2016年6月11日更新

【動物看護士が解説】介護を手助けしてくれる、ペットの外部サービスとは?

愛犬、愛猫が高齢になり、病気がちになると食事や排泄、投薬やリハビリなどやらなくてはいけないことが1日の中にたくさん詰め込まれることになります。そうすると、飼い主さん自身が疲れてしまったり、外へ出かけられなくなったりすることが増え、お互いの負担になってくることがあります。

少し休みたいな、と思った時、安心して犬猫を任せられる場所を今のうちから探してみませんか?

老老介護や介護疲れは人間だけじゃない

介護は本当に疲れるものです。身の回りのことをしていると1日があっという間に過ぎて、夜もケアに追われ、寝る時間も削られます。
犬や猫は若い方たちだけが飼っているわけではなく、高齢者の方々も家族の一員として迎えていて、高齢者の方が高齢の犬や猫のケアをしなくてはならないことも多々あります。

犬や猫が寝たきりになれば、定期的な寝返りやマッサージ、排泄、食事、体のケアをつきっきりでしなくてはなりません。普通でも大変なのに、これを高齢者の方がするのは更に大変でしょう。

また、若い方であっても、仕事があって家を留守にしがちであったり、休日のお出かけや息抜きに出られなかったりすることもあります。
たまには休みたいな、と思っても、放っておいてはいけないし、仕方なく置いて出てきて何か問題が発生した場合、あの時置いてこなければ…と深く後悔してしまうことになるでしょう。

そんなとき、飼い主ではない、第三者に預けることができたら、少し負担が和らぐと思いませんか?

充実してきた介護サービス

犬や猫の寿命が延び、”介護”という新たな問題が出てきた当初はまだ頼れるサービスが少なく、飼い主さんだけがこの負担を抱えることになっていました。しかし最近では訪問介護や介護施設などのサービスが増え、珍しいものではなくなってきています。

信頼できる場所を見つけられれば、少しは介護疲れから解放され、今までよりももっと心に余裕を持って愛犬、愛猫のケアをしてあげられることでしょう。

介護施設のご紹介

訪問介護

今1番主流になっているといえる、訪問介護。プロのスタッフが自宅へ来てくれ、散歩や食事、排泄のお手伝いをしてくれます。中にはシャンプーをするなど、高齢でトリミングサロンを断られてしまうような犬や猫には嬉しいサービスもあります。

寝たきりだと普段外に出すのは難しいですが、介護用カートを持ってきて、気分転換の散歩に連れて行ってくれたりもします。プロならではの工夫やケアの仕方を見れば、勉強になることも多いかもしれません。

飼い主さんが外出している間、ペットシッターのように連れ添っていてくれるところもあれば、飼い主さんの在宅が条件のところもあります。利用したいスタイルに合ったサービスを行っているところを探すと良いでしょう。また、個人でこのようなサービスをしているところもありますので、本当にきちんとした技術や知識があるのか、人柄はどうか、扱いはどうかなどきちんと飼い主さんの目で確かめる必要もありそうです。

老犬、老猫ホーム

数はあまり多くはありませんが、老老介護で自宅のケアには限界がある場合や、留守がちで介護が出来ない、半日や数日預かって欲しいなどの場合にとても役立つ施設です。中には長期滞在、終生滞在など、施設により様々なスタイルがあるようです。

動物病院

1番安心できるのは、やはりかかりつけの動物病院で預かってもらうことです(ペットホテルもしているところに限ります)。持病やこれまでの経過、性格などもよく把握してくれているので、犬や猫に合った理想のケアをしてくれることでしょう。長期の滞在は難しいと思いますが、相談次第で受けてくれるところもあるかもしれません。
また、滞在中に体調の変化があればすぐに対応してもらえるので安心です。

息抜きは”愛情”

24時間毎日つきっきりでいると心に余裕がなくなります。思い通りにいかないこともあり、時には苛立つこともあるでしょう。
つきっきりでいることも愛情ですが、誰かに任せて預けることも悪いことではありません。

心に余裕を持って、笑顔でケアをすることが1番の愛情です。”預ける”、”任せる”という行為に罪悪感を持つ必要はありません。信頼できる施設を見つけて、適度に息抜きをしながら介護をすれば、愛犬や愛猫との残り少ない時間をより幸せに過ごせるかもしれませんよ。

Neige



動物看護士/トリマー

現役動物看護師・兼トリマー。 生涯学習、駆け足で前に進む医療にマイペースに追いかける毎日。 犬猫に関する色々なことをわかりやすくお伝えします。

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