2016年6月6日更新

子羊の皮を被ったオオカミ!ベドリントン・テリアの魅力4選

子羊のような風貌と例えられることが多いベドリントン・テリア。ボリュームのある柔らかい被毛を耳の先と顔の中央に残した独特のカットが有名ですね。テリア・グループの中でもとても珍しい特徴を持った、複雑で神秘的な魅力ある犬種です。そんなベドリントン・テリアの魅力的な世界を少しご紹介します。

やっぱり魅力的!ベドリントン・テリアの特徴的な見た目

ベドリントン・テリアの魅力を語るにはまずその見た目を説明しなければ語れないほど、他の犬種にはない魅力的な特徴がいっぱいつまっています。

羊のような見た目を際立たせる独特のカット

まずベドリントン・テリアの見た目で1番目を引くのは独特のカットですよね。頭の上の冠毛と呼ばれる豊かな被毛を残し、長い顔の中央を鼻に向かって毛を立てるように残したカットは他の犬種では見られない独特な風貌をベドリントン・テリアに与えます。長く垂れた耳の先と尻尾の先だけ毛を残して短くカットしてしまうのも特徴的ですね。

残念ながら日本ではベドリントン・テリア自体とても頭数が少ない希少な犬種のため、特有のカットをしてもらえるトリミングサロンを見つけることが難しいようです。

確かにベドリントン・テリアらしい見た目を望むなら冠毛を残した独特のカットが1番ですが、プードルのようにカットしたり、長い耳をいかしてちょっと縄文人のような真ん中にくびれを入れたカットにしてみたり、柔らかく豊富な被毛でさまざまなスタイルを楽しむのもまた魅力的ですね。

色が変わる?羊のように柔らかい不思議な被毛

ベドリントン・テリアが子羊のような風貌といわれる要因の1つは、柔らかくてフワフワの緩いカールがかかった被毛をしていることでしょう。この被毛はアンダー・コートとオーバー・コートからなるダブル・コートになっていますが、アンダー・コートとダブル・コートが均等に入り混じっているため換毛期がなく、抜け毛が少ない犬種だといわれています。

カラーはブルーがかったグレー、レバー、薄い茶色のサンディーとなっていて、これらにタンが入ることがあります。

この被毛の特徴的なところは成長の段階でどんどんと退色しカラーが変わっていくことです。そのためベドリントン・テリアの子犬は成犬とはまるで違う、ブラックやブラウンなどの濃い色をしています。成長に連れてまるで違う色になっていくのを楽しめるのも、ベドリントン・テリアの魅力の1つですね。

テリア?サイトハウンド?独特の体つきも魅力的

ベドリントン・テリアはテリア・グループの犬種にも関わらず、その体つきはどちらかというとサイトハウンド系の犬種のような特徴を持っています。

まず背中から腰かけて独特のしなやかなアーチを描いていて、体は細身で均整の取れた筋肉質な体つきをしています。特徴的なのが左右の前足が、肘よりも足先に行くにつれて狭まっているところです。体つきだけを見ると本当にサイトハウンド系の犬種のようですね。

はっきりとしたことはわかっていませんが、ベドリントン・テリアはさまざまな犬種との異種交配の結果として誕生した犬種ではないかという説があります。その際にスピードをあげるためにウィペットとの掛け合わせが行われた結果、サイトハウンドのような体つきになったのではないかといわれていますが、定かなことはわかっていません。

どちらにしてもベドリントン・テリアは、テリアの気質とサイトハウンドの速さを兼ね備えた、稀有な犬種であることは確かです。

おっとりなの?短気なの?性格も特徴的

ベドリントン・テリアの性格は2面性の1言につきるようです。

普段はおっとりとしているのですが、1度スイッチが入ると短気で喧嘩っ早いテリアの気質が顔を出すようです。そのスイッチの入り方が瞬間的なので注意が必要な点でもあります。

飼い主に対してはとても忠実で優しく、家族と一緒に過ごしている時は落ち着いていて穏やかに過ごすことができるタイプなので、家庭犬としては最適な犬種だといわれています。感情の表現もとても素直でわかりやすく、大好きな外遊びに連れて行ってあげると嬉しそうに走り回ったりします。

ところがそんな素直で穏やかな性格とはうらはらに、他の犬に対しては激しい攻撃性を見せることがあるようです。自分から攻撃を仕掛けるようなことはあまりありませんが、相手から仕掛けられると勇猛に立ち向って行ってしまう傾向があるようですね。

小動物についても室内で小さな頃から一緒に生活しているような場合は、特に攻撃をするようなことはありませんが、外で動いている小動物を見たりすると猟犬の血が騒いで追いかけて行ってしまうようなところがあるようですね。また飼い主の気持ちに敏感なところがあるため、飼い主にとって見知らぬ人に対しては警戒したようすを見せるようです。そんな気性を利用して番犬としても活躍していたようですね。

見た目と相まっておっとりした普段の雰囲気のうらに隠された猟犬としての本能が、ベドリントン・テリアは羊の皮を被ったオオカミだといわれる要因なのでしょう。確かに少し注意が必要で犬に慣れていない方が飼育するのには不向きな犬種かもしれませんが、その複雑な性格もまたベドリントン・テリアの魅力の1つなのです。

魅力溢れるベドリントン・テリアの世界

いかがでしたか?

ここにご紹介したのはベドリントン・テリアの魅力のほんの1部です。人にも個性があるように犬も1匹1匹違った個性を持っていますから、その魅力もまた十人十色です。

ただその魅力を引き出すためにはしっかりとしたしつけと、社会性がきちんと身についていることが前提になります。ベドリントン・テリアは前にも書いたとおり勇敢な1面を持っていますので、飼い主が常にリードして攻撃性を抑えられるように訓練しておく必要があります。

ベドリントン・テリアとの生活を魅力あふれるものにするためには、十分な準備とベドリントン・テリア に対する正しい理解が大切なことは忘れないでください。

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