まとめ

犬_素材
人見知りの犬でも猫でも、まずは、強引に近づかないということがお互いの関係づくりの為には必要なことです。焦って、恐怖心を与えてしまっては、そこからまた仲良くなる為に時間がかかってしまいます。

急な動きや音を控えてまずは相手の様子をじっと伺い、少しずつ距離を近づけていくことができれば、仲良くなれるきっかけはやってくるのです。まずは、様子を見ながら大好きな物を与えるきっかけを探してみましょう。

ayuka



ペットシッター

子どもの頃から動物が好きで、ペットのことを学べる専門学校へ進学。卒業後、会社員を経て、ペットシッターとして独立。愛玩動物飼養管理士、愛玩動物救命士の資格を取得し、日々たくさんのわんちゃんやネコちゃんのお世話に奮闘中。自宅では、トイプードルと猫1匹とのんびりとした時間を過ごす。

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