2016年3月30日更新

【動物看護士が解説】猫はシャンプーしなくても良い?自宅で出来るケアとは?

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

 

猫は綺麗好きで有名で、お風呂に入れなくても体臭がほとんどないのでとても楽ですよね。しかし、あまりにもケアしないままだと乾燥や汚れで皮膚が悪くなってしまうこともあります。水が嫌いな猫をお風呂に入れるのは一苦労。自宅で簡単にできるケアはどんなものがあるのでしょうか?

 

シャワーは難しい

子猫や、水に慣れている猫であれば容易にお風呂に入れることができますが、水嫌いが定着してしまった成猫をお風呂に入れるのは至難の技。ましてや水圧のかかるシャワーを当てようと思うと、一目散に逃げていくでしょう。

体が汚れているからといって、無理やりシャンプーをするのはお勧めできません。猫の歯や爪は鋭く、細菌を持っているため、噛まれたり引っかかれたりすると思わぬ大きな被害を受けてしまう可能性があります。また、猫にも非常にストレスがかかりますので、無理やりやるのはやめましょう。

自宅でできるケアは?

ブラッシングをする

猫の毛を1日1回で良いので、ブラッシングをしてあげると毛の表面に付いた大抵の汚れは落とすことができます。また、ブラッシングをすることにより、皮膚の血行がよくなり新陳代謝が正常に保たれます。結果的に皮膚の健康を保つことができるのです。

猫がリラックスしているときに、撫でるようにブラッシングしてあげましょう。皮膚の血行を良くするために皮膚を強く擦ったり、ブラシを強く当てたりする必要はありません。また、くまなく体全体をブラッシングするのは猫が嫌がりますので、背中を中心に、あとはできそうであればやる程度にしましょう。

流さないシャンプー剤を使う

犬猫用に、水で流さなくても良いシャンプーが売っているお店を探してみましょう。動物病院でも購入することができる場合もありますので、かかりつけの病院に確認してみて下さい。

できれば液体のものではなく、泡で出てくるタイプをおすすめします。液体だとどうしても皮膚を強く擦ってしまいがちです。洗う前に皮膚や毛に水分を与えていない分、摩擦が起こりやすくなっていますので、擦って洗おうとするのは厳禁です。

泡で出てくるタイプであれば、ある程度洗う側の手と猫の毛や皮膚の間に泡のクッションができるので摩擦が少なく、傷つける心配も軽減します。軽く撫でる程度で泡に汚れが吸着し、取れやすくなりますので初心者でも擦らずに洗うことができます。

洗ったあと、毛のベタつきが気になる場合は、濡れタオルなどで軽く体を包んで撫でるように拭いてあげると良いでしょう。

蒸しタオルを使う

人肌くらいに温めたバスタオルなどで体をかるく包んだあと、撫でるように拭くのも、ある程度汚れを取ることができます。必ず温度に注意して行ってください。人間の手のひらの皮は厚くなっていることが多く、高温でないと熱さを感じない場合があります。

腕の内側などの皮膚の薄い部分にタオルを当てて、気持ち良い程度の温かさであればそのまま猫に使用して構いません。猫の皮膚は非常に薄いので、火傷しやすいので温度を確認せずに行うのは絶対にやめましょう。

 

定期的なプロのシャンプーは必要

健康な皮膚を保つことができ、毛もある程度猫自身で清潔を保てているのであれば、わざわざシャンプーをする必要はありません。しかし、皮膚に異常がみられたり、フケが出ていたり、毛がベトベト固まってしまっていたら一度きちんとシャンプーをして汚れを落とす必要があります。自宅で行うには難しすぎるので、プロにお願いして綺麗にしてもらいましょう。

ときには薬が必要な場合も

皮膚の状態や、猫の性格によってはそのままの状態ではシャンプーが出来ないので、鎮静という軽い麻酔のようなものをかけてシャンプーをすることがあります。

この場合はトリミングサロンで行うことはできませんので、動物病院で獣医師の指示の元、トリマーや動物看護師が行うことがあります。もしも鎮静が必要と説明されたら、よく説明を聞き、納得したうえで預けるようにしましょう。

自宅でケアをしていたとしても、定期的にはきちんと皮膚を洗うことが理想ですので、かかりつけの動物病院などに相談してみてくださいね。