2017年5月17日更新

ペキニーズの寿命ってどのくらい?長く一緒にいるためには?

ペット生活

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編集部

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高貴なものである獅子に似た風貌を持つペキニーズ。獅子犬とも呼ばれ中国では唐の時代から王族の一員として寵愛を受けてきました。近年は犬の健康への関心も高まり犬の寿命が延び、高齢化も進んでいるといわれています。健康で長生きをするためにはどうしたらよいか?長寿の秘訣やシニアの注意点などを調べてみました。

 

ペキニーズの平均的な寿命は?

ペキニーズの平均的な寿命は12歳~15歳だといわれています。同じ小型犬の平均的な寿命が10歳~15歳前後なので、ペキニーズは小型犬として平均的な寿命の犬だといえるでしょう。

ただしあくまでも平均寿命は目安であって個体差が大きいのも事実です。ペキニーズの場合は犬種固有の遺伝性の疾患が少ない犬種なので、飼い主の健康管理次第では平均的な寿命を越えても元気に過ごすことができるかもしれません。

元気で長生きのポイントは?

では少しでも長く元気に過ごしていくためにはどうしたらよいのでしょうか?健康寿命を延ばすためのポイントをいくつかご紹介します。

椎間板ヘルニアに注意!

ペキニーズは軟骨異栄養性犬種に含まれているため、ハンセン1型の椎間板ヘルニアになりやすい犬種です。

軟骨異栄養性犬種とは軟骨異栄養症の遺伝子を持った犬種のことで、骨の成長期から椎間板の変性が始まるといわれています。椎間板の変性がおこると2歳~7歳くらいで、ハンセン1型の椎間板ヘルニアを発症する確率が高いようです。

ハンセン1型の椎間板ヘルニアは軟性ヘルニアとも呼ばれるもので、髄核が脱出し脊髄神経を圧迫することで起こるヘルニアです。軽度の場合はケージレストと呼ばれる安静による治療で治癒する可能性があります。

ではどうしたら予防できるのでしょうか?椎間板ヘルニアを予防するためには肥満にさせないことが大切です。

まず食事やおやつの量を決めておきましょう。人間の食べるものは犬にとっては糖分、塩分、油分が多く肥満の原因につながります。人間の食べ物と犬の食べ物はしっかりとわけておきましょう。

運動ですが激しい運動や高いところからの飛び降りは、骨への負担を大きくしてしまうので避けた方がよいでしょう。毎日2回の軽めの散歩で足腰の筋肉が衰えないようにしてあげましょう。

被毛の手入れで皮膚病・熱中症を予防

ペキニーズの特徴でもある美しく豊かな被毛ですが、日本の夏では保温性の高い被毛が暑さをため込んでしまい、熱中症や皮膚病の原因になってしまいます。

ペキニーズの被毛はダブルコートといって、分厚く密集したアンダーコート(下毛)と硬く長いオーバーコート(上毛)の2層に分かれています。換毛期には密集したアンダーコートが抜け替わるので、大変抜け毛も多くなります。また長いオーバーコートは絡まりやすく毛玉になりやすいといわれています。

ペキニーズの場合は毎日のブラッシングは必ず行うようにしましょう。特に換毛期から夏の熱い時期は被毛の中に風を通して熱中症や皮膚病を予防するためにも、回数を増やすなどしっかりとブラッシングをしてあげるとよいでしょう。また月に1度はトリミングに連れて行って、被毛のケアをしてもらうとよいようです。

呼吸が苦手

ペキニーズのようにマズル(鼻口部)の短い犬種を短頭型犬種といいます。短頭型犬種は鼻道が狭く首や胸が詰まっているため強く呼吸をしなければならず、どうしても他犬種よりも胸に負担がかかりやすいといわれています。

ではペキニーズがかかりやすい呼吸器系の病気にはどのようなものかがあるのか?主なものをいくつかをご紹介します。

軟口蓋垂過長

軟口蓋垂という部分が長く喉の方へ垂れ下がってしまうことで、気管が狭くなってしまう病気です。軽症の場合は運動や食事の後などにアヒルの鳴き声に似たような「グォグォ」もしくは「ゲッゲッ」といった咳がでます。重度の場合は長く垂れさがった部分を外科的に切除する場合もありますが、おおかたの場合は次のような点に気をつけて日常生活を送っていれば大丈夫だといわれています。

  • 肥満解消のための食事
  • 散歩時のハーネスの使用
  • 夏場の体温調整
  • 興奮させない
  • ストレスをためない

ただ軟口垂過長の場合は先天的に心臓弁膜症と合併している場合が多いので、症状がみられる場合は心臓の定期検診は行った方がよいとされています。

鼻腔狭窄

鼻の穴と空気のとおり道である鼻腔が狭くなっている状態で、呼吸がしにくく重症化すると呼吸困難になってしまいます。

先天性の病気なので予防することは難しいのですが、病気の兆候を見つけて早めに動物病院を受診することで、重症化させることを防ぐことができます。鼻腔狭窄の兆候は次のとおりです。

  • 鼻水がよく飛ぶ
  • 呼吸をすると鼻がなる
  • 呼吸が荒い
  • よくチアノーゼを起こす

これらの症状がみられた時は早めに動物病院を受診して治療方法などを相談しましょう。

これらの注意点の他にも大きな目は眼病を起こしやすかったり、垂れた耳が外耳炎になりやすかったりと気をつけておきたいことは色々とありますが、まず大切なのはしっかりと犬の様子を観察しいつもの様子を把握しておくことです。いつもの様子を把握しておけば少しの異常でも気が付くことができ、病気の早期発見にもつながっていきます。

 

シニアになったら注意してあげたいこと

ペキニーズのような小型犬の場合は7歳ころからシニア期に入り、10歳ころからは本格的な老化が始まるといわれています。

ペキニーズは犬種的に心臓が弱い犬が多いといわれています。特にシニアに入ると僧帽弁閉鎖不全症という病気にかかりやすいといわれています。シニア期に入ったら半年に1回くらいのペースで、心臓の検査を含めた定期検診を受けることをおすすめします。

椎間板ヘルニアの予防のためには多少の運動は必要になりますが、シニア期に入ったら心臓への負担を考え無理のないゆっくりとしたペースでの運動に切り替えてあげるとよいでしょう。

長く一緒にいるためには

ペキニーズは決して寿命の短い犬種ではありません。ペキニーズの掲示板などを見ると16歳や17歳で様々な病気の症状はあっても、元気に過ごしている犬も多くいることがわかります。なかには20歳近い犬もいました。

元気で長く一緒にいるためには、犬の小さなSOSに早く気が付いてあげることが大切です。毎日しっかりと時間をとって犬とのコミュニケーションをとることが、犬のSOSを見逃さないことにつながります。

 
 

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