2016年5月6日更新

【獣医師が教える!】愛犬の状態に合ったドッグフードの選び方

近年、ペットの健康維持への関心が高まってきていることもあり、量販店や動物病院、インターネット通販などで、驚く程たくさんの種類のフードが販売されています。ずらりと並んだ多種多様なフードの中から、いったいどれを愛犬に与えればよいのだろう…と悩んだことはありませんか?

フードを選ぶときには、まずは犬の年齢やライフステージを考慮することが勧められています。さらに最近は、愛犬の気になる健康トラブルがある場合、それらに配慮されているフードを選択できることを知っていますか?今回のテーマは健康サポートを目的としたペットフードの選び方です。

主食には必ず「総合栄養食」を選びましょう

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特に食事療法を必要としない犬の主食には、必ず「総合栄養食」の表記があるものを選んでください。ペットフードには、その使用目的などによって、「総合栄養食」「間食」「その他の目的食」のいずれかの表記があります。ペットフードを選ぶ時には、必ず確認してください。

「総合栄養食」は、新鮮な水と適切な量の総合栄養食のみを与えれば、各ライフステージに必要な栄養素を満たすことが確認されたものを指します。一方で、「間食」は、おやつやご褒美として与えることを、「その他の目的食(副食、おかずタイプ)」は、主食にトッピングするなどして栄養の調整や嗜好性を高めることを目的としたものです。

ちなみに、「特別療法食」は、特定の疾患や疾病に対応できるように栄養バランスが考慮されています。「特別療法食」は必ず獣医師による診療と指導のもとで与えなくてはなりません。「特別療法食」は、「その他の目的食」に分類されていますが、一般的なペットフードとは異なります。

健康をサポートする機能を持つフードがある?

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最近は、各ライフステージに必要な栄養バランスを満たした上で、ペットに起こる様々な健康トラブルに配慮し、ペットの健康をサポートする機能を持つフード(機能性フード)が販売されています。代表的なものには、犬の肥満対策用のフードや猫の毛球対策用のフードなどがあります。

健康サポートを目的としたフードを用いる時の注意点

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犬に健康サポートを目的としたフードを与える時には、注意しなくてはならない点があります。これらのフードは、病気を予防したり、病気を治療したりするためのものではありません。気になる症状が見られている場合は、必ず動物病院を受診してください。

さらに、治療中や経過観察中の疾患がある場合にも獣医師に相談しておくことをお勧めします。また、食事療法が必要な疾患に対しては、必ず獣医師の指示のもと、動物病院で処方される処方食(特別療法食)を用いてください。

健康サポートを目的としたフードの選び方

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気になる犬の健康トラブルにあったフードを選択しましょう。最近では、非常にたくさんの種類の健康トラブルに配慮したフードが販売されており、メーカーにより販売されているフードの種類や質は異なります。フードの選択で困ったら、動物病院で相談してください

成犬期からシニア期の健康サポート

数あるフードの中でも、犬猫の肥満対策や皮膚の健康維持を目的としたフードは多くのメーカーから販売されており、目にすることが多いでしょう。

肥満対策


肥満になりやすい犬の適正体重の維持と健康維持に配慮されています。肥満になりがちな犬に適量与えることで、各ライフステージにおいて必要な栄養素を十分に満たしながら、脂肪分を抑えて摂取カロリーを減らします。また、食物繊維が多く配合されており、空腹感を感じにくくなっています。

皮膚と被毛の健康維持

健康な皮膚と美しい被毛を維持したい犬用のフードです。オメガ3と呼ばれる必須脂肪酸などの成分が適量含まれています。また、多くの場合、ラム肉などのアレルギー反応を起こしにくい種類のタンパク質が使われています

シニア期の健康サポート

シニア期には、犬種によっては腎臓や心臓、関節にトラブルを抱えやすくなる傾向があります。そういったシニア期に気になる健康トラブルに配慮したフードも種類が豊富です。

腎臓や心臓のケア

加齢とともに腎臓機能や心臓機能が低下しやすい犬種のために、タンパク質やミネラルの配合が工夫されています。

関節のケア


加齢とともに関節疾患の増加しやすい大型犬などの犬のために、グルコサミンやコンドロイチン硫酸などの健康な関節や軟骨を維持するために大切な栄養素が強化されています。

フードを上手に選んで、愛犬の健康をサポートしましょう

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犬の健康維持への関心の高まりとともに、健康サポートを目的としたフードは年々増えています。健康な身体で快適に長生きするために、こういったフードを上手に利用してみてはいかがでしょうか。ただし、愛犬に気になる症状が見られるときには必ず動物病院を受診してくださいね。

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