2016年6月27日更新

キング・チャールズ・スパニエルの寿命は?長寿の秘訣は?

ペット生活

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編集部

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キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルよりも長い歴史を持つキング・チャールズ・スパニエル。小さな目とつぶれた鼻が特徴ですね。近年は犬の健康への関心も高まり犬の寿命が延び、高齢化も進んでいるといわれています。

健康で長生きをするためにはどうしたらよいか?長寿の秘訣やシニアの注意点などを調べてみました。

 

キング・チャールズ・スパニエルの平均的な寿命は?

キング・チャールズ・スパニエルの平均的な寿命は12歳~14歳だといわれています。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが12歳~14歳、イングリッシュ・コッカー・スパニエルが12歳~15歳といわれているので、スパニエル犬としては平均的な寿命の犬だといえるでしょう。

ただしあくまでも平均寿命は1つの目安であって、犬の寿命はその犬の持っている体質や病気、育った環境によって異なります。とくに最近は犬の医療も充実してきていますし、市販のドッグフードも種類も質も向上していますので、寿命を越えて長く生きている犬も増えてきています。

元気で長生きのポイントは?

どうしたら長く健康でいられるのでしょう?健康寿命を延ばすためのポイントをいくつかご紹介します。

つぶれたマズルは呼吸に注意!

キング・チャールズ・スパニエルの特徴といえばつぶれた鼻ですよね。キング・チャールズ・スパニエルのようにマズル(鼻口部)の短い犬種を短頭型犬種といいます。短頭型犬種はもともと鼻道が狭いため鼻のとがった犬種よりも強く呼吸をしなければならず、どうしても胸に負担がかかりやすいといわれています。

キング・チャールズ・スパニエルがかかりやすい呼吸器系の病気にはどのようなものかがあるのか?主なものをいくつかをご紹介します。

軟口蓋垂過長

軟口蓋垂という部分が長く喉の方へ垂れ下がってしまうことで、気管が狭くなってしまう病気です。軽症の場合は運動や食事の後などにアヒルの鳴き声に似たような「グォグォ」もしくは「ゲッゲッ」といった咳がでます。重度の場合は長く垂れさがった部分を外科的に切除する場合もあります。

また軟口垂過長の場合は先天的に心臓弁膜症と合併している場合が多いので、症状がみられる場合は心臓の定期検診を行った方がよいとされています。

気管虚脱

気管が扁平につぶされたような状態になってしまう病気で、軽症の場合は軟口蓋垂過長と同様に運動や食事の後などにアヒルの鳴き声に似たような「グォグォ」もしくは「ゲッゲッ」といった咳がでます。原因ははっきりとはわかっておらず遺伝的なものかもしれないといわれていますが、肥満の犬に多いことから肥満も原因の1つと考えられています。

もし発症してしまったら

軟口蓋垂過長も気管虚脱も軽度の状態であれば、次のようなことに気をつけて生活をすることで、症状を抑えながら普通に生活することができます。

  • 肥満解消のための食事
  • 散歩時のハーネスの使用
  • 夏場の体温調整
  • 興奮させない
  • ストレスをためない

遺伝性の心疾患の可能性があるので定期検診を

キング・チャールズ・スパニエルは遺伝性僧帽弁閉鎖不全症という心疾患を持っている犬が多いといわれています。

遺伝性僧帽弁閉鎖不全症とは心臓の中にある血液の逆流を防ぐための僧帽弁という弁が変性をおこし、弁がしっかりと閉じなくなってしまうために血液が逆流してしまう病気です。

症状としては咳が出る、疲れやすい、運動をしたがらないというものが主で、重症化すると肺水腫をおこし呼吸困難になってしまいます。

僧帽弁閉鎖不全症は根治させる方法が現在のところありません。次のようなことを行い症状の緩和と進行を抑える治療が主になります。

  • 食事療法による体重管理
  • 運動制限
  • 血管拡張剤などの投与

僧帽弁閉鎖不全症の場合は軽度の状態で症状を抑えることがとても重要です。キング・チャールズ・スパニエルのように遺伝的に発症する確率の高い犬種は、迎え入れた時から定期的に心臓の検査を受けることをおすすめします

外耳炎予防のために耳のケアを

キング・チャールズ・スパニエルの魅力の1つでもある房飾りのような垂れ耳ですが、垂れ耳の犬はどうしても耳の中が蒸れやすく、外耳炎になりやすいといわれています。

外耳炎はベタッとした匂いの強い耳垢がたまり、耳の外耳道といわれる部分に炎症を起こす病気です。激しいかゆみと痛みを伴うので耳や首の回りを引っ掻いたり、頭を振ることが多くなったりします。原因としてはダニの寄生によるものや菌類の感染などがありますが、早い時期にしっかりと治療をすれば完治する病気です。耳の回りを引っ掻く、耳の中が汚いなどの気になる症状がある場合は病院へ連れて行ってあげましょう。

予防するには耳のケアが大切です。週に1回くらいのペースで、耳の掃除をしてあげるとよいでしょう。

最近では専用のローションやウェットティッシュタイプのものなど、犬の耳ケア用品も様々なものが販売されています。色々なタイプを試して1番嫌がらない物を選んであげるとよいでしょう。また大きくなってからいきなり始めると嫌がってなかなかきれいにさせてもらえません。子犬の頃から耳ケアの癖をつけておくとよいですね。

細かなひだの内側や耳の奥が汚れているような場合は、綿棒などで無理に掃除をしてしまうと逆に耳を傷めてしまう可能性があります。トリミングサロンやかかりつけの獣医師に連れていき、きれいにしてもらうとよいでしょう。


画像出典:Jelene Morris

 

シニアになったら注意してあげたいこと

キング・チャールズ・スパニエルのような小型犬の場合は6歳~7歳にかけてシニア期に入り、10歳からは本格的に老化がはじまるといわれています。本格的な老化が始まる前のシニア期をどう過ごすかが、高齢になってからの生活に大きな影響を与えます。

まずは食事を見直していきましょう。キング・チャールズ・スパニエルはもともと食欲旺盛で肥満になる可能性の高い犬種だといわれています。食欲があることはよいことですが、運動量やエネルギーの代謝が落ちてきているシニア期では、カロリーをコントロールしていないとあっという間に肥満につながってしまいます。キング・チャールズ・スパニエルは心疾患や足や腰の関節に不安のある犬種ですので、シニアになってからの肥満は要注意です。

できればカロリーの低い、噛みやすい硬さのシニアフードに切り替えてあげるとよいでしょう。ただし食事を変えるとお腹を壊したり、食欲が落ちたりすることがありますので、様子を見ながらゆっくりと切り替えてあげましょう。

運動量ですがキング・チャールズ・スパニエルはあまり運動量を必要とする犬ではありませんので、室内での遊びを中心にストレスの発散のために週に2~3回くらいのペースで外へ散歩に連れて行ってあげるくらいでよいでしょう。

また遺伝性の疾患が多い犬種でもありますので、シニア期に入ったらできれば半年に1回くらいのペースで定期検診を受けるとよいですね。

長く一緒に過ごすためには

犬にとってもっとも幸せな時間は、家族と一緒に過ごす何気ない時間だといわれています。

犬の寿命を延ばしていくのは何か特別なことをするよりも、毎日しっかりと家族としての時間を持って、その時その時を1番過ごしやすくしてあげることなのかもしれません。

 
 

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