ブルー御三家・コラットの特徴や飼育法やロシアンブルーとの違い

グレーの毛並みが美しいコラットはロシアンブルやシャルトリューとともに、ブルー御三家と呼ばれている猫種ですが、どういった特徴を持っているのか知らない方もいるのではないでしょうか。

そこで今回はロシアンブルーとの違いを解説しながら、コラットの特徴や飼育法などを詳しくご説明いたします。

 

コラットの性格


コラットは好奇心旺盛で遊び好きな性格をしており、特に子猫期は活動量が多いでしょう。

そして、飼い主さんに対して深い愛情を示してくれます。

家族の中でもお気に入りの人を見つけ、信頼関係を育もうとするため、依存心はやや高いでしょう。

他の動物と仲良くできない場合もあるので、多頭飼いにはあまり向いていません。

また、ロシアンブルーと同じく頭のいい猫種なのでお手やおかわりを覚えたり、引き出しや戸棚を器用に開けたりします。

性質

コラットはロシアンブルーとは被毛のカラーが微妙に違っています。

ロシアンブルーの被毛は明るめのシルバーですが、コラッの被毛は青みがかったシルバーブルーです。

被毛は成猫になる頃、毛先にグレーのティッピングが入りはじめます。

被毛の構造も、ロシアンブルーが厚みのあるダブルコート(オーバコートとアンダーコートを持っている)であるのに対し、コラットはオーバーコートのみのシングルコートであるため、アンダーコートは持っていません。

また、顔の形も丸型なロシアンブルーとは違い、ハート型をしています。

ハート型の頭部を持っている猫種は、コラット以外にはいません。

大きさ

平均体重はおよそ3~4kgだとされています。

ロシアンブルーはフォーリンタイプであるためスリムなボディをしてますが、コラットはセミコビータイプなので、小柄な印象を与えます。

歴史

コラットは、タイの人々から「幸福と繁栄の象徴」として大切にされていました。

タイでは昔から雨乞いの儀式としてコラットに水をかける習慣が存在しており、花嫁にペア(オスとメス)のコラットを送ると幸せな結婚ができるといった言い伝えもあったそうです。

そんなコラットは、1800年代の後半にイギリスのキャットショーに初出場しましたが。

当時はシャムがタイの猫として有名であったため、「純青色(ソリッド・ブルー)のシャム」として登録されました。

そして、タイに駐在していたアメリカ人の外交官がアメリカにいる妻へコラットを送ったことがきっかけとなり、1965年にはCFA、1975年にはGCCFに公認され、世界的に人気な猫種になっていったのです。

 

飼育時の注意点

コラットはややプライドが高い猫種なので、褒めながらしつけていきましょう。

コラットは叱られてしまうと拗ねてしまうことも多いので、褒めて伸ばしながら信頼関係を育んでいってください。

なお、よく鳴く猫種であるため、集合住宅で飼育する場合は、猫を飼っていることを近所の方にあらかじめ話しておきましょう。

 

家具の配置

コラットは運動量の多い活発な猫種です。
そのため、キャットタワーやキャットウォークを設け、上下運動が楽しめるように工夫してあげましょう。

キャットタワーやキャットウォークが設置できない場合は、棚などの配置を工夫して上下運動を楽しめるようにしてあげるのもおすすめです。

ただし、猫は着地が苦手なため、降りるときに怪我をしないよう、棚の下にマットなどを敷いてあげましょう。

 

コラットのケア方法

ブラッシング

コラットはアンダーコートを持たない短毛種なので、ブラッシングは1日に1回程度で十分です。

シャンプーは特にしなくてもよいですが、体を痒がったり換毛期であったりするときは月に1回程度行うのもよいでしょう。

爪切り

爪切りは洗濯ネットに入ってもらうと、スムーズに行えます。

洗濯ネットの中で落ち着く猫は多いので、網目から爪を出して爪切りを行いましょう。

その際は、先端の尖っている部分だけを切り、深爪させないように気を付けてください。

特に爪の中間にあるピンク色の部分は血管や神経が通っており、切ると痛みを感じさせてしまいます。

耳掃除

耳の中がピンク色になっていたり、痒がったりしている場合は耳掃除を行ってあげる必要があります。

ただし、耳に異常が見られる場合はいきなり耳掃除を行うのではなく、まずは獣医師に診てもらいしましょう。

なお、家庭で耳掃除行うときは犬猫専用のイヤークリーナーや耳掃除シートを使用します。

人間用のウェットシートはノンアルコールと記されていても、微妙のアルコール成分が配合されていることもあるので、避けましょう。

目の手入れ

コラットは、淡いペリドットグリーンの瞳が印象的な猫種です。

美しい瞳を守るためには日頃から、濡らしたコットンで目の周辺を優しく拭いてあげましょう。

目やにが固まっている場合は、コットンを5秒ほど押し当ててから拭き取ってみてください。

歯磨き

歯磨きを習慣化させるには、子猫のうちから歯ブラシに慣れさせることが大切です。

犬猫用の歯磨き粉は嗜好性が高くなるように作られているので、ぜひ活用させていきましょう。

また、成猫期から歯磨きを習慣化させるには、まず口元を触ることから始めていってください。

嫌がらずに触らせてくれるようになったら、次はガーゼを使用して歯や歯茎を拭きます。

奥にある臼歯を磨くのは難しいので、最初は人間でいう前歯に当たる部分の門歯のケアから始めてみましょう。

子猫期の注意点

コラットは小型な猫種ですが、体や被毛が完全に成長するまでに4年ほどかかります。

そのため、子猫期を過ぎてからも栄養バランスが偏らないフードを与えるようにしましょう。

フードは肉や魚が主原料になっているものがおすすめです。

シニア期の注意点

シニア期は今まで通りの運動ができなくなってくるため、体に負担をかけない遊びを行い、ストレスを解消していきましょう。

おもちゃのトンネルなら、中に入って休むこともできるので老猫にもぴったりです。

おもちゃで刺激を与えることは、認知症予防にも繋がります。

季節ごとの注意点

春は朝晩の寒暖差が激しくなります。

夜中や明け方の寒さは、湯たんぽやペット用ヒーターを使用しながら対処してあげましょう。

換毛期でもあるので、必要に応じてシャンプーも行っていきましょう。

夏は脱水症状にならないよう、飲水量を増やす工夫をしましょう。

またたびや氷を水の中に入れるのもおすすめです。

エアコンで熱中症対策を行う場合は、設定温度を28度前後にしてください。

食欲が増加する秋は肥満体型にならないよう、低カロリーフードを検討するのもおすすめです。

電動おもちゃも使用して、飼い主さんの留守中にも運動ができるようにしてあげましょう。

アンダーコートを持たないコラットは冬の寒さに弱いため、暖房器具で体を温めてあげましょう。

暖房は20度前後を目安にし、湿度が50~60%になるよう、加湿器も使用していきましょう。

これはウイルス感染症の予防にも繋がります。

健康に過ごすためのボディチェック

体全体のチェック

症例は少ないのですが、コラットは「GM1」や「GM2」と呼ばれる遺伝子疾患を持っていることがあるので定期健診は必須です。

この病気は筋肉や神経が冒されてしまう子もまれにおり、発症後は1歳前後で命を落としてしまうことも多いとされているので、遺伝子検査も行いましょう。

顔周りのチェック

顔周りは健康状態が現れやすいので、鼻水の有無や目やにの異常、歯茎の炎症などをチェックしていきましょう。

特に、歯周病は老猫が発症するイメージが強いかもしれませんが、子猫期から患う子もいるので、口腔内に腫れや赤みが見られないか調べてみてください。

コラットは繊細な猫種


コラットはややプライド高い反面、ストレス性の脱毛を引き起こしてしまうような繊細さも持っています。

だからこそ、コラットを飼育するときは遊んであげる時間をしっかりと設け、コミュニケーションを図っていきましょう。

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